●Loterias y Apuestas del Estado
街中で見かける「 Loterias y Apuestas del Estado 」の看板が国が主催するくじ類の売り場。そこで、売られているものはいわゆる宝くじと、自分で番号を当てるもの(日本のロト6)、サッカーくじなどがあります。
< Loteria Nacional >
日本の宝くじと同じタイプですが、スペインでは同じ番号が10枚で1組みになります。1枚をデッシモ(1/10)とよび、基本的に発表される賞金額は1組分のものです。これには「Serie」と「Fraccion」というものがありますが、これが関係するのは特別賞の1枚だけ。
*金額はデッシモ(1/10)のもの。
木曜日抽選 1枚(1/10) 3ユーロ 賞金3万/(特賞)120万ユーロ
土曜日抽選 1枚(1/10)10ユーロ 賞金6万/(特賞)300万ユーロ
・Loteria de Navidad ゴルド(Gordo)という名前で親しまれている宝くじは日本でいう年末ジャンボ宝くじ。1枚だけ買うのでしたら、賞金率はいつものと変わりませんが、これは、10枚1組で200ほどシリーズがあるため、1等賞金総額は6億ユーロ弱と桁違いになります。同じ番号をお金を出し合い、町や会社で買い占めるということがよく行われるため、当たると1つの町が大金持ちになるという現象が起こることも。12月22日に行われる抽選は、3〜4時間かかり、TV中継されます。
1枚(1/10) 20ユーロ 賞金30万ユーロ
< La Primitiva >
1〜49のうち6つ番号を当てるもの。1枚の紙で6通りかけられます。1通り1ユーロ。賞金は3つからもらえます。賞金額は売り上げと当たった人数によります。
・Complementario 5つ当たった人のみに有効な番号。6つ目の数字の代わりに使えます。
・Reintegro この番号が当たれば、掛け金が戻ってきます。
・Bote 当選者かいなかった時の賞金が加算されます。これが何回か重なると賞金がどんどんあがっていきます。
抽選日が木曜日、土曜日、日曜日と週に3回あります。紙は上についてる帯の色で見分けられます。
(緑) 木曜日か土曜日どちらか1回分
(茶) 木・土の2回分
(黒) 日曜日で、1通りにつき1.5ユーロ
< Bono Loto >
Primitiva と同じタイプですが、掛け金は一通り0.5ユーロ。
抽選は月曜日、火曜日、水曜日、金曜日の4回。
(緑/赤) 1回分(最低2通りから)
(赤) 出した日からその週の終わりまでの抽選分
< EuroMillones >
1〜49のうちの5つ番号と、それとは別に1−9のうち2つの番号を当てるもの。上記の2種類より、当てるのはもっと難しい。しかし、スペイン1国のくじではなく、ヨーロッパのいくつもの国で同時に行われるので賞金額が高くなります。賞金はすべて当てて、約1500万ユーロ。当てるのが難しいので、Boteも多く、賞金はどんどん高くなる傾向にあります。
もしあたったらどうする?
600ユーロまでの金額なら買ったところで払い戻ししてもらえます。もしそれ以上なら、 Delegaciones Comerciales LAEの事務所に行く必要があります。そんな幸運な人のためにバルセロナ事務所の住所は・・・ <Calle Londres 55-57>
●ONCE(Organizacion Nacional de Ciegos Espan~les)
街を歩いているとONCEと書いてある青いボックスをみかけることがあるでしょう。他にも目の不自由な人が「Para Hoy!(今日の!)」と大声を張り上げながら宝くじを売っているのを見ることがあるかもしれません。これは、ONCE という目の不自由な人たちのための組織が主催する毎日抽選の宝くじ。
売っている人が全く目が見えない場合、買いたいくじを指で指し示しても分からないので、そのときは下1桁の数字を言います(1〜10くらいはおぼえるますよね)。売っている人は、それがどこに置いてあるか覚えていますし、この宝くじには点字で番号などが書かれているので、触って見分けることができます。
抽選日 | 値段(1枚) | 賞金 |
月ー木 | 1.5ユーロ | 35,000ユーロ |
金 | 3.0ユーロ | 9,000,000ユーロ |
土・日 | 2.0ユーロ | 5,000,000ユーロ 毎月6,000ユーロ 25年間 |
●上記すべてのくじの当選番号は次の日の新聞に載ります●