イニエスタ、メッシーに続くカンテラ出身の明日の星、それはジョバニ・ドス・サントス、今シーズンからフベニルBカテゴリーに在籍することになる。そのジョバニは今ペルーにいる。アンダー17ワールドカップでメキシコ代表の一人としてプレーするからだ。9月16日から始まるこの大会で、ジョバニがいるメキシコ代表はウルグアイ代表、オーストラリア代表、そしてトルコ代表と一緒のBグループ。9月16日にウルグアイ戦、19日にオーストラリア戦、そして最後のグループ戦は22日トルコ相手となる。
ブラジル人の父とメキシコ人の母を持つジョバニ。父親のジジーニョは70年代から80年代末にかけてメキシコのクラブでプレーしていたという。したがってジョバニはブラジル生まれかと思っていたが、どうやらメキシコで誕生しているようだ。しかも育ったのもほとんどメキシコのようで「自分はブラジル人ではなくメキシコ人」と認識しているという。アンダー17のメキシコ代表選手の中で彼は国外でプレーしている唯一の選手でもある。
メキシコ代表に合流してきた彼に地元メディアがインタビューをおこなっている。
親善試合とはいえバルサBでデビューした感想は?
「相手チームの選手がほとんど30歳前後だったようで最初はビックリした。これまでこれほど年齢が離れている選手がいる相手チームとは試合したことがなかったから。でも15分もすればいつものような感じでプレーできたように思う。」
この大会について
「これまでメキシコ代表は準決勝にも進んだことがないそうだから、とりあえずそこまでたどり着くこと。そして最終的な目標はもちろん優勝だ。アンダーという名がついていながらもワールドカップはワールドカップ。多くの人々が注目するこの大会でメキシコ代表の強さを示すことができれば素晴らしいことだと思う。」
この大会が終わったらバルサではどのカテゴリーでプレーするのか?
「フベニルカテゴリーが今シーズンの自分の場所。でもメッシーのようにシーズン内でカテゴリーをどんどん上げていきたいと思っている。そして近いうちにカンプノウでプレーするのが自分のスケジュール。」
フベニルBカテゴリーでシーズンをスタートするジョバニ。だがプレステージでの試合ではフベニルAどころか、バルサBの試合でも1回だけながら起用されている。これまでイニエスタとメッシーがそうであったように、つまりシーズン開始当初はフベニルB在籍となりながらも、時間の経過と共にフベニルAで、バルサCで、そしてシーズン終了間際にはバルサBで試されるということも起きるかも知れない。カンプノウ出場に一直線に走るジョバニ、今シーズンさらなる爆発の予感。
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