Oscar Garcia
オスカー


1973年4月26日生まれ
1992−93シーズン、19歳でデビュー

御存知ガルシア三兄弟の長男。彼は1993年5月9日におこなわれたカディス戦でデビューしているが、そのままバルサAチームに残ったわけではなく、次の試合からは再びバルサBでのプレーがほとんどだった。カディス戦に抜擢されたのはグアルディオラが出場できなかったから。つまりこの選手もマシアが生んだ典型的な4番の選手だった。

その彼がアルバセテにレンタルされたのが1994年。1シーズンだけのレンタルだったが彼はここで大活躍をする。そして翌シーズンにはクライフによってバルサAチームに引き戻された。レンタル移籍という経験をしてクラブに戻ってくることができた数少ない選手の一人となったが、同じような経験を持つチャッピー・フェレールのようにクラブに戻ってきてから常にスタメンで登場するということもなかった。彼の自然なポジションにはペップという偉大な選手が活躍中だったからだ。だがロングシュートに才能を持つ彼をクライフは6番、あるいは8番の選手として起用していく。ロブソン監督時代にも同じような起用をされていく彼だが、バンガールが来てからベンチ生活、あるいは招集されることもない日々が続くことになる。そして1999年の夏、契約切れとなった彼はバレンシアに入団することになる。

契約切れと言えば聞こえは良いが、ほぼバンガールに追い出されるようなかたちでクラブを去っている。末っ子のルジェーはおとなしい性格をしていたが長男のオスカーはウリスト性格、バンガールと練習中によく揉めているシーンが流れていた。バレンシアに1年在籍したあとエスパニョールに移籍、その後レイダでプレーしていた。2005−06シーズン、レイダの選手欄に彼の名が見られないところを見るともう現役引退したのかも知れない。