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[ 今日の一面 ](5/2) エスポーツ編集長 敗北による傷をいやせるかどうかは別として、我々は声を大にして言えることがある。バルサは負けはしたものの、決してマドリより劣っているチームではないことを昨日の試合は証明した。誇りと自尊心を失うことなく、正面切って戦ったバルサ。だがそのバルサに欠けていたものはゴールと幸運だった。そしてマドリはいつものことながらラウールがチームの救世主となって登場した。どのような観点から見ても相手チームが優っているとは言えないのに、決勝戦に進むことが不可能になったのは悲しいことだ。ましてバルサというクラブの歴史の中に、「大逆転」として記録されることが可能な試合でもあったのだからその悲しみは倍になる。そして宿敵マドリが9回目のヨーロッパチャンピオンを獲得する可能性を見るとき、その悲しみは何十倍にもなるだろう。 昨日のバルサ、それは開始1分から90分まで、闘争心と勝利への執念そして逆転劇を信じての容赦なき戦いを挑んだチームだった。まるでバルサの選手には90分間にわたるプレーで、肉体的な疲労への恐れがないかのような戦い方をしていた。もしこのようなバルサが今シーズンの過去の大事な試合で見られたとしたら、今シーズンの歴史も変わったものとなっていただろう。国王杯をいきなり捨てることもなかっただろうし、リーグ戦でも今のような場所にはいなかっただろう。ひとりのバルセロニスタとして心から言わせてもらおう。レシャックは真剣にこれまでのことを総括しなければならないと。これまでどんなに中途半端な試合をやってきたか、どんなに選手たちのモチベーションが低い試合があったか、まるで練習試合のような感じで戦った試合が何試合あったことか。そのつけを今になって払わされているのがバルサだ。4位以内に入ることに必死にならざるおえないバルサとなっているのだ。繰り返そう。もし昨日のような試合がシーズン開始からおこなわれていれば、バルサは今のような場所にいることはなかっただろう。 もちろんそれはクライハートではあり得なかった。もちろんサビオラでもデブーでもない。そして他のどの選手でもあり得ない。それは彼のみが可能なことだった。ルイス・エンリケ、彼のみがバルサという怪物を引っ張っていく原動力として可能な選手だった。負傷上がりだというのに誰よりも走りまくり、周りの選手を激励し、そして彼のみが持つカリスマ性によりキャラクターをチームに浸透していった。決して彼ひとりが戦ったわけではないことは認めよう。だがルイス・エンリケ、彼にはカンプノウの敷地に自分の銅像を立てることを要求できる唯一のの選手だ。そしてそれを要求できないのが明らかな一人の人物、カルラス・レシャック。なぜオーベルマルスを最初から使わなかったのか。昨日の試合の結果論から言うのではない。もちろん昨日の後半に彼が出場してからも明らかではあったが、これまで何試合かの試合展開ですでに結論がでていなければいけないことではなかったか。センターリングの良し悪しには別として、オーベルマルスだけが奥行きある攻撃を可能にしてくれる選手だった。 |
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[ 今日の一面 ](5/2) ムンド編集長 180分間にわたるこのチャンピオンズ準決勝を振り返ってみれば、決してマドリがバルサを上まわった試合をしたわけではなかった。だが彼らはグラスゴーの決勝戦に進んだ。それが厳しい現実となっている。バルサは決勝に進めなかったとはいえ、胸を張っての敗北と言っていいだろう。二つの要素がグラスゴーに行けるかどうかを分けた。一つ、それは決定的であった要素、運に欠けるバルサだ。 カンプノウでも、そして地元ベルナベウでも、マドリの戦いが決して勇気あるものだったとは言えない。まして惑星からやってきた、ずば抜けたチームではもちろんあり得ない。5人のディフェンスを自陣ゴール前に揃えたマドリは、それでもカンプノウで貴重な得点をあげることができた。特に2点目が彼らにとってはダイヤモンドのような貴重なものとなっている。そして昨日のバルサはカンプノウでの前半のようなゴールチャンスを再びものにできなかった。ロッケンバックのシュートをコクーが角度を変えマドリゴールを狙ったボールは、いつものようにゴールポストに直撃する。そしてその直後、チャビからボールを奪ったラウールによる素晴らしいゴールが決まる。この試合で最初のゴールを決めたチームが、その後の試合展開を決定づけることになるのは明らかだった。 二つ目の要素、それはマドリがジダーン、ラウール、特にラウールというクラック選手を擁しているのに比べ、バルサには決定的なクラックと呼べる選手がいなかったことだろう。大きな試合になればなるほどその違いを見せるのがクラックだとすれば、バルサにはクラックはいない。チャンピオンズの準決勝180分で、バルサのクラックと呼ばれるクライハートにしてもサビオラにしても1点もあげることができなかった。