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あのとき、カンプノウはゴールにわいた。そして、歴史は繰り返す!
1990-91 2-1(Bをクリック! QT 1.5MB) |
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すべてに“0”(02/11/24)
クルイベルのゴールを無効にした審判、臆病な采配をしたバンガールとデル・ボスケ、空瓶を投げつけたバルサラジカルグループ・ボイショスノイス、そしてそれを正当化しようとしたクラブ会長ガスパー、彼らすべてに“0”採点をつけよう。 誰も成長していないかのようだ。世界中が注目するクラシコ・カンプノウの舞台で、まったく成長していない主人公たちによる“スペクタクル”が展開された。その“スペクタクル”を作り出した最大貢献者はバンガールであるのは間違いない。なぜなら輝かしいバルサのバルサたる所以である攻撃フットボールを放棄したのが彼だからだ。すでに方向性を失った彼にできることは更にノートにしがみつき、試合終了後に自らのチームが生み出したゴールチャンスの多さを誇りそして不運を嘆く。ここ何年かの最低のレアル・マドリ相手に、しかもステージはカンプノウであるというのに、彼が用意したデランテロはクルイベルわずか一人と超消極的なものであった。マドリの選手を見てみよう。サルガド、パボン、マケレレ、ソラーリ、カンビアッソ、グッティ、ブラボ、ミニャンブレス、ラウル・・・・。そして試合終了間際にやっと投入を決意することになるオーベルマルスとサビオラ。デル・ボスケに関してはいまさら語る必要もないだろう。しかも彼はイエロ、ジダーン、そしてロナルドまで失っての試合だ。最初から勝つ気などなかったのかも知れない。 アンダルシア州庁舎に勤める役人メディアーナ・カンタレッホ。彼にももちろん“0”称号を捧げよう。クルイベルのゴールを無効にし、ありもしないいくつかのオフサイドをバルサ選手に贈呈した主審と線審たち。「こうやって、こうやって、マドリは勝つんだ!」というカンプノウではお馴染みのバルセロニスタによる叫びを生ませた戦犯の一人でもある。だがそれだからといって北ゴール裏を陣取っていたボイショスノイスの行動を正当化することはもちろんできない。97.800人のバルセロニスタが怒濤のようなブーイングによってフィーゴを非難していたのに、わずか200人の“物を考える”ことを拒否している若者によって試合が中断される。 そしてその行為を安っぽく正当化しようと試みたガスパーももちろん“0”の王様だ。例え審判のミスやフィーゴの挑発があったとしても決して正当化してはならない彼らの行為。試合後のまだ熱いコメントだったとはいえ、バルサの会長が語ることではない。そしてそのガスパーの言葉に追従したバンガールもお粗末の限りだ。 |
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引き分け、得るものなし(02/11/24)
パッションだけでは試合に勝利することは不可能だった。ゴール、ゴール、それがこの試合に欠けていたもの。誰しもが理解するのに苦労する審判の判断は別としても、ありあまるパッションが存在しながら、やはり決定力に欠けていたバルサを認めないわけにはいかない。 試合前の練習時間にグランドに姿を表したバンガールが観客席を見ながら思わず微笑んでいたのを我々は見逃さなかった。強い雨が降るこの日のバルセロナ。それにも関わらず、大勢のバルセロニスタが試合開始30分前から続々と自分の席につこうとしていた。ガスパーやバンガールによる「お願い」などまったく必要ないいつものクラシコの風景がこの日も繰り返される。会長や監督が「12番目の選手」の必要性を呼びかけなどしなくても、これまでバルセロニスタがバルサを裏切ったことは一度足りとしてなかったではないか。少なくともマドリ戦ではバルセロニスタが裏切ったことなど一度もない。いかに、そう、いかにチームの調子がイマイチであろうが、そしてベンチで指揮をとる監督がいかに気に入らない人物であろうとだ。 バンガールがすることはたった一つ。ひたすら勝利を得るために攻撃的にチーム編成をすることだった。大雨の中をカンプノウに駆けつけた10万バルセロニスタの心意気に応えるためには勝利しかなかった。