Autobus(アウトブス)

バス

1950年代に生まれた言葉で、味方ゴール前にまるで大型バスを何台も配置するように自陣のディフェンス選手を並べるシステムを意味する。遙か昔、カルラス・レシャックという監督がバルサにいたが、最初にして最後のシーズンに時々この風景が見られた。だが配置されたバスがおんぼろバスだったため、車体に開いた穴からよくシュートを打たれゴールを決められた。あの風景を見る限り、ガチガチに守るために単にバスを並べればいいということでもないようだ。

またこのバス配置よりも更なる強固な布陣も存在する。その名をMurcielago(ムルシエラゴ)コウモリ作戦という。このコウモリ作戦を見たことは残念ながらまだない。どのようなものをコウモリ作戦というか。それは、ゴールポストにディフェンスの選手をまるでコウモリのように何人かぶら下げ、キーパーに協力してゴールを防ぐ作戦を言う。そういえば、レシャックが監督したシーズンに優勝したクラブのエンブレムにはこのムルシエラゴが入っていたっけ。