ジダーンはカンプノウで違いを見せた。ラウールはベルナベウでその大きな違いを見せた。だが我がクライハートやサビオラはいったいこの180分で何を見せてくれたというのか。 今シーズンだけではなくここ2、3年のバルサを見る限り、ゴールチャンスはかつてのドリームチームのようにあるのだ。だが肝心なゴールを決める選手がリバルドしかいない。ここ3年間、バルサはたった一人の選手の存在でもってきている。ゴールを、それも決定的なゴールを決めてくれる選手、それはリバルドしかいない。そこが10年前のドリームチームとの一つの大きな違いだろう。クーマン、バッケロ、チキ、ストイチコフ、ロマリオ、ゴイコ、エウセビオ、多くの選手が決定的な瞬間に登場した。だが今のバルサには大きな試合で違いを見せてくれる選手が存在しない。 |
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[ 今日の一面 ](5/2) レシャック「誇り高き敗戦」 昨日の試合を戦った選手たちに誇りを感じるというレシャック。チャンピオンズの決勝戦の道は閉ざされたとはいえ、胸を張っての敗戦と言いきるレシャック。だが現実は、今シーズンも一つのタイトルもとれなかったバルサであることには変わりがない。 試合そのものや選手たちのプレーに関しては満足しているというレシャックだが、敗戦という現実が重くのしかかっていることも事実だ。チャンピオンズの準決勝に敗れた。しかも相手はレアル・マドリだったのだから、その敗戦の悲しみは何十倍にも拡大される。それでもほんの少しの慰めは、マドリには決して劣っていなかったということだろう。 決して言い訳ではないとしながらも、大きな試合で違いを見せるバルサの重要な選手リバルドがいなかったことが大きいとも言う。 グラスゴーへの道は閉ざされた。リーグ戦での優勝はかなり以前から不可能となっている。国王杯は参加したのかしなかったのかさえはっきりしない。これでバルサは3年連続無冠に終わる。 |
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[ 今日の一面 ](5/2) 負けたバルサの選手たち 180分の試合に負けたとはいえ、胸を張ってマドリッドからバルセロナへと帰路についた選手たち。だが当然のことながら決勝戦に進めなかった悲しさと、マドリに負けた悔しさがいっぱいの選手たちだ。 ■ルイス・エンリケ ■チャビ もし最初の1点が入っていたら・・・ ■ボナノ ツキとは戦えぬ ■プジョー ボールは入りたがらなかった ■アベラルド 同僚たちを誇りに思う ■ロッケンバック オイは勝ちに来たばってん・・・ ■サビオラ バルサとマドリの違いは正確さ |
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[ 今日の一面 ](5/2) 勝ったマドリの選手たち カンプノウでの0−2という結果があったにも関わらず、マドリとしても油断の許されない試合となったベルナベウでの戦い。負傷者も投入しての全力の試合を要求された。 ■ラウール ■フィーゴ 個人的には悪い試合だった ■ジダーン 偉大なクラブを相手に勝利した ■ロベカル オレ達は頭がいいのよ〜 ■サルガド バルサが攻めて来たのは最後だけ |
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試合を前に「プジョー物語」をどうぞ(5/1/19:30) 昨日のプジョーは、何の心配もなくグッスリと眠れたに違いない、多分。それは8日前の夜とは比べものにならないほど平和な夜だったはずだ、少なくとも。 8日前の夜、プジョーは大きな決断を前にしてベッドにつくことを義務づけられていた。翌日のカンプノウでのユーロクラシコ、つまりマドリ戦に出場するか否か。彼にとってはもちろん初めての経験であり、クラブとしても40年ぶりのユーロクラシコ。カンテラ育ちのプジョーにとってこれほどの大事な試合が再び将来やってくるかどうか、それは誰も彼に約束できないほどの試合だ。外が明るくなってくる朝の6時まで、一睡もしないで決断を迫られることになる。そして結局ドクター・プルーナの忠告に従うことにした。朝が来るまでに何回も寝返りを打ちながら考えたプジョーの、最終的な結論がそれだった。 ドクター・プルーナにしてみれば当たり前の結論だった。もしマドリ戦に無理をして出場し痛めている筋肉に再び問題が起きたら、今シーズン残りの試合は絶望的でありワールドカップ出場も微妙なところとなるほどの負傷状態だったのだから。それはセルタ戦の後にすでに彼に伝えてある内容だった。だがプジョーは、かつてもそうであったように、ひとり出場の望みを抱いてリハビリに励んでいた。ドクター・プルーナは今回ばかりは彼がどのように言ってきてもドクターストップをかけるつもりだった。それでもプジョーの方から欠場を納得するコメントが届いたことに、安堵していたドクター・プルーナ。彼の次の目的は、ベルナベウでの試合には間に合わせるリハビリのカリキュラムを考えることだった。 