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プレステージ日程表 |
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その11 2002年8月3日 アムステルダム | |||||||||||||||||||||||
(02/08/03) 試合終わって ジェオバンニやリケルメのスペクタクルなゴールなどにより4点をあげて勝利したにも関わらず、試合後のバンガールは不満だらけといった感じ。彼が望むもの、それはチームブロックによるスペクタクルな得点であり、決して個人技によるスペクタクルな得点ではないからだ。バンガールは語る。 リケルメ「この2本のゴールは娘の誕生日祝い。娘のフロッピーは昨日が誕生日でこれで4歳になった。いいお祝いができて幸せ。自分のゴールは別として、チームがうまく機能してきたのが嬉しい。少しずつではあるけれどチームにも慣れてきたし、これからの時間を有効に使ってシーズン開始までには100%としていきたい。」 クルイベル「良い試合だったと思うよ。特に前半は素晴らしかった。チームの状態は試合ごとによくなってきている。リケルメのゴラッソは素晴らしかったけれど、すべてのゴールが超一級品だっった。」 コクー「この試合は前半と後半で全然違うものになってしまった。前半は素晴らしい試合を展開できたけれど、後半に入ってすっかりリズムが落ちてしまった。いずれにしてもチームは良い方向に向かっていると思う。」 レイジンゲル「良い試合だった、特に前半はね。でもセルベッテ戦の方がよかったかも知れない。あの試合は90分間にわたって同じリズムで戦えたからね。まあ今はプレステージだから、少しずつ上向きになってくれば良いんじゃない?」 ■ガブリ、コクー負傷 |
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その10 2002年8月2日 アムステルダム | |||||||||||||||||||||||
(02/08/02 2nd) 4試合目(Parma-Barcelona 2-4) 1番・エンケ 相手はなんて言ってもカルッチオのチームだから、練習試合だろうがこの大会の特殊なポイント計算(1ゴール=1ポイント)があろうが、やはりしみったれてくるのかと思ったらそうでもない。少しは攻めようとしてくる。メンディエタが初めて左に、右にはガブリが入っている。ガブリはどっちでも同じようなもんだけれど、メンディエタはやはり右の方が冴える感じ。それとピボッテのロッケンバックはいただけません。相手の選手が近づいてくるのを待って一発かましてやろうという感じだけでは4番の仕事は勤まりません。しかもボールはどこにも出ません。 14番・ジェラール クルイベルに代わりダニ、ロッケンバックに代わりジェラールが登場して後半開始。15分ぐらいでジェオに代わりサビオラ、メンディエタに代わりモッタ。前半と違いここまで試合のリズムはホンワリと。バルサ側にリケルメのゴールチャンスがあっただけ。ボールは一方的にバルサ支配。
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(02/08/02) アムステルダムステージへ スイスステージを終えて7月31日の早朝にバルセロナへ戻ってきたバルサ御一行はその日は一日中自由行動。そして翌日の8月1日にアムステルダムステージへと向かった。バンガールとレイジゲルは休暇日を利用して一日に早くアムステルダムに入り、バンガールは生まれたばかりの孫に面会。同じく休暇を利用してクリスタンバールもモナコに帰り初めての息子に会っている。またサンタマリアは移籍先クラブを探すためバルセロナに残り、オーベルマルスとアンデルソンもリハビリのためにアムステルダムステージには参加していない。合計21人のバルサ選手となる。 エンケ、ボナノ、ビクトール、クリスタンバール、レイジンゲル、ナバーロ、デ・ボエル、プジョー、ガブリ、モッタ、コクー、ロッケンバック、チャビ、ジェラール、メンディエタ、ルイス・エンリケ、ジェオバンニ、リケルメ、ダニ、サビオラ、クルイベルの21人。 今日から始まるアムステルダム杯はバルサ・パルマ戦で幕を開ける。マンチェスターとアヤックスも参加しておこなわれるこの大会は「攻撃的なフットボール」を趣旨としているところからポイント制も一般のものとは変わっている。勝ち点の他に得点1に対し1ポイントを加えられるもので、試合に勝利するに越したことはないが、できる限りの得点をあげた上での勝利がアムステルダム杯獲得のカギだ。 今日のパルマ戦でのバルサのスタメンは、メンディエタを除いたワールドカップ参加組みは出場しない。予想されるスタメンは次のようなものだ。エンケ、レイジンゲル、デ・ボエル、ナバーロ、ロッケンバック、コクー、ガブリ、メンディエタ、ジェオバンニ、リケルメ、クルイベルの11人。 |