しかも相手は何人かのクラックが欠場している「宇宙からやって来たチーム」ではないか。イエロはすでにだいぶ前から欠場が決まっていたし、ジダーンは試合前日に欠場が決定し、ロナルドは試合開始前に風邪をひいてすでにマドリッドに向かっていた。「宇宙からやって来たチーム」は、どこにでも転がっているタダのチームとなっていた。 だがバンガールの組み立ては一人のデランテロというものだった。クルイベルが一人相手ゴール前に立つことになる。サビオラはベンチに座っている。健康そうに見えるオーベルマルスもベンチに座っている。メンディエッタもモッタもサイドを切り崩すことなく、ひたすら孤立した状態で一人時間をつぶすクルイベルがゴール前にいる前半となる。 だが後半、バルセロニスタのパッションが選手たちを動かせる。バルセロニスタ最大の敵ナンバーワンのルイス・フィーゴの存在も観客席を熱くさせている。必要以上に熱くさせている。攻撃に向かうバルサの選手たち。だが方向性が保たれていない攻撃はスペクタクルな攻撃と言うよりは、まさにパッションだけによる攻撃となる。最後の最後の詰めが甘いバルサは得点を獲得することができない。幸運を探さないものたちに幸運の女神はやって来ない。0−0、あまりにもさみしいスコアー。得るものはほんの少し、わずか1ポイント。いや、はっきり言った方が良いかも知れない。この結果は何も得たものがないのだと。
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挑発者、ルイス・フィーゴ(02/11/24)
2年前に白いユニを着て初めてカンプノウを訪れたルイス・フィーゴ。まだその時には「やましさ」という言葉を知っていたのかも知れない。だが昨日カンプノウに現れた彼は完全に挑発者として変身していた。カンプノウで過ごした何年かの充実した期間をいっさい過去へとおしやり、見事に居直たポルトガル人の姿があった。 かつてバルサ選手としてカンプノウでの主役の座を勝ち取ったルイス・フィーゴが、居直った裏切り者として再びカンプノウでの主役の座を試みた。後半27分、左コーナーキックを蹴りに向かうフィーゴに向かってあらゆる種類のものが投げ込まれる。だが、残念ながらというべきか、このようなシーンは熱い試合ならどこのスペインのグランドでも毎試合見られることだ。フィーゴがしたこと、それは投げられたものを一つ一つ確認するように拾い上げゆっくりゆっくりとコーナーキック地点に向かうこと。そして「これでは蹴れない」とばかり再びグランドの中に戻ってきたことだ。この行為が更にバルセロニスタを熱くする。しかも彼は拾い上げた一つのプラスティックボトルを審判にわざとらしくさしだした。この罠にはまったメディーナ・カンタレッホ。マドリ選手がベンチに引き返していくの見ながら一時的な試合の中止を宣言。試合は10分以上中断されることになる。 だがこの果てしなく裏切り者であり、卑怯にして挑発者と変身したルイス・フィーゴの行為をもってもしても、決して一部のバルセロニスタがおこなった行為を正当化することは不可能だ。不可能どころか決して正当化してはいけないことだ。すべてのバルサソシオが誰をどのように非難しようとそれは彼らの権利であることはもちろんだ。彼らは我がバルサの持ち主でありクラブの存在基盤となる人たちなのだから。しかも、これまでバルセロニスタはフェアープレーの精神を持つファン層として知れられてきたではないか。フィーゴの挑発を認めることはできないと同時に、その挑発に乗ることももちろん否定されなければならない。わずか何百人という一部のバルセロニスタによりクラブの名声に傷をつけることを許してはならない。 ■バンガール もちろん一時的に試合が中止されたことを残念がるバンガール。あの中断でバルサが抱えていた良い雰囲気を壊してしまったと語る。そしてその責任はフィーゴとメディアにあると語るバンガール。 ■プジョー、チャビ チャビもプジョーと同じように非常に悔しがっている選手の一人だ。そしてエネルギーを消費してしまって疲れ切った表情をしている。