マドリ戦でレイジンハーが負傷するところを目の前で目撃していたプジョー。次のビジャレアル戦にはもちろんレイジンハーは出場できない。しかもガブリもカード制裁をくらっていた。マドリ戦がおこなわれたのが火曜日。プジョーは水曜日、木曜日、そして金曜日とスーパーリハビリに励む。そしてビジャレアル戦のある土曜日、ドクター・プルーナはもうプジョーを止めることはできない。再びオフサイド気味に復活を遂げたプジョーの登場だ。 ピレネー山脈の麓に位置するラ・ポブラ・デ・スグールという小さい村で生まれたこの若者が持つ、これほどまでのエネルギーの秘密は何か。今ではこの村出身の元大臣であるジョセップ・ボレールより有名になったその名声が彼のエネルギーの源でないことは確かだ。 彼の若さ、日々のトレーニングで鍛えられた鋼鉄のような肉体、そして何よりもその精神的な強さが彼の持つ秘密だ。度重なる負傷による痛みや誰よりも運動量が多いところからくる疲労に対して、それに耐えることを知っている強い精神力が彼の秘密だ。 誰しもがもう完全にリハビリを終えてビジャレアル戦に戻ってきたと思ったプジョー。だがそうではなかった。彼は同僚やジャーナリストがいないところでは、常に氷が詰まったビニール袋を右足ヒザに当てていた。 どうしようもなく肉体的に衰えを見せてきたりリバルド、まだ成長段階であることははっきりしているサビオラ、当たり前のようにゴールを外しまくるクライハート・・・。カンプノウに試合ごとに足を運ぶバルセロニスタにとって、ルイス・エンリケの心とプジョーの精神が唯一の救いだ。ここ2年間の彼の飛躍は記録的なものであろう。2年前にセラ・フェレールがマラガへの移籍をほのめかしたとき、断固として拒否したプジョー。2部への格下げを覚悟しながらもバルサに残ることを決意したプジョー。彼の決断は固く、そして誤りではなかった。移籍をほのめかされた2か月後、カンプノウでのクラシコでフィーゴの影となり完全にポルトガル人を封鎖した。 レイジンハーを完全に押しやりスタメンを獲得したプジョー。バジャドリ戦では豪快なシュートを決め、テネリフェ戦ではチレーナによるゴールまで奪っている。そしてデポール戦ではクライハートに対しての見事はセンターリングを決めたり、ローマ戦ではカンデーラからボールを奪って同点につながるセンターリングをクライハートにあげている。プジョーはこの時、顎の骨のヒビが入りながらプレーをしていたことを多くのバルセロニスタは忘れていない。 そして今日の試合を前にプジョーは語る。 |
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自動車爆弾が炸裂(5/1/18:00) 今日5時頃、サンティアゴ・ベルナベウの前で自動車爆弾が炸裂した。ルノー製の白い車に爆弾がしかけられていたもので、バスク解放戦線のETAの仕業と思われる。マドリ・バルサ戦を4時間前にした爆弾騒ぎだ。 地元の警察によれば16時25分ごろにGARA新聞社に電話で「5時頃のベルナベウ付近で爆弾が破裂する」という予告があり、警察官は前もって現場に向かっていた。死亡者はでなかったものの、軽い傷を負った通行人や建物の窓ガラスが割れる被害があらわれている。また警察官とマドリの過激ファンであるウルトラ・スールとの衝突により何人かが負傷した模様。 この爆弾騒ぎから30分後に違う場所で再び自動車爆弾が発生している。白いフォードに仕掛けられたこの爆弾による死亡者もいまのところないようだ。 19時に両クラブの責任者が集まり会合を持つようだ。いずれにしても今日の試合は予定通りおこなわれるとみられている。 |
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試合を前にしての各関係者のお言葉(5/1/17:00) ■今シーズン限りデル・ボスケ (今日はバルセロニスタのフィエスタになるのだ!) ■ヒジテツナンデモイエロ (その言葉覚えておこう!) ■最高給取りジダーン (オットドッコイ、そうはなならない) ■スーパープジョー (口数の少なさの中に、闘志を感じます) ■お帰りセルジ (口数の少なさの中に、出番がないであろう悔しさを感じます) ■カピタンアベラルド (バモス、バモス、バルサ!!!!1) |
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奇跡を信じる10の理由(5/1/15:00) 1.選手たちは傷ついている 2.マドリの油断 3.デポールが証明したもの 4.失うものはない 5.オランダ人選手にとっての最後の見せ所 6.ユーロのアウエーの試合は好結果 7.マドリ選手の心はすでにグラスゴー 8.弱いディフェンスをつけ 9.マッチボールに強いバルサ 10.もちろんレシャックの花 |
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奇跡は起こる、何度でも起こる(5/1/14:00) 最低でも3点入れてベルナベウで勝利しなければならないバルサ。それを奇跡と呼ぶなら、それは起こりうる奇跡だ。その奇跡は今までに何度も起こっているのだから。 1926/04/18 マドリ-バルサ 1-5(カップ) |
