サーファー・エンリケの巻

走ることに喜びを感じていたルイス・エンリケ元バルサ選手。いつかは本格的なマラソンに参加できるようになるため、これまで10kmマラソンに挑戦し経験を積んできた。そして3月か4月には家族全員でオーストラリアに向かい、旅行を兼ねてのブリスバンマラソンに参加することまで決めていた。だがここにきて、ちょいとスケジュールを変更することにしたようだ。なぜなら今から1週間もしないうちにエンリケ家全員でオーストラリアに向かってしまうからだ。1月14日、エンリケ一家はバルセロナを出発しオーストラリアへと向かう。滞在予定期間は半年間。そう、何と半年間の滞在だ。

この半年間の旅での目的は三つある。一つは、体調が許しさえすればもちろんマラソンの大会に参加すること。二つ、これまで密かに勉強してきたイングリッシュの完成度を高めるため語学学校に通うこと。そして三つめにしてこのオーストラリアでの長期滞在の最大の目的、それは大好きなサーフィンのテクニック度をさらに高めること。太陽と海がある彼の大好きな環境のもとで、こうして半年間のオーストラリア滞在がおこなわれることになる。そして夏の到来と共にバルセロナに戻ってくることになるエンリケだが、その後のことに関してもしっかりと生活設計をたてているようだ。まずコーチのライセンスをとるためにコーチングスクールに通うことがこの夏からの最大の課題となる。つまり将来は監督にでもなろうかという魂胆。

げすな話となるものの、こういう生活が可能となったのもすべてガスパー当時会長のおかげであります。クルービー、レイジゲル、プジョー、そしてガッツに対し並の会長ではとてもとても不可能と思えるとんでもない気前のいい年俸値上げをしたガスパーさんのおかげであります。ちなみにそのガスパーさんはホテル王でもあり彼もまた彼なりに将来の目標を立てているようです、彼が会長を務めるホテルチェーンHUSAが現在所有しているホテル数は約150ほど、それを2010年には500にするんだと息巻いておられます。頑張ってください。(2005/01/10


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