Arnau Caldentey Riera
●アルナウ● |
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生年月日 1981年10月1日 出身地 マジョルカ 身長・体重 176cm --kg 2001年、19歳で入団 |
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2001−02 バルサB 2002−03 バルサB 2003−04 バルサB 2004ー05 バルサB 2005−06 バルサB 2006−07 サンダーランドに移籍 |
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いまから5年前に、同じマジョルカ出身のセラ・フェレールと当時監督キケ・コスタの二人の推薦によってバルサBに加入してきたアルナウ。ピボッテを務めたり右インテリオール選手として起用され続け、昨シーズンが終了したところで、バルサB生活5シーズン目となった。ここ2年間、サラゴサやマジョルカからのオファーがありながらも、そのたびにバルサB監督の説得によりクラブに残ることになった。若手選手が多いバルサBの中にあって、貴重なベテラン選手として監督からの信頼は厚かったのだろう。だが、それでも6シーズンもバルサBにいる必要はない。バルサAチーム招集が不可能であるならば、新たな道を探さなければならない。そしてアルナウは幸運にもイングランドでプレーすることになった。
スコットランドのハーツスというクラブと、プレミア・ファーストディビジョンのサンダーランドというクラブから、それぞれテストオファーがアルナウの手元に届いていたのは7月の末。まずハーツスで1週間テストを受け、そしてサンダーランドでも1週間にわたってテストを受けている。よほど好調だったのか、彼はテスト後に両方のクラブから入団のオファーを受けている。そしてアルナウが選んだのはサンダーランドだった。契約期間は3年間となっている。もちろん無料移籍だが、例によって他のクラブに移籍する際にはバルサが20%の権利を持つという。 ミニエスタディで5年間も見続けた選手だけに思い入れはある。すべて順調にいってくれると良い。決してテクニックが優れている選手ではないし、スピード豊かな選手でもないし、セントロカンピスタながらゴールに絡むシーンもほとんど見たことがない。だが、それでも常に120%の力を出し切って90分間プレーする選手だった。強烈なタックルが必要なときには決して負傷を恐れずぶつかっていく選手だったし、ボールを争うシーンでも決して逃げることはなかった。そういうプレーから生まれる負傷というアクシデントは、1シーズンに1度は必ず見舞われてきている。ファイト豊かなところはいいが、とりあえず怪我をしないように頑張ってみよう。 スエルテ、アルナウ! |
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ーー2004年9月のコメントーー ●相手の選手にとっては嫌なタイプの存在であり、監督にとっては、それがどんなチームであろうと、彼のような選手を一人は必要とするタイプ。ファイトあふれるプレーや相手のボールを奪う仕事を確実にこなしていくアルナウ。かつて遠い昔、バルサにいたダビッツという選手と同じような仕事を得意とする。今年の10月には24歳となるアルナウは、すでにバルサBでの選手経験は今シーズンを含めると4シーズン目となる。 今から4年前、アルナウはオラゲールと一緒の時期にバルサに入団してきている。もちろん所属していたクラブはそれぞれ違うものの、年齢的には近い存在。オラゲールはバルサ一部選手として昇進し、彼もまた今シーズンに勝負をかけなければならない。彼を高く評価していた当時のバルサBの監督であるキケ・コスタに呼ばれバルサに入団し、そしてキケの後を継いだペレ・グラタコス監督にも絶大の信頼を得ている。それは昨シーズンの途中からカピタンマークを巻いていることからも明らかだ。 チームを構成する選手の若返りを図るためにも、何人かのバルサBベテラン選手が放出されたが彼だけは残ることになった。今シーズンのバルサBでプレーする若手の兄貴分として、そしてバルサ一部チームへの招集を目指してアルナウはいつでもファイト満々だ。 バルサ一部チームのカタルーニャどさまわりプレステージに招集。 ーー2005年9月のコメントーー ●今シーズンもバルサBに残るとなると5シーズン目となる超ベテラン選手。“残るとなると”としたのはプレステージの段階ではほぼ片足バルサBの外にいたからだ。だがすでにシーズンも始まり、少なくても冬のマーケット時期まではバルサにいることになりそう。アルナウの残留は、フベニルやバルサCから何人かの若手が上がってきているのでベテラン選手を必要とする監督の要請ということだろう。 ーー2005年12月のコメントーー ● 今シーズンはとにかく負傷の多いアルナウだ。シーズンが始まってからすでに3度ぐらい負傷で倒れているのではないだろうか。バルサBではベテラン選手としての経験を生かし貴重な存在だが、来シーズンにはもうクラブにはいないだろう。故郷のマジョルカで雇ってくれませんでしょうか? |
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参照記事 「LaMasia ニュース」 |