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2002年8月1日 バルセロナ >>> アムステルダム | |||||||||||||||||||||||
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その9 2002年7月31日 ニオン(スイス)>>> バルセロナ | |||||||||||||||||||||||
(02/07/31 2nd) スイスステージを終えて 7月30日のセルベッテ相手の練習試合を終えて、バルサはスイスでのステージを終了した。試合後に空港に向かい夜中にバルセロナに戻ってきたバルサ御一行。31日は休養日として一日自由行動、そして8月1日にはオランダステージをおこなうためアムステルダムに向かう。 地中海の街バルセロナは例年この時期は暑いため、バルサはいつも涼しい場所を求めて遠征に行くことになる。今年も去年と同じスイスとなったわけだが、去年と違うことは異常な暑さが続いたこと。連日30°以上の中での練習となったバルサの選手たち、バルセロナで戻ってきて「バルセロナの方がずっと涼しい」とたった1日のバケーションを楽しみました。 スイスステージはバンガールの計画通りに順調に調整が進んだと言っていいだろう。幸いにも負傷選手がでることもなく、新加入選手のとけ込みも早かったようだ。さてそこで調子を上げてきている選手の一人であるジェオバンニの、よくわからないスーパープレーをパラパラ映像でお楽しみを。 「バモス ジェオバンニ!」(シネクラブ・チキートに移動) |
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(02/07/31) 本番に向けての練習 昨日の試合前におこなわれた練習はなかなか興味深いものだった。スペインリーグの中で流行となっている4−2−3−1というシステムというものに対抗するための戦い方を想定しておこなわれた練習。バルサはかつてバンガール第一次政権時によく使用した2−3−2−3システムでほぼ一日の練習を費やしている。 まず、バンガールはチームを二つにわけた。スタメン候補と見られるボナノ、レイジンゲル、デ・ボエル、プジョー、メンディエタ、チャビ、コクー、モッタ、サビオラ、リケルメ、そしてクルイベルの11人が一つのチームを構成する。相手は控え選手候補と見られる選手たち。4人ディフェンスに二人のピボッテ。そして中盤には3人の選手(ルイス・エンリケ、ジェラール、ジェオバンニ)を置き、その前にダニがデランテーロとして配置される。 相手デランテーロ(ダニ)をマークするのはレイジンゲル。彼だけではなくデ・ボエルを除いたすべての選手が個人マークだ。メンディエタとモッタは相手エストレーモ選手を、プジョーはメディアプンタを、そしてチャビとコクーは二人のピボッテをマークする。サビオラ、リケルメは左右のラテラールを、クルイベルは二人のセントラールを見張る。 この練習は何回となくストップがかかりそのたびにバンガールの厳しい注意が各選手に飛んでいた。
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その8 2002年7月30日 ニオン(スイス) | |||||||||||||||||||||||
