ジョルディ・クライフまだ選手の巻

昨年の10月に「アラブ首長国連邦のドバイにあるナントカクラブからのオファーを受けたジョルディ」君に関してはすでにこのコーナーで触れているが、その後長い間音信不通状態であった。その彼に関するニュースだが、どうやらドバイに行く前に負傷してしまい結局どこにも行かずじまいで今日まで来ているようだ。

ドバイのナントカチームからのオファーを受け、バルセロナで練習に励んでいた彼に再び不運な負傷が襲ったのは10月の中旬。もう慢性病と言って良いかも知れないヒザの負傷を完治するため、12月にはラモン・クガット医師の手によりメスを入れている。そう、ガブリやメンディエッタ、そしてグアルディオーラなどがお世話になっている例のラモン・クガット医師による手術だ。そして彼は今日までリハビリに励む生活となっている。
「昨シーズンの途中から抱えていたヒザの痛みではあったけれど、ラモン・クガット医師と相談した結果、手術をしないで外部からの治療を続けながら様子をみていこうということになっていた。シーズンが終わり一人で練習している限りどうってことのない負傷だと思っていたんだけれど、ドバイからのオファーを受けてから本格的な練習に入ったとたんガク〜ンと痛み出してきた。再びラモン・クガット医師に診てもらった結果、やはり手術するのが最適な方法という結論に達し12月に手術をすることになった。今はリハビリが続く毎日だけれど順調に来ていて手応えはいい。」

まだ現役生活にサヨナラしたわけではないジョルディ・クライフ。彼にとって今シーズンはすでに終了しているものの来シーズンには完璧な体調を作ってどこからかのオファーを待つことになる。リハビリ生活は誰にとっても孤独なものだ。それはジョルディにとってもガブリにとっても変わりはない。したがってジョルディにとってリハビリ生活は他の負傷者と違いはない。彼に本当の孤独がやって来るのは、リハビリが終わり一人で練習を開始してからだ。かつての多くの同僚がプレステージをグループでおこなうのに比べ、彼は一人で練習に励まなければならないからだ。(2005/02/05


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