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気をつけよう、イエローカード!(5/1/14:00) もし可能なら決勝戦にむけて休ませたい6人のカード所有選手。今日の試合でカードを一枚でももらったなら、グラスゴーの決勝戦には出場できなくなる選手が6人もいる。だが残念ながら彼らを温存するほどの余裕はバルサにはない。ボナノ、デブー、クリスタンバール、ココ、ルイス・エンリケ、そしてプジョーがその6人の選手だ。 |
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もちろん可能だ!(5/1/13:00) すべての選手たち、そう、すべてのバルサの選手たちが今日の試合での勝利を信じている。2点差のハンディーを敵地ベルナベウでひっくり返すことは、彼らにとってもバルサにとっても、その歴史の中に黄金の太文字で記録されることになるだろう。 今シーズンのバルサにとって、クラブの歴史の中に残る輝かしい記録となる試合があるとすればそれは今日しかない。4月23日カンプノウで失われた2点のハンディーをベルナベウで奪い返すこと。これほど難しくも魅力にあふれることはないだろう。もしそれが可能となった場合、1979年のバシレアで獲得したレコパの優勝の喜びや、10年前のウエンブリーでのヨーロッパチャンピオンになったときの喜びと同じようなものになる。 3年間タイトルから見放されているバルセロニスタにとって、今日は最後のチャンスである。そして彼らにとってこれまでの苦しみや怒りをすべて忘れさせてくれる一大イベントでもある。グラスゴーにむけて走る列車の最終駅がベルナベウ。我々は何としてもこの駅を通過し、グラスゴーに向かって列車を乗り続けなければならない。 「非常に難しい試合。でも不可能と誰が言えよう」 バルサにリバルドはいない。だが間違いなくルイス・エンリケはスタメン出場するだろう。この試合で負傷箇所が再び悪化したらワールドカップへの参加は難しいものとなるルイス・エンリケ。だが彼の頭にそんな先のことは入力されていない。彼の頭の中に、心の中に、そして血管の中を流れる彼の血が、戦いを挑むその血がこの試合出場を要求している。だからどんなことが起きようともこの試合には出場するルイス・エンリケ。そして彼の前に位置するのが3人のアタッカー。オーベルマルス、クライハート、そしてサビオラだ。 |
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●メンバー予想(FC Barcelona)(5/1/13:00)
■控え選手 ■負傷中 |
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●メンバー予想(Real Madrid)(5/1/13:00)
■控え選手 ■負傷中 |
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Pierluigi Collina という審判(5/1/00:00) ユーロクラシコ後半を吹くのは、41歳のイタリア人審判、Pierluigi Collina。国際審判としては1995年から。ユーロ2000で、ラウルがPKをはずしたフランス-スペインの試合を吹いたのがこの審判。その風貌から「コジャック」とも呼ばれるこのベテラン審判、「メレンゲ友達」と昨日のこのコーナーでも話題に。 バルサの試合を受け持ったのはこれまで4試合、成績は2勝2敗。2勝は地元のチャンピオンズ戦、99-00のバルサ-プラガ(5-0)、そして昨日決勝進出を決めたレバクーゼン相手のカンプノウの試合(2-1)。2敗は、98-99の地元でのバルサ-バイエルン(1-2)、97-98のビジターとしてのニューキャッスル-バルサ(3-2)。 一方お友達マドリ相手には5試合吹いており、マドリ4勝1敗。地元バルナベウでは2試合で2勝。1敗は00-01のガラタサライ-マドリ(3-2)。そして今シーズンはオポルト-マドリ(1-2)を吹いています。 |
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バルサ、すでに敵地マドリッド到着(4/30/18:00) ・スケジュール表 ■29日(月)19時30分 ■29日(月)20時 ■30日(火)11時 ■30日(火)12時 ■30日(火)19時 ■30日(火)19時30分 |