(02/07/30 2nd) 3試合目(Servette-Barcelona 1-4) スイスステージでの最終戦となる今日の3戦目の相手は、セルベッテというスイス一部リーグのクラブ。今シーズンはUEFAカップにも参加するクラブでもあるし、スイスリーグはすでに5節を消化していることもあり、バルサに比べればすっかり出来上がっているチーム相手となります。 1番・ボナノ 試合開始早々、相手ゴール前のフリーキックをメンディエタがズドーン。キーパーは一歩も動けずの見事なフリーキック。相手はこれまでの2部リーグのチームではないから一応プライドというものがあるようで守るだけではなく「試合をしよう」とする雰囲気がある。バルサが練れてきたということもあり、相手が試合をしようとすればやはりバルサがかなり上。ボールのスピードもついてきたしワンタッチ処理によるパスも増えてきた。何といってもサビオラがディフェンスを追っかけていってボールをとっちゃうなんて信じられない。逞しくなったコネッホ。 12番・クリスタンバール ハーフタイムで7人の選手が交代。ボナノ、デ・ボエル、コクー、クルイベルは残業。試合は相変わらずバルサペースで始まり、ダニ→クルイベル→ダニとわたりダニのお久しぶりゴール。
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(02/07/30) ニューキャッスル戦までテスト状態 理想的なシステムとそれに見合った理想的な11人の選手たち。それを選び出す最後のテストとなるのがチャンピオンズ予備選の1週間前におこなわれるニューキャッスル戦というバンガール。それまではいくつかのテストを繰り返し、このニューキャッスル戦でのメンバーが本番メンバーとなるだろうと語る。 「イギリスでのニューキャッスル戦では、チャンピオンズ予備選に出場する選手がスタメンで出場することになるだろう。したがってこれまでの2試合の練習試合を含めて、ニューキャッスル戦までは多くのテストをおこなっていきたい。初戦よりも2戦目が、そして2戦目より3戦目が良くなっていくようになればしめたものだ。そういう意味で言えば、我々が今シーズン獲得した3人の加入選手は日増しに良くなっていると思う。リケルメは明らかに初戦より2試合目の方が良くなっていた。ポジショニングへの理解も早いし、さらにチームに慣れていくだろう。メンディエタに関して言えば、もともと素晴らしい選手なのだから2試合目ぐらいの活躍は当然のこと。ラストパスを出す能力や自らゴールを決める能力は超一流選手。エンケも足でのボールさばきを勉強すればさらにいいキーパーとなるだろう。」 |
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その7 2002年7月29日 ニオン(スイス) | |||||||||||||||||||||||
(02/07/29 2nd) 食事に気配り 選手の健康管理は、バルサドクタープルーナの仕事だ。そしてこのステージ中の重要なことの一つに、選手の食事管理がある。スポーツ選手用にバランスよく考えられた食事は、練習に耐える体力をつけるだけでなく、負傷もしにくくなり、これからの長いシーズンを乗り越える体力のもとなる。 まず朝は、ビタミンのたっぷり入ったいろいろな種類のフレッシュジュースを始め、乳製品、果物たっぷり。 昼には必ずたっぷりのサラダ。もちろん飽きが来ないようにバラエティとんだ中から選べるようになっている。そしてこのときは肉類を好む選手が多い。もちろん火を通した野菜つき。そしてデザートにはドライフルーツもお薦めだ。 <おやつ> パスタ、ヨーグルト、紅茶 夕食は、昼より軽めに。もちろんサラダは欠かせない。スープのほか、寝る前はパスタより消化のよい米料理がお薦めだし、肉よりも魚がメイン。 |
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(02/07/29) 試合終わって 初戦に比べてチームとして良く機能したと喜ぶバンガール。最初の試合で犯したいくつかのミスを繰り返さなかったことが彼には非常に嬉しいことのようだ。すべての選手がよくやったと認めるものの、特にリケルメの動きを褒め称えるバンガール。 2点を獲得して勝利したバルサだが、バンガールは1点目のプレーを絶賛する。 ■サビオラ ■リケルメ ■プジョー ■ナバーロ ■メンディエタ |
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その6 2002年7月28日 ニオン(スイス) | |||||||||||||||||||||||