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バルセロニスタの魂を すべてカンプノウへ!(02/11/23) 今日2002年11月23日土曜日21時、ステージはカンプノウ、世界中のフットボールファンが注目するバルサ・マドリによるクラシコの幕が開く。この1週間、カタルーニャの多くの町で、村で、通りで、オフィスで、商店で、学校で、ラジオ・テレビ・新聞等のメディアで、そしてそれぞれのファミリーで、語られてきたクラシコが数時間後に開始される。この世界中が注目する試合に26カ国から700人のジャーナリストがバルセロナに集まっている。ヨーロッパ各国にはもちろん同時中継されるがその他にもイスラエル、アメリカ、アルゼンチン、ブラジル、ベネスエラ、エクアドール、チリ、そして中国や日本などにも中継される予定だ。 バルセロニスタのすべての魂を、カタルーニャやスペインでだけではなく世界中に散らばるバルセロニスタの魂を、すべてカンプノウに結集し“12番目の選手”となりバルサの勝利に貢献しよう。バモス!バルサ! ■100.000人対11人 ■1984年以来リーグ戦負け知らず 1984/85 バルサ-マドリ 3-2 ■バンガール対デル・ボスケ バンガールはアヤックスであろうがバルサであろうが、そしてオランダ代表であろうが常に己のフィロソフィーを選手たちに浸透させて戦ってきた監督。したがってチームが勝利することも敗北する(選手に対して集中力や闘争心の欠如とかを批判するが)こともすべてバンガールノート次第となる。 デル・ボスケは彼のフィロソフィーに決まったシステムがあるのかどうかは別として、システムそのものにはこだわらない監督。クラック選手に与えられた完全な自由さにより彼らにとって“良い日”であれば圧勝するし、彼らにとって“悪い日”であればもちろん結果は見えている、 ■クルイベル対ロナルド ■リケルメ対ラウル ■プジョー対フィーゴ ■メンディエタ対マケレレ |
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フィーゴには熱烈歓迎、ロナルドには無視(02/11/23)
マドリッド空港を飛びだったマドリ御一行は昨日の午後8時にバルセロナに到着。今日の試合に備えてバルセロナのホテルに宿泊し、緊張の一夜を過ごした。バルセロナの空港にはカタルーニャに住む多くのマドリディスタが迎えに、そして彼らが宿泊したホテルにはバルセロニスタが、それぞれ彼らなりの歓迎風景を。 ■バルセロナ空港 マドリディスタ1000人 ■ディプロマティック・ホテル バルセロニスタ300人 |
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いよいよ今日です(02/11/23)
試合前日(22日)の記者会見でお茶目ぶりを発揮したバンガール。これまで通りマンマークをつけての戦いになるだろうが、誰を誰につけるのかと聞かれて次のように答えている。 メンディエタが右サイドにくることが決まれば彼はロベカルに特別な注意を払う選手となる。くっつき放しで下から上までご一緒の選手となる。ジダーンが来なくなったことにより彼への注意係と用意されたコクーは他の選手に注意を払うことになる。試合前日の報道陣シャットアウトの練習で「見られた」バルサのディフェンス布陣は左ラテラルにプジョー。これが意味するものは一昨年と同じようにフィーゴに超接近しての注意を払う仕事をプジョーがすることになりそうだ。セントラルの二人はデ・ボエルとガブリが担当し、ラウルとロナルドに注意を払うことになる。 この4−2−3−1システムで唯一あやふやなところは、スタメンにモッタを起用するかあるいはサビオラを試合開始から起用するかというとこだろう。もしモッタがスタメンで出場するのであればいつも通り左サイドにつき、メンディエタが右サイドとなる。だがサビオラがスタメンで出場した場合、メンディエタは左サイドに配置換えということになるだろう。 ●バルサ召集選手(スタメン候補) ●レアル・マドリ召集選手(スタメン候補) ●負傷中 |
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連載・今日のオーベル(02/11/22)
ふつ〜の朝を迎え、ふつ〜の朝食を済まし、ふつ〜にカンプノウまで車で到着。そしてふつ〜に練習に参加し、ふつ〜に練習を終え、どこでも転ぶこともなく、どこにも頭をぶつけることもなく、お腹も足も痛めないまま、自宅に帰り昼食を無事に終了。そして午後には今夜のねぐらとなるホテルに。よし、ここまでは何もなく明日の試合を迎えることができるぞ。 |