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[ エスポーツ ](4/30/14:00) 人気があると共に問題も多い審判として有名なイタリア人審判コリーナがユーロクラシコを担当することになった。コリーナは今ではアディダスの”顔”として知られる審判。つい先日もメレンゲアディダス友達とコマーシャルスポットを撮影したばかりだ。 コリーナはこれまでの審判の中で、フットボールファンに最も知られているポピュラーな審判と言っていい。彼が持つ異様な風情もさることながら、試合中に見せる彼独特の強烈なキャラクターによるものであろう。だがそれだからと言って、特定のクラブの選手と一緒になってコマーシャルスポットを撮影したりすることが許されるものではないだろう。しかもユーロクラシコで笛を吹く可能性があるにも関わらず、その試合の何日か前にマドリまで出向いてジダーンやラウールと仕事をすることはおかしなことではないか。 4月11日、コリーナはマドリッドでジダーンやラウールと撮影の仕事をしている。この事実にマドリメディアでさえ驚きの表情を隠さない。AS紙の編集長であるアルフレッド・レラーニョでさえ「ユーロクラシコが控えている今、審判が同じメーカーに所属しているとはいえマドリの選手とこんなことをしていいのか。もし彼がベルナベウで笛を吹くことになったらどのような批判が起きるか」と語っていた。 スキャンダルはまだ続く。ユーロクラシコの戦い、つまりマドリ・バルサの戦いは同時にアディダスとナイキの戦いでもある。決勝戦にどちらのメーカーに所属しているクラブが出場するかどうかは彼らにとっても大きな問題だ。そしてベルナベウではコリーナ=アディダスが笛をふくことになった。もちろんコリーナに罪があるわけではない。UEFAの政治かあるいは単なる無神経さからくるものなのか、それはいまのところ判断できない。だがいずれにしても多くのセクションからの批判がうまれるのは間違いないだろう。 |
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[ ムンド・デポルティーボ ](4/30/14:00) もし足に痛みさえ覚えなければガッツ・エンリケは間違いなく明日の試合に出場する。そしてそてはプロ選手となってからの500試合という記録を達成する試合でもある。ガラタサライやパナシナイコス戦での貴重な彼のゴールによりバルサはここまで進んできているといっても大げさではないだろう。バルサのユニフォームに体を包み、かつて所属していたクラブの本拠地ベルナベウで根性を見せるか、ガッツ・エンリケ。 負傷の具合はどう? 思ったより順調にいっとるばい。ビジャレアル戦のあとは悲観的だったばってんが、今では順調ばい。明日は試合にでられそうじゃなかろかね。 もし試合にでれば500試合を達成。そして非常に残念な結果になる試合かも知れない。 残念なのはカンプノウでの試合じゃっどね。あれだけごっつい試合をしながら負けたんじゃから。ベルナベウでの試合では結果がどげんでも、審判が試合終了の笛を吹くまで根性だしてやるけん後悔はなしじゃろうね。ビジャレアル戦の後半みたいに戦えばええんじゃ。デポールが1−2で勝ったんじゃけん、おいにもできるじゃっどね。(もうダメだ〜。ボキャブラリーが少なすぎるばってん、九州各地言葉は今日は降参ばい。カピタンでした) 真剣に逆転が可能だと信じているんですか? もっち。不可能というほどのもんでもないだろう。彼らがカンプノウで持っていた幸運がほんのチョットでもオレ達の味方に付けばすべて可能だ。0−2という結果はもちろん予定にはないひどい結果だったけれど、オレ達はベルナベウで持っているものすべてをだすつもりだ。 全面攻撃? それとも彼らがカンプノウで戦ったように慎重作戦? もっち全面攻撃だ。それは間違いない。オレ達は少なくとも2点、あるいは3点を入れなきゃいけない。しかもバルサというクラブのイメージもある。世界中のファンが見てるだろうからな。もし望み通りの結果がでなくても頭を上げて控え室に戻れるような、後悔のない試合をしなければ。 これまで499試合も戦ってきて、いつも最初の試合のようなモチベーションを維持できるものでしょうか? 明日の試合はぜんぜん問題ない。チャンピオンズの準決勝、相手はマドリ、場所はベルナベウ、これ以上のモチベーションは望めない。だが普通の試合は確かに難しいときもある。正直に言うとね。だからいつも何かを探すんだ、気分が高揚するような何かを。 1989年9月24日にスポルティング・ヒホンでデビューし、翌年はチーム内の得点王となったしUEFAカップへの参加権を獲得したのにあなたはマドリに移籍しました。なぜバルサじゃなくてマドリだったのか? 俺にとって大事なのはまず第一にヒホン。それはいまでも同じだ。そしてマドリかバルサかと言われれば当時でも俺はバルセロニスタだった。でもそんなことはプロの選手には関係ない。ヒホンは金が必要でマドリがその金を払ってくれる。それだけのことさ。 マドリに行って何年目かにバルダーノが監督として来ました。あなたとはまるでそりがあわないバルダーノが。 それは言えてる。でもそのことに関しては触れるのはやめよう。もし俺個人に攻撃があれば反撃するけれど、そうじゃなければ干渉しないのが俺の主義。俺にすれば彼の方が間違っていたのは明らかだけれど、もし監督が何かの理由である選手を使わないというのなら、選手はそれを受け入れるしかない。