(02/07/28) 2試合目(Lausana-Barcelona 0-2) 1番・エンケ 12番・プジョー クルイベルは軽い負傷中、レイジゲルは奥さんの出産に立ち会うため帰国中で不参加。ワールドカップ組ではクリスタンバールが初登場。サビオラはベンチ。リケルメのラストパスは素晴らしい。それをことごとく外すダニも期待通り。リズムが遅く攻めに奥行きがないことやゴールチャンスを見事につぶしてくれるデランテーロのせいもあり相変わらず点が入らないバルサ。リケルメ、ジェオバンニはスペクタクルの代名詞。ガブリとロッケンバックは肉体労働者の代名詞。ダニとジェラールは期待はずれの代名詞といった感じの前半。 後半に入りクリスタンバール、ガブリ、ロッケンバック、ジェオバンニ、ジェラール、ダニが下がり、プジョー、チャビ、メンディエタ、サビオラ、モッタ、そして負傷中のはずのクルイベルが登場。ついに最初のゴール、サビオラからメンディエタにわたったボールを冷静にシュート。プレステージ最初のゴールはメンディエタ!!!!!!!!!!、と騒ぐほどのことではないけれど、バルサの選手は大騒ぎでありました。メンディエタに最初に抱きついていったのは合宿同室のリケルメ。ゴールは別としてもメンディエタの動きが初戦より圧倒的に良い。彼とクルイベル、サビオラ、リケルメのクアルテットはそれぞれ特徴があって楽しい。バルサ2点目はリケルメの打ったフリーキックを相手ディフェンスがはじき、それをバッチリとチャビが決めました。コクーがサンタマリアと交代したところでカピタンマークをプジョーに。コクーのポジションにモッタが、モッタのところにサンタマリアが配置。
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その5 2002年7月27日 ニオン(スイス) | |||||||||||||||||||||||
(02/07/27) 常に比較される男リケルメ リケルメの加入した年に偶然にもクラック選手リバルドがバルサを離れた。同じようなことを過去にも経験しているリケルメだ。 前日の初の練習試合でバンガールに悪いポジショニングを指摘されたことに関しては気にしていないと言う。 |
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その4 2002年7月26日 ニオン(スイス) | |||||||||||||||||||||||
(02/07/26 3rd) 最初の練習試合(Grenoble-Barcelona 1-0) 1番・エンケ 14番・ジェラール 「あか抜けないラウドゥルップ」という感じのロマン。でもテクニックや一対三ぐらいの勝負は抜群で誰よりも存在感はピカイチ。彼中心にチームが動いていく。しかしこのシステム、左右インテリオールの選手は大変だ。下へ上へ何十キロと走りまくらないといけない。ルイス・エンリケやコクーなどのベテラン選手には無理なポジションと見た。 後半に入りデ・ボエルに代わってセントラールにジェラール。なかなかグッドアイデア。もともとバルサBでは4番をやっていた選手だし高さに強いところもこのポジションにあっている感じ。時間の経過と共にレイジンゲルの動きが良くなってきたのに比べ、サビオラはお疲れのようで目立たなくなってしまった。バルサのゴールチャンスは10回以上。この試合、チラベルの控えだったという相手キーパーの大活躍の試合でした。終了間際に点を入れられバルサの負け試合。
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(02/07/26 2nd) 7月26日のスケジュール 08:00 起床 |
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その3 2002年7月25日 ニオン(スイス) | |||||||||||||||||||||||
(02/07/26) バンガール第二次政権デビュー戦に向けて この日の練習は翌日にひかえたフランスのクラブとの初の練習試合に向けたものとなった。Genenoble Foot 38 というフランスリーグの2部に所属するクラブ。監督のミッチェルはヨハン・クライフを師として仰ぐ監督でシステムもアヤックスと同じように3−4−3を理想としている。 バンガールはこのチームとの対戦に3−4−2−1システムというのを起用する模様。サビオラの位置を少し下げ、リケルメと並んでのメディアプンタとして起用。したがって9番の選手はクルイベル一人となる。ワールドカップ代表組み(プジョー、チャビ、ルイス・エンリケ、メンディエタ、ボナノ、クリスタンバール)、そして負傷組みのオーベルマルス、アンデルソンのほか、サンタマリア、ジェラールも昨日の練習も休んでいることもあり、この試合には参加しない。 ●試合に備えての練習風景● |
