ハルナ・ババンジーダ選手の巻

アルナウ、クアドラード、フェロン、ルイス・ガルシア、ミゲランヘル、ジョフレ、プジョー、マリオ、一時はこれらの選手とインフェリオールカテゴリーで青春を謳歌してきたハルナ・ババンジーダだが、今シーズンからキッパリとバルサと縁を切っている。これまで何回かレンタル形式でバルサを離れていた彼だが、昨シーズンのカディスへのレンタルを最後にバルサから正式に離れることが決定。2007年6月30日まで残っているクラブとの契約を今シーズンの開始前に破棄し、どこかへと幸運を探す旅にでることになったのがこの夏の出来事。

1997年、15歳でバルサに入団してきた彼はカデッテカテゴリーでスタート。翌年の1998−99シーズンにはフベニル、バルサCをジャンプしていきなりバルサBの選手としてデビュー。つまりわずか16歳でバルサB選手となったババンジーダだからして、彼にかけるクラブの期待の大きさがわかるというもの。そう、彼は16歳でバルサBデビューしたイニエスタとかメッシーと同じような期待の星だった。それが、何がどうなってどうしちまったのか、もうじき23歳となるババンジーダだがここ数年にわたって沈みっぱなしというのが寂しい。

バルサがチャンピオンズの戦いで同グループとなっているウクライナのシャクタールへの移籍が囁かれたが、最終的にそれは実現せず同じウクライナのクラブであるMETALURG DONETSKという、聞いたこともないしカタカナにするにはどう発音していいのかわからないクラブに在籍している。シーズン途中から入団したこともあり、いきなりスタメン選手とはなっていないようだが、それでも徐々にチームに馴染んできて出場回数が増えているようだ。

いずこにいようがスエルテ!ババ!(2004/12/08


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