それだけのことさ。 クライフがあなたを欲しいと言い、クラブがあなたを獲得したときにはもう彼は辞任させられていましたね。彼のもとでプレーしたかったですか? べつに。特別そう考えたことはない。本当のことを言おうか。俺が唯一、この人のもとでプレーしたいと思っているのはルイス・アラゴネスだけだ。俺の知り合いで彼のもとでプレーした選手の話を聞くと、彼は素晴らしい監督であり人物だという。そう、俺の希望は彼のもとでプレーすることだけだな。 バルセロナに着いた時に「華やかな色の前に白い色は目立たない」という有名は発言をしましたが、あれはバルセロニスタへのウケを狙って? おれはおべっかなんか言わないし、無理して人気を得ようとも思わない。俺の発言がどのような影響があるかということなんかまったく興味ない。俺は契約が切れてマドリを去り、そしてバルサに来た。それだけのことなのにこの国の人たちはまるで石油のないところを一生懸命探しているようなところある。実は何にもないのになにかあるような期待をもっちゃうところがあるんだ。しかもライバル意識は非常にドデカイときている。確かにその発言をしたのは事実さ。そう思ったからね。そしてマドリのお偉いさんはいたく傷ついてしまったようだ。でもそういう人たちは別として、俺は今でもマドリッドに友達を多く持っている。だがあそこで試合をする時は、とてつもないブーイングや罵声が俺を奮い立たせてくれる。それは俺がバルサで成功している証だからさ。 |
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クライフ「バルサにも可能性」(4/29/19:00) 毎週マルカにコメントを載せているクライフ。前回の話題はもちろんユーロクラシコに関するものだった。まずカンプノウでの試合に触れるクライフ。 そしてベルナベウでの試合について予想するクライフ。もちろんバルサにとっては厳しい試合となるだろうと言う。2点のハンディー戦で始まる試合ということと、相手チームのスタディアムで戦うという二つの克服しなければならない問題があるからだ。 |
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召集メンバー発表(4/29/14:30) やはりリバルドはダメだった。だがルイス・エンリケはどうにか間に合いそうな感じになってきている。 ボナノ、レイナ、セルジ、プジョー、ココ、コクー、クリスタンバール、デブー、アベラルド、ガブリ、チャビ、ロッケンバック、ルイス・エンリケ、ジェオバンニ、サビオラ、オーベルマルス、クライハート、モッタ、そしてダニの19人。 |
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ルイス・エンリケ楽観主義、リバルド悲観主義(4/29/13:00) ■ルイス・エンリケ ■リバルド |
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セルジ、ココはOK!(4/29/13:00) 多くの負傷者を抱えて頭を痛めているカルラス・レシャック監督だが、それでも明るいニュースがまったくないわけではない。セルジとココに今日ドクターOKがでることになっている。これにより、明後日のマドリ戦には二人の左サイドバックの選手が復帰することになる。 セルジの喜びは想像を超えるものがあるだろう。これまで長いリハビリ期間を通して必死の復帰をはかってきたセルジだ。しかも復帰後の最初の試合がマドリ戦というおまけまでついている。いずれにしてもセルジを使うかココを使うかはレシャックの意思次第。フィーゴが復帰する今度の試合ではココが彼のマークにつくと予想されるので、セルジのベンチスタートという可能性が強いだろう。 そのスタメンが予想されるココ。彼はマドリ戦へむけた準備はすべて整ったと語っている。 |
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[ エスポーツ ](4/28/20:00) レアル・ソシエダーに大量得点を入れられたレアル・マドリ。ビジャレアルに大量得点を入れたバルサ。この両チームが水曜日に対戦する。バルサが2点のハンディーを背負ってマドリの地元サンティアゴ・ベルナベウで戦う。 バルサにとってもちろん簡単な試合ではない。どのような状況であれ、敵地ベルナベウでの試合は難しい。例えカンプノウでバルサが2ー0で勝利していたとしても我々は同じことを言っていただろう。ベルナベウでの試合は難しいと。戦う相手がマドリということと同じぐらいに、乗り込むチームがバルサということがこのスタジアムでの試合を難しくする。マドリディスタにとって最大のライバルがやってくるのだから。 だがカンプノウでの試合を終わった瞬間には「奇跡」と思われたことが、昨日の一夜の出来事によりそれほど大げさなことではないかもしれないと思わせている。マドリにとって生死をかけた戦いであった昨日のソシエダー戦。しかも相手は片足を2部に突っ込んでいるチームだ。