Arbitro(アルビトロ)

審判

イギリスを例外とし、世界中のフットボールファンから試合ごとに批判を受ける、そんな損な仕事をしている人たちをいう。アルビトロという呼ばれかた以外にもColegiado(コレヒアード)と言うこともよくある。また線審のことをJuez de linea(フエス・デ・リネア)とかLinier(リニエール)と呼ぶことが多い。

スペインリーグに限って言えば、審判になるためには資格をとるために審判養成学校(審判協会)を卒業しなければならない。そしてその審判養成学校がどの地域に属しているかによってこの審判の将来が決定されることになる。というのは、例えば、ある審判がカタルーニャにある学校の出身であれば、彼が一部リーグの審判に昇進したとしても決してカタルーニャに属するクラブが絡む試合には笛を吹けないからだ。同じようにマドリ審判学校出身の審判はマドリやAt.マドリ、あるいはラージョがらみの試合では笛を吹けないということ。地域意識が強いスペインならではのお話。また、数何年前からそれまで黒一色だった彼らのスタイルにも変化が起きてきている。黒では悪いイメージを与えるというのでカラフルな色のユニが多くなった。だがいずれにしても彼らのアンダーシャツは白であることは今も昔も変わってはいない。