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(02/07/25 3rd) こんなものもステージ参加 このスイスステージには、試合・練習用のユニフォーム以外にも、コーチ用のものや散歩用のポロシャツ、医薬品などありとあらゆるものが持ち込まれます。今回選手たちと共にリオンに旅していったのはこんなもの。昨年に比べて(NewsGrana 昨シーズン8月1日参照)少しずつ量が減っているような気がするのは、期間や人数の違いからか、それとも経費節約か。 [ 練習用 ] [ 試合用 ] [ その他 ] |
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7月25日のスケジュール
08:00 起床 |
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その2 2002年7月24日 ニオン(スイス) | |||||||||||||||||||||||
(02/07/25 2nd) 「明日のため」のバルサキーパー 3人ディフェンスで戦うことが多くなるバルサにとって、キーパーのポジショニングにも大きな変化が求められている。これまで以上に前に出ての守備を迫られることは間違いないところ。時にはディフェンスの一人としての動きを要求されることになるだろう。これまでの練習風景を見る限り、フランス・ホック・バルサキーパーコーチが2人の正キーパー候補(ボナノはまだ不参加)に与えている練習方法が如実にその必要性を物語っている。 ホックが昨日おこなっていた練習は次のようなものだった。ペナルティーエリアのラインにボールを置き、ゴールポストからダッシュしてそのボールを処理する練習。だが決してラインを割ってはいけない。つまりエリア内でボールを処理することが要求される練習だ。ダッシュの練習であり、ボールを持ったままラインの外に出ないようにするためのストップの練習でもある。そして守備にもまわることも多いキーパーにとって、足でのボールさばきも重要な課題となる。ホックは他のフィールドの選手と同じようなやり方キーパーたちにもボール扱いの練習をさせている。ボナノがまだ合同練習には加わっていない段階だが、足でのボールさばきテクニックはさすがにバルサBとはいえビクトールの方がエンケを優れている。 |
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(02/07/25) ”4番”の復活 バンガール第一次政権では”6番”だったチャビが、今回の第二次政権下ではかつてのクライフ時代の”4番”に戻る。グアルディオーラに代表される”4番”システムの復活を狙うバンガールだ。かつては2−3−2−3システムと自ら名付けていたバンガールだが、今回は3−4−1−2という選手配置になることが多いと思われる。 クライフの登場と共にアヤックス化されたバルサシステム。一人のセントラールを”3番”とし、その前に一人のピボッテとして”4番”を配置した。左右に大きく開いた”7番”と”11番”のエストレーモ。バンガールはこれを少々変えたものとして2−3−2−3システムとして第一次政権時には起用していた。だが今回のバンガールは再び手直しした形でフォーメーションを作成しようとしている。よりクライフ時代に近い形となっていることは明らかだ。”2番”、”3番”、”5番”の3人ディフェンス、その前には”4番”と”6番”の二人のピボッテを配置する。そして左右に開いた”7番”と”11番”の「インテリオール」と呼ぶか「エストレーモ」と呼ぶかは別にして二人の選手を配置、”10番”のメディアプンタ、最前線に”8番”と”9番”を置く。 これが現在のバンガールが持っている基本的なアイデアだ。だがいずれにしてもプレステージは始まったばかり。これからいくつかのテストを通して手直しされてくる可能性は当然ある。ワールドカップ参加選手も少しずつ合同練習に参加しつつある、まだスタートしたばかりのバルサだ。