だが、もちろんバルサとは比べることのできない弱小パワーのソシエダーが、あのマドリに3点をぶち込んだ。リーグ制覇に命をかけて戦っているマドリに勝利したのだ。バレンシアが勝利したことでマドリのリーグ優勝の可能性はほとんどなくなった。ベルナベウで失った国王杯のタイトルに続いて、リーガ優勝のタイトルもこれで失ったことになる。クラブ創立100周年を迎えるにあたって高く上げられたアドバルーンには次のように書かれていた。 チャンピオンズ制覇の道しか残されていないマドリへのプレッシャーは想像を絶するものであろう。ましてカンプノウでの戦い以上の幸運を期待することも不可能だ。バルサにしてもあれ以上のアンラッキーな試合が同じ相手に2回続くこともないだろう。マドリが抱える現実、それは地元ベルナベウで2点の優位さを持って戦えること。と同時に壮絶なプレッシャーも抱えなければいけないこと。昨日の敗戦のダメージが選手たちの頭の中に残っているかどうかは試合が始まってみないとわからない。だがダメージは間違いなく受けている。 一方バルサの現実はどうか。選手たちのモラルが非常に高いものになっていることはじゅうぶん予想できる。しかも昨日の後半の試合で見せた三つの武器、それはチームのためへの犠牲精神、各選手の才能、そしてゴール獲得にむけた高い効率性。この三つの武器が働きさえすれば「奇跡」は奇跡でなくなる。わずかな時間の間に3点をもぎ取ったバルサにとって、マドリに1点を入れられるのは大したことではない。3点を入れればいいのだ。 難しい試合であることには「衝撃の一夜」を過ぎたあとでも変わりはない。だがすべてをかけて戦うことになるバルサにとって、「衝撃の一夜」はベルナベウでの勝利が決して奇跡的なことではないことを自覚させた。冷静に、ひたすら冷静な頭脳で、この試合に臨めばバルサが望む結果がでないと誰が言えようか。あと三日でユーロクラシコが幕を閉じる。 |
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信頼感を取り戻した勝利(4/28/17:00) ビジャレアル戦が終了した瞬間、バルサの選手たちの頭をよぎるものはもうマドリ戦のことだった。昨日のビジャレアル戦の勝利は精神的にもかなり貴重な勝利となったと語る選手たち。自信と信頼感を取り戻してのマドリッドへむけた旅立ちとなる。 ■サビオラ モラル高くマドリ戦へ ■チャビ レアルが勝てたのだから |
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ルイス・エンリケ、すべては今日の19時に(4/28/13:00) ドクター・プルーナとルイス・エンリケの間で交わされた約束事、それはもし試合中に痛みを覚えたらすぐにベンチに報告することだった。ルイス・エンリケはここ何試合か完璧な体調できていたわけではなかった。今シーズン何回か負傷した箇所がここのところ重く感じられていたようだ。あまり良い兆候ではない。ドクター・プルーナにしてみれば不吉な感じがしていたとしても不思議ではない。だからルイス・エンリケにくれぐれも忠告していたのだ。 後半には入り恐れていたことが起きてしまった。右足裏にピリピリする痛みを感じたのだ。だがすぐには報告しなかったルイス・エンリケ。だましだましプレーしている最中に痛みがひどくなってきた。彼はベンチに向かって両手をくるくる回していた。交代の要求だった。 今日の夕方7時にルイス・エンリケは精密検査を受ける。大方の予想するところはかなり否定的な状態だ。マドリ戦まであと3日しかない。ドクター・プルーナは試合後の段階で次のように語っている。 レシャックの見方もかなり否定的だ。そして同時に彼の欠場の可能性はチームにとって大きな痛手となっていると語る。 |
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リバルドの右足を心配するバルサとブラジル(4/27/15:00) バルサ関係者が心配するのは水曜日までにプレーできる状態になるかどうか、セレソン関係者が心配するのはその試合に無理して出場してワールドカップに影響を与えないか。それぞれが違いを見せながらもリバルドの右足ひざのリハビリに注目している。 セレソンやバルサに関わらず、ドクター連中の思いは共通しているようだ。リバルドは無理すべきではないというのが彼らの結論。ドクター・プルーナにしてみれば来シーズンのことも考慮に入れれば大怪我になる前に完全治療して100%のリバルドとして復帰して欲しい。セレソン側のドクターとしては、時間をかけてリハビリをしワールドカップに間に合わせたい考えだ。だがリバルド当人とバルサ関係者の思いは別のところにある。 カンプノウで出場できなかったリバルドにしてみれば、ベルナベウでの試合にはどうしても出場したいところ。バルサにとって、そしてもちろん彼にとってもヨーロッパチャンピオンというタイトルをとるのにどうしても勝利したい試合である。だからセレソンから送られてきた物理療法の専門家とのほぼ一日中のリハビリをおこなっている。そしてレシャックにしても彼の起用は願ってもないところだ。 だがドクター・プルーナの診断は、彼らの希望を達成する可能性からかなり離れたところにある。彼にとってリバルドのマドリ戦への出場は、ほとんど不可能という感じだ。医学的に不可能だと思っている。だが最終的にはリバルド個人が決めることである。それが決まるのは早くても来週の月曜日、その日に最終的な決断が下されることになる。 |
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リバルド「どんなことをしてもベルナベウに行く」(4/26/13:00) これまでもそうであったように、今またプロ中のプロとしてリハビリに励むリバルド。一日6時間にわたる彼のリハビリの目的は、何が何でも来週のマドリ戦に出場すること、これだけだ。ワールドカップのことはいっさい考えていないという。無理をすれば世界中の注目するその大会への出場が危ぶまれる可能性があるにも関わらず、まず第一に考えなければならないのはマドリ戦。どんな犠牲を払ってでも出場すると言い切る。 カンプノウでのマドリ戦がおこなわれた火曜日、リバルドのリハビリの手伝いとなるためにブラジルからやってきていた物理療法の専門家にはっきりと語っているリバルド。 だがバルサドクターたちの予想はかなり悲観的だ。特にドクター・プルーナはリバルドと何回も会見し、慎重にリハビリに励んで欲しいと要請している。ドクター・プルーナの診断によれば、もし右足ヒザの負傷箇所が中途半端にしか治っていない状況で無理をした場合、今度は長期にわたってのリハビリに取り組まなければならない可能性があるという。ワールドカップや来シーズンのことを考え慎重にと忠告するドクター・プルーナの予想では、リバルドのマドリ戦復帰はかなり暗い。 それにも関わらず、リバルドはマドリ戦への出場の可能性を信じきっているようだ。どうしてもこの試合だけには出場しなければならないと考えている。ドクター・プルーナも悲観的ではあるが、100%不可能とは言い切れないところがある。なぜならリバルドはプジョーと同じように、これまで彼の予想を嬉しい意味で裏切ってきた選手だからだ。いずれにしてもここ何日かのリハビリ状況ですべてが決まる。試合に出場するかどうかを決めるのはもはやレシャックではない。リバルド本人の意思次第となっている。あと5日しか残されていない。 |
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[ エスポーツ ](4/25/17:00) 期待と夢を抱いて始まった今シーズン。だがどのようにバルサに甘い批評家でも、決して今シーズンのバルサが躍動的であったとは言えまい。頭でものを考える冷静なバルセロニスタは、このバルサではいかにうまく機能しようと成功は収められないと考るだろう。だが心でものを感じるバルセロニスタはそれでも期待と夢を持ち続ける。これが今シーズンのバルセロニスタの典型的なパターンだ。 どのパターンのバルセロニスタに属していようと、一つだけ共通していたこと、それは大事な試合には無条件でグランドに足を運び、声の続く限り応援したことだ。決してクラブに背を向けることなく、数多くの惨めな戦いぶりに愛想を尽かすこともなく、バルセロニスタとしてしなければいけないことを誰に要求されるまでもなくおこなってきた。だからリバプール戦は満員となったし、それはパナシナイコス戦でもマドリ戦でも同じだった。 だが、いかに心でものを感じようとするバルセロニスタであろうと、奇跡を信じる要素が今シーズンはないことを発見するだろう。国王杯でフィゲーラスに負けた、それも1回戦で敗退した虚無感はいまだに新しい。カンプノウでラス・パルマス相手に引き分け、完全にタイトル獲得の可能性から見放されたのはつい昨日のことだ。そして最後に、ジダーン一族によるカンプノウでの勝利。 ジダーン一族に負けたことの痛手は大きい。あらゆる意味で大きい。我々が最高のフットボールを、今シーズン初めてといっていいほどの魅力的なフットボールを展開しての敗戦。我々は勇気ある戦いをし、それこそバルセロニスタ好みの攻撃的なフットボールをおこない、マドリゴールを5人のディフェンスで守らせたバルサが敗北した。0−2という結果は歴史的な、もちろん否定的な意味での、歴史的な敗北として記録されるだろう。ましてこの日はサン・ジョルディの日でもあったのだから。 あの結果は不公平なものだったと言っても始まらない。バルサが圧倒的に押していたと慰めてもあまり嬉しくはない。フットボールは所詮そんなものであり、途中経過も大事だが要は結果なのだ。 そんなバルセロニスタが今シーズン最後に抱える「期待と夢」は、もちろんベルナベウでの復讐だ。「期待と夢」が壊れるのは最後の瞬間でいい。それまでは誰にでもそれを持つことが許される。そしてそれがある限り、最後の瞬間に奇跡もやって来る可能性が生まれる。 |
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