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クラシコにおけるメディア(02/11/22)
カタルーニャメディアやマドリメディアもそれぞれの戦いを始めている。バルサ・マドリとも会長がかわってからというもの、紳士協定とかなんとかでいやらしい関係が続き、選手たちも常識家が多くなったようでお互いを非難するようなコメントは少なくなった。それでもメディアの間では連日のように各地方で独自の戦いを続けている。もちろんカタルーニャメディアはバルサの勝利を信じ、マドリメディアはマドリの勝利を予想する。 ■カタルーニャメディア Ramon Besa(El Pais En Catalunya) Enric Ban~eres(La Vanguardia) Lluis Canut(TV3) Jordi Baste(Catalunya Radio) Christian Garcia(Ona Catalunya) ■マドリメディア Antonio Abellan(Cadena Cope) Gaspar Rosety(Onda Cero) Elias Israel(Marca) Alfredo Relan~o(As) Enrique Ortego(Abc) |
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サビオラ、新しい靴で勝負!(02/11/22)
奇しくも明日のクラシコが新しいシューズを履いての初めての試合となるサビオラ。ベッカムやクルイベル、チャビなどと同じアディダス仲間となって登場だ。日本での親善試合を終えて昨日の夕方にバルセロナに到着したサビオラはボナノと一緒にカンプノウに直行。19時30分から開始された練習に元気に参加している。 彼もまたこの試合に勝利するための重要な要素はソシオが握っていると考える一人だ。 |
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ジダーン欠場!!!!!!!!!!!!!(02/11/22)
ジダーンのクラシコ欠場が決定。背中の痛みがとれずクラシコどころではないようだ。したがって彼はカンプノウに来ない。彼はカンプノウに来ない。彼はカンプノウに来ない。彼はカンプノウに来ない。彼はカンプノウに来ない。彼はカンプノウに来ない。彼はカンプノウに来ない。彼はカンプノウに来ない。彼はカンプノウに来ない。彼はカンプノウに来な〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!! |
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クルイベル、ゴールの予感(02/11/22)
アラベス戦でハットトリック・クルイベルとなり、100ゴールまであと2ゴールと近づいたクルービー。だがそれからなかなかゴール運に見舞われていない。それでも水曜日のドイツ代表との親善試合で先制点を決め、久しぶりにゴールの味を噛みしめた。 だがもちろんそんな個人的なことよりもっとも重要なことは誰がゴールを決めようがバルサが勝利することだ。そのためにはバルセロニスタの役割も大きなものとなるだろうと語るクルービー。 |
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ガッツ、明日はバルセロニスタの一人として(02/11/22)
メレンゲにとってもっとも恐ろしいバルサの選手、それはルイス・エンリケに違いない。これまでのクラシコで何回となくゴールを決めてきた我らがカピタン。だが明日のクラシコではグランドの中で彼の姿は見られない。この試合に出場することを目標におこなってきたリハビリもついに間に合うことなく今日に至っている。残念、と彼は言う。 それでもシーズンは長いことも知っているガッツ。明日はソシオの一人として観客席に陣取り、力の限り同僚を応援していこうと思う。心にバルサカピタンマークをしまい込み、10万ソシオの一人として「12番目の選手」として90分間一生懸命応援し続けようとするガッツ。 マドリではイエロが負傷欠場、バルサでは彼以外にもアンデルソンとかクリスタンバールとかが長い負傷生活を送っていて試合に出場できない。だがそんなことをとやかく言ってもしょうがないと語るガッツ。 |