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(02/07/24 3rd) 楽観的オーベルマルス、悲観的アンデルソン 負傷中とされながらもスイスステージには参加している二人の選手、オーベルマルスとアンデルソン。この二人の復帰は微妙に違ってきている。オーベルマルスは予定通りいけば開幕戦には万全の体調で参加できる感じだが、アンデルソンの方はこれからの練習を通してどうなるかを見ていくことになる。 左足筋肉がどれくらい回復してくるか、それが問題だとされるアンデルソン。毎日のようにおこなわれる検査次第ではいまだに手術の可能性も捨てていない。とにかく一日も早い復帰を望む彼だが、手術をすることは長い期間のリハビリが必要となることでもある。 |
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7月24日のスケジュール
08:00 起床 |
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その1 2002年7月23日 バルセロナ>>>ニオン(スイス) | |||||||||||||||||||||||
(02/07/24 2nd) バンガールアイデアノート、最初のページを開く スイスの合宿所に到着したバルサの選手は、初日の練習を夕方7時からさっそく開始した。バンガール第一次政権時とは異なり、これでなければならないというシステムはバンガールにはない。目的は勝利すること、そしてそのためには現在抱えている選手たちをどのように配置すれば理想的か、それがバンガールにいくつかのテストをさせる動機となっている。初日に開かれた彼のアイデアページは次のようなものだった。 3−4−1−2システム、これが初日の課題だった。ボナノとエンケを交互に起用、そしてディフェンスには右からレイジンゲル、デ・ボエル、ナバーロを起用。ディフェンスの前に位置する2人のピボッテにはコクーとジェラール。そしてピボッテの左に大きく開く形でガブリ、右にロッケンバックが置かれた。そしてリケルメをメディアプンタに、その前には二人のデランテーロとしてクルイベルとサビオラというニュー・トリデンテが誕生。 このニュー・トリデンテの動きは非常に興味深いものだった。右にサビオラが開き、左にリケルメが、そしてトップの位置にクルイベルがスルスルと入ってくる展開が増えてきた。当初の3−4−1−2が自然に3−4−3という感じになってくる。だが基本的にはバンガールの考えるシステムは3−4−1−2と考えた方がいいだろう。 初日のこの練習にはワールドカップ参加選手は加わっていない。彼らの体調が他の選手と同じように作られてくれば、このシステムでの選手の入れ替えは当然なされてくる。ナバーロ、ガブリ、ジェラールに代わり、チャビやプジョー、メンディエタが加わってくる可能性が大だ。 |
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(02/07/24) レマン湖のほとり 彼らが滞在するのは、Nyonから5キロほど離れた小さい町 Prangins というところにあるホテルで昨年のステージの時と使用したところと同じ。ちなみに24人の選手の部屋割りは次のようなもの。 ボナノ・エンケ |
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(02/07/23) バンガール第二次政権で選ばれた24人の選手 ニューバルサを背負って立つ24人の選手たち。だがルイス・ガルシアとサンタマリアはこの24人の中に含まれていない。二人とも放出選手としてバンガールが決断を下したもので、サンタマリアは移籍クラブが決定するまで合同練習には参加する。だがAt.マドリへの移籍の可能性があるルイス・ガルシアはバルセロナに残りこの交渉をおこなうことになった。「明日のために」選ばれた24人の選手たち。 エンケ、ボナノ、プジョー、ガブリ、デ・ボエル、アンデルソン、クリスタンバール、レイジンゲル、チャビ、コクー、モッタ、ルイス・エンリケ、ロッケンバック、ジェラール、メンディエタ、オーベルマルス、リケルメ、サビオラ、ジェオバンニ、クルイベル、ダニの21人にカンテラから上がってくるイニエスタ、ナバーロ、ビクトールの3人を加えた24人の選手たちとなっている。なおイニエスタはアンダー19の大会が終わり次第参加してくることになっている。スイス・ニオンにおける第一次キャンプは今月の30日まで続く。それまでに3試合の練習試合が組まれている。 |
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