ガイスカ・メンディエッタ選手の巻

ラッチオからレンタルでバルサに1年間だけ在籍、その後ドーバー海峡をわたって2年、“ボロ”では中心選手として活躍しかつてのバレンシア時代の彼に戻ったんではないか、とまで言われていたメンディエッタ。その彼が負傷してしまった。それも大怪我、そう、モッタ、ガブリ、エドゥミルソンと同じような十字靱帯断裂という大怪我だ。

バルサの選手と違うところは一人でやったのではなく加害者がいるところ。試合中に相手選手との衝突という“事件”でヒザの負傷を負っている。彼もまた最低半年間のリハビリが必要と言うことで、へたすりゃ今シーズンは絶望ということもあり得るようだ。
“ボロ”の監督であるスティーブ・マクラレンは彼の大負傷を知って次のように語っている。
「当初のドクター陣の判断では2週間もあれば現場復帰ができるだろうという超楽観的なものだった。それが精密検査してみたら半年以上の大負傷という。まいったね、彼はうちのチームでは中心選手なんだ。彼の代役を務める選手は当分見つからないだろう。」

元バルサの選手であり、問題をおこして出て行ったわけでもなく、そしてどこに行こうがブエナ・スエルテを望んでいた選手であり、もちろん今でも気になる選手の一人であったメンディエッタ。でも、もう起きてしまったものはしょうがない。時間がかかってもいいから完全な復帰を期待しよう。彼はすでにイングランドを離れバルセロナに来ている。彼の信頼するラモン・クガット医師と相談するためだ。そう、ガブリの手術をしてくれたラモン・クガット医師、メンディエッタも彼にヒザの運命を任せることになりそうだ。(2004/10/31


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