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メンディーナ・カンタレホ審判(02/11/22)
明日のクラシコを吹くメンディーナ・カンタレホ主審は、セビリア生まれ38歳、父も祖父も審判という家系。1998年から1部リーグの審判をつとめる彼は、昨シーズンは最優秀審判に選ばれており、今年の1月からは国際審判としてUEFAに登録されている。 昨シーズンは16試合審判を務め、カードは1試合平均5.38枚。そして結果は地元チームの8勝1分け7敗。しかし今シーズンは今までに5試合審判を務め、地元チームの3勝2分けで、地元負け知らず。 これで4シーズン目に入ったカンタレホ審判の評判は、ペナルティーエリア内でのファールに厳しく、PKを吹くことに躊躇しないということ。そしてそれはまた論議の中心になる審判であるということも意味する。昨シーズンのガリシアダービーを吹いたカンタレホは、それ以後セルタの一番の敵と見なされているし、今シーズンはラーヨ対ラーシングで、50のファール、9枚のカード、1人の退場、3つのPKを吹くスキャンダラスな試合展開をみせている。 |
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スーパーリケルメの登場か(02/11/22)
このクラシココーナーが始まってから、リケルメのコメントはいっさい見つからない。それどころか彼はデポルティーボの試合が終わってからいっさいメディアとの関係を絶っている。大勢の代表選手が旅だった最中におこなわれた練習後の記者会見にもリケルメは呼ばれなかった。メディアも彼にコメントを求めないし、クラブ側も彼に記者会見に出席しろとは言わない。 大試合の前には精神統一をはかるために、リケルメはいっさいのメディアとの関係を絶つことで知られている。アルゼンチンにいるときも、リーベルとの試合がある週はいっさいメディアの前に登場していない。メディアもこの時期となると彼にコメントを求めない。バルセロナメディアもそのことを知っているから彼にはコメントを求めないのだ。だからマドリ戦の前には彼のコメントはいっさい存在しないことになる。 精神統一をし集中力を高めるリケルメ。彼のスタメン出場は100%間違いない。ポジションもボカ時代のような“エンガンチェ”、つまりメディアプンタの真ん中という位置で自由に動けるプレーとなるだろう。この試合だけは彼の特性を最大限に活かして勝負にでようとするバンガールシステムが予想される。 この予想は単なる空想ではなく、ある程度根拠のある話だ。デポルティーボ戦が終了した翌日、クラブ首脳陣はバンガールを呼び出し試合の「総括と反省」というテーマで話し合っている。その席でバンガールが語りだしたことは誰もが驚くことであったという。なぜなら、リケルメの不在が一番の大きな原因だったと語ったのだ。ビッグチームとの大試合にはリケルメの存在が必要不可欠と考えるバンガール。それを知ってか知らずか、リケルメはいつもの大試合の前のように精神統一をはかって、スーパーリケルメに変身しようとしている。クラシコ、リケルメに期待していい。 |
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仲間割れでござりまする(02/11/22)
ディフェンスの選手とデランテロの選手はやはりお互いをマークし合う仲となるらしい。それは同じチームに在籍していても同じようだ。 これをブルガリア戦後に聞いたマドリ陸上部所属のサルガドが怒りを表して同僚を批判している。 |
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観客席から望むもの(02/11/22)
Carlos Perez De Rozas ガブリがロナルドに、プジョーがジダーンに、レイジンゲルがフィーゴに、チャビがラウルに、そう、クラシコが近づいてくるにしたがい明らかにされていくバルサの個人マーク。だが、相手をつぶしにかかる個人マークの話しが聞けても創造的な攻撃の話は聞こえてこない。どのように攻撃を組み立てて、何点を狙っていくのか。そんな話はまだ一度も聞いたことがない。 観客席に座る我々が見たいクラシコ、それは5−4という試合。スペクタクルであり、スリルに満ち満ちている試合。だが残念ながらバンガールのノートにはどのようにして5点を獲得していくかということは書かれてはいないし検討されてもいないだろう。過去のマドリが戦った試合を何回も何回も見ながらノート作りをしているバンガールからはそのようなアイデアが生まれるわけがない。そして彼がノート作りにいそしむのであれば、試合まですることのないバルセロニスタの我々もノートを作ってみようではないか。 1.クルイベルに対する禁止事項として、ボナノには極力近づかないこと。できればハーフラインも踏んではいけない。ひたすらカシージャへのプレッシャーを心がけよう。 2.審判が試合開始の笛を吹いた瞬間、グラウンドにサビオラとリケルメがいること。若いサビオラに疲れているなどということを言わしてはいけない。途中交代からではなく、最初の1分からカンプノウに立っていること。 3.このお祭り試合ぐらいリケルメに限りない自由を与えよう。一つの駒として彼をしばるようなマネはしないで欲しい。彼の思うままのプレーをさせるべし。それが我々が楽しむ条件でもある。 4.自陣での“ロンド”の悪習をやめよう。もし素速いボール回しがしたいのなら、相手ゴールにより近いところでおこなうべきだ。そうでなければ“ロンド”は練習場のミニエスタディでおこなう方が良い。 5.ゴールの可能性のある試合が見たい。横パスの団子試合より縦パスの素速い試合を期待したい。もしメンディエタが縦に切り込めないのであればロッケンバックを出すべきだ。そしてどこからでもシュートを狙わせよう、シュート、シュート、シュートなくしてゴールは入らない。 6.できるなら15分おきのゴールを望もう。15分おき、つまり90分で6点。だがそのうちの一つはクルイベルのオフサイド(そう、彼は常に相手ゴール近くにいなければならない)で無効になってもかまわない。だから5−0の試合となる。 7.個人マークなんかクソ食らえだ。そんなことは忘れて、ガブリ、プジョー、レイジンゲル、そしてチャビたちをすべて攻撃に走らせよう。攻撃の補助として彼らを前にやろう。年寄りジダーンやフィーゴ、恩知らずロナルドのことなどは忘れてしまえ。 8.そのロナルドが、なにかの間違いで4点入れたとしても問題にはならない。なぜなら我々は5点入れているのだから。 これらのことが可能となるためには最低限必要となることがある。それはバンガールが風邪をひいてベンチに入れず、貴賓席でガスパーと一緒に座って試合観戦となる状況だ。 |
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バルセロニスタ・ココ(02/11/22)
インテルのディフェンスとして活躍しているフランチェスコ・ココ。彼もまたバルサの選手たちと同じように今週の土曜日にはミランとのダービー戦が控えている。だが彼の頭の中の半分はバルサ・マドリのクラシコ戦にあるようだ。 |
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バルサカーラーで埋め尽くせ(02/11/22)
イムノと共に選手がグラウンドに登場する瞬間、98,260席が、バルサカラーのアスール(青)グラーナ(赤)のモザイクで埋め尽くされることになる明日のカンプノウだ。 カンプノウに入っていったバルセロニスタは、自分の椅子席の上にアスールグラーナの紙が置かれているのを見つけ事になる。それは、バルサの選手がグラウンドに入場してくるとき、全員で一斉に掲げ、カンプノウをバルサカラーのモザイクで埋めるためだ。掲げた紙の裏には一緒に歌うイムノの歌詞が印刷されている。そして、そのモザイクが現れるのは1回だけではない。バルサがゴールを決めるたびに浮き上がるのだ。 今まで何試合かこのモザイクはつくられてきた。例えば、ここでも93-94の5-0のムービーのなかでも見ることができる。ただし、その時は6万枚のモザイクだった。今回は全席だ。カンプノウがアスールグラーナの色に何度も何度も埋め尽くされるのが楽しみだ。 |
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