2月17日 火曜日

■1チャンネル(1.6MB)
フィエスタ、フィエスタ、フィエスタ、そしてスペクタクルがカンプノウに戻ってきた。

■2チャンネル(1.0MB)
インタビューなんて面倒くせえなあ、というのがモロ見えダビッツ。彼の退場で今シーズンのバルサ退場者は8人となった。あのエスパニョールに次いで2番目の多さ。納得できません。

■3チャンネル(1.2MB)
ゴール!ゴール!ベンチもなかなか良い雰囲気。でも監督は渋い表情を作らないといけません。大喜びしちゃあみっともないもんね。

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そして、半分になったバルサ

「前半の30分は我々の今シーズン最高の試合展開であり、90分を通してみてもほぼ完璧な試合だった。
そう語るコクーの言葉を待つまでもなく、At.マドリを敗ったバルサの試合展開は今シーズン最高のものと言える。リーグ戦4連勝という、ここ何年かのバルサにしては珍しい連勝記録を達成したし、4位以内を争う直接の相手を倒しての3ポイント獲得は非常に大きな意味を持つ。そして今度の土曜日にはメスタージャでのバレンシア戦という大事な試合を控えるバルサ、だがフラン・ライカー監督は木曜日まで総合練習に入れない状況だ。今週の水曜日には多くの代表試合があるからだ。

誰もいなくなったバルサと言うわけではない。だがほぼそれに近い状況だ。ロナルディーニョはブラジル代表選手の一人としてダブリンに向かった。レイジゲルは負傷していながらも、コクー、ダビッツ、オーベルマルスと共にアメリカ代表との試合を戦うためにアムステルダムに向かった。オランダ人選手でバルセロナに残っているのは負傷中のクルイベル、代表招集されなかったジオだけだ。ルストゥはデンマーク戦にスタメンで出場するためにトルコに帰っている。クアレスマはアンダー21代表選手としてポルトガル代表に招集されている。イニエスタ、セルヒオ・ガルシア、ペーニャもスペインアンダー21代表選手として招集されている。プジョー、チャビはバルセロナに残っているものの、カンプノウでの練習には参加できない。なぜなら彼らもまたモンジュイクでおこなわれるスペイン代表対ペルー代表との試合に備えての練習に参加しなければならないからだ。


そして、ダビッツの将来は?

「もし今すぐ来シーズンに向けた契約更新をしろと言われるのなら、気分良くサインしてしまうだろう。同僚選手だけではなく、カンプノウで応援する人々や通りで声をかけてくれる人々の暖かさにとても感謝しているし、バルセロナの街も非常に気に入っている。だが契約交渉というのは相手あってのことだから、クラブと自分の代理人がキッチリと話し合わなければならない。もちろん経済的な問題が重要なテーマとなるだろう。いずれにしても、将来のことは誰にもわからないさ。」
試合後のインタビュー番組でそう語るダビッツ。メディア嫌いで有名な彼だが、バルサにレンタル移籍してこれで3回目の公式インタビューであり、ユベントス時代には考えれらない彼の行動だ。

「バルセロニスタの皆さん、安心してください。私は決してバルサを離れるつもりはないし、まして噂に上がっているライバルクラブに入団なんてことは絶対ありません。」
親友のジャーナリストを通じてエスポルト紙に“公式発言”を掲載し、裏ではすでにライバルクラブの会長の提供した契約書にサインをしていたペセテロという名の選手がいた。このとんでもない曲者とダビッツの違い、それは前者は嘘つきであり後者は正直にファンに対応していこうという、その姿勢にある。多くのメディアはダビッツはすでにローマと仮契約を済ませていると推測する。だが、仮契約をしていようがしていまいが、それは大して問題とならない。

なぜならバルサとダビッツとの間で交わしている契約書には、同じオファーがあった場合はバルサが優先となるという項目がある。もし同じオファーでありながらバルサ以外のクラブを選んだ場合、ダビッツ側はバルサに対し賠償金を支払わなければならない。そしてその額は半端なものではないようだ。したがって、バルサとダビッツの関係は最終的に経済的問題であり、30際を過ぎた彼にとって最後の“素