長期負傷者たちは今の巻

まず2004年9月11日、長期負傷者シリーズ第一弾として口火を切ったモッタからスタートしよう。手術もリハビリも順調にいっている彼はこれまでサンパウロでシコシコとリハビリを続けてきたが、ついに最終段階に入り来週の月曜日にはバルセロナに戻ってくる。彼の目標は2月の末までには合同練習に参加できるようになること。このままリハビリ状態が良好に進めばそれはじゅうぶんに可能なことのようだ。このシリーズのスタートとなった選手だけに後からシリーズに参加してきた選手たちより復帰が早いのは当然と言えば当然の話。

そして2004年9月23日、長期負傷者シリーズ第二弾となったガブリ選手。彼は映像でも見られるようにジムとプールを行ったり来たりしながらリハビリを続けている。ロナルドみたいにポッチャリとなった彼の目標は遅くとも3月一杯には現場に戻れるようになること。それはこのシリーズ第三弾2004年10月3日に負傷したエドゥミルソンにも同じことが言える。彼の場合はモッタと同じようにサンパウロでリハビリに励んでいるが、来週の月曜日にはモッタと一緒にブラジルを引き揚げて最終段階チョイ前の体勢に入るためにバルセロナに戻ってくる。

この負傷者シリーズの幕を閉じる形で2004年11月22日に最終ランナーとなったラルソンだが、負傷したのが一番最後ということもあるし、年齢的な問題からも目標は来シーズン復帰にかけるものとなる。彼に関する新しい状況はようやく松葉杖がとれ自力で歩行が可能になったことだ。シリーズ先輩たちのようなリハビリはまだおこなわれていないものの、バルサドクターたちが計算してきたリハビリメニューどおりに回復が進んでいるらしい。というわけで、4月の初めにはこれまで試合事に招集されてきたバルサ一部選手のうち何人かが、アット驚く非招集という贅沢な出来事が訪れるかも知れない。(2005/02/02


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