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それはまさに衝撃のデビューと言える。15歳にしてスペインU17代表選手となったボージャン・ケルキック、彼はルクセンブルグ相手の初戦後半から出場し、何とハットトリックを決めてしまった。
前半後半とも40分で戦われるこの大会、スペイン代表は前半に3点をもぎ取り楽な試合展開となっていた。そして後半のスタートからボージャンが登場。前半に2ゴールを決めているバレンシアのカンテラ選手アアロン・ニゲスに代わっての出場だ。後半7分、ボージャンはゴールエリア外からのロングシュートを決め、U17代表選手としての初ゴールを獲得。29分にもこの試合2つめのゴールを決めた彼は、試合終了4分前にドリブルで相手ゴールまで走り込み、すべてのデフェンサを抜き去ってのゴラッソを決めてハットトリック。最終的に1−7でスペイン代表の圧勝という試合となった。
アーセナル、チェルシー、マンチェスターなどのイングランドのクラブからのオファーが来ていることはすでに父親のボージャン・ケルキックやバルサカンテラ関係者が認めている。だが、セスクやピケ、あるいはフランなどという選手と違うところは、魅力的なオファーをすべて丁重ににお断りしているところだ。なぜならボージャン家を構成するすべての人々の願い、それは息子をバルサの選手として成功させることしかないからだ。したがってどのようなクラブが高額なオファーを出してこようが、ボージャンはバルサを離れない。クラブ側がいつの日か、彼を計算外選手と通告したときのみ彼らボージャン家の人々はオファーを検討することになるだろう。
「いつかスペイン代表選手としてゴールを決める日を夢見ていたけれど、まさかデビュー戦でハットトリックを決めることまでは夢見なかった。そして自分のデビュー日に奇しくもバルサがリーグ優勝を決めたこともあるし、一生忘れられない日となるだろうと思う。自分のデビュー、そして自分の愛するクラブの優勝、まるで盆と正月がいっぺんにやって来たみたいだ。」
そう語りながらU17代表のすべての選手のサインが入っているデビュー戦のボールを大事に抱えるボージャン。
スペイン代表の第二戦はこの大会参加チームの中で最もフィジカル的に強いと前評判のロシア代表。第一戦ではハンガリー相手に1−0で勝利しているチームだ。前半は0−0で終了し、この試合でもボージャンは後半から登場してきた。そしてスペイン代表は後半に3点獲得することになるが、このすべての得点にボージャンが絡んでいる。先制点は彼のアシスト、2点目は彼のゴール、そして3点目は彼のフリーキックから生まれた得点。これでグループ戦2試合を消化した段階でボージャンは4ゴール、この大会のピチッチとなっている。これは、凄いことだぞ。
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