バルサユニの巻

来シーズンの開始当初からか、あるいはもう少し先からとなるかは別として、バルサユニに胸ロゴが入るのはよくわからないソシオ審議会なるものによって承認されている事実であるから既成事実と言ってもいい。だが、もし可能であるならば、13万ソシオの全員投票によって是非を問うのが理想的だと思う。と、まあ、胸ロゴの話はおいておいて、来シーズンのバルサユニに関して同じように気になることが三つほどある。

クラブ創設当初は白とか黒のパンツをはいていたバルサだが、1920年代から第一ユニはブルーのパンツと決まっていた。ということはすでに85年の歴史を持つカラーということだ。それをなぜエンジ色としなければならないのか。あのいつだったかヌマンシア戦でのカッコ悪さを思い出すし、まさか“紅”なら中国で売れるとでも思っているわけではあるまいな。

第二ユニのこのカラーセンスの悪さは何なんだ?今シーズンの最初の試合に第二ユニであるアスールユニを着用して90分戦ったその翌日、今シーズンのナイキとの契約ではこのユニを5回着用するというサインがなされているという噂がたったが、事実5回着用してからここのところお目にかかっていない。このミットモナイカラーのユニも5試合着用するのだろうか。

クビの部分とパンツの下の部分にカタルーニャのミニエスクードを付けることは必要なのだろうか。それでなくとももう袖の部分にはTV3のミニエスクードが縫いつけられてゴチャゴチャとしてきているし、そもそもカタルーニャのミニエスクードはバルサのエスクードの中に描き込まれているものだ。現在のバルサパワーポイント理事会がいつか終わりを見るとき、ラポルタを筆頭に大多数の理事会の人間がカタルーニャ選挙に打って出ようというのがミエミエではないか。

幸いなことに、このパンツカラーも第二ユニカラーも、そしてカタルーニャミニエスクードも、今のところ“一つのアイデア”に過ぎないらしい。このまま“一つのアイデア”に終わりますように。今回は気になるあの人ならぬ、気になるユニ話。(2005/03/24


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