Francisco Rufete
ルフェテ


1976年11月20日生まれ
1995−96シーズン、19歳でデビュー

1996年5月26日、アウエーでのコルーニャ戦でバルサAチームデビュー、セラーデスと交代して出場している。そしてこの最初の試合出場が、彼にとっては同時に最後のものとなっている。ロブソンが監督に就任してきた翌シーズンには再びバルサBに戻され、1997年の夏バルサを離れている。

そのうち登場して来るであろうルイス・ガルシアと同じように、このルフェテという選手に関しては、バルサAチームの選手というよりはバルサB選手としてのプレーしか印象に残っていない。左、あるいは右のエストレーモ選手として3、4年バルサBでプレーしていたが、スマートさも切れ味も、そしてさほどスピードもないエストレーモ選手だった。それでもなぜか目立つ選手の1人であったことも間違いない。ドカドカと走り込んでくるイメージや、接触プレー後も不思議とボールをとられない選手としての印象が強く、何かあか抜けない選手だった。当時のバルサBで一緒にプレーしていた仲間にジェラール、ハビー・モレーノ、アルナウなどがいる。

バルサを去った後、トレド、マラガを経てバレンシアに入団したのが2001年のこと。クーペルの後任としてバレンシアの監督に就任したラファエル・ベニテスが、ルフェテの獲得を強く要望したと言われている。そしてバレンシアを去ることになる2006年の夏までの5年間、ルフェテは“絶対”のスタメン選手とは言えないものの、毎シーズン常に30試合前後は出場するチームにとって大事な選手の一人となるまで成長する。右サイドをドカドカと走り込んでくる右エストレーモ選手であり、バレンシアの黄金時代と言ってもいい時期にチーム内の貴重な駒として活躍した選手だ。2006−07シーズンからエスパニョールに移籍している。