２００６−０７の昨シーズン、カデッテＡチーム在籍選手としてスタートしたガイ・アスリンは、シーズンが煮詰まってくると同時にフベニルＢチームへ、そしてシーズン終了時にはフベニルＡチームにまでカテゴリーを上げてプレーするようになっていた。そして２００７−０８の今シーズン、フベニルＡチームをスタートし、２か月もしないうちにペップバルサでの重要な選手へと成長していく。ミニエスタディからカンプノウへとプレー場所を変えていく可能性を最も秘めた選手の一人として期待されている。

２００６年の夏に起きた“イスラエル・レバノン紛争争”の際、夏休みで帰国していたガイの消息が一時不明となったことがあった。彼の故郷はイスラエルの北、レバノン国境に近いところに位置する。イスラエルによるレバノン攻撃で彼の住んでいる町も電話が不通となり、クラブ関係者が連絡をとろうとしたが、音信不通状態となっていた。だが、幸いにも休みが終わり元気な姿をマシアにあらわしたガイ。そして２００６−０７シーズン、彼は更なる成長を見せてカデッテＡ、フベニルＢチームで活躍している。

ガイ・アスリン、イスラエルからやって来たこの少年は、個性的な選手が多いインファンティルAチームの中にあっても特異な存在だ。憧れのバルサにやって来て２年目、昨シーズン初めて見たときより大きな成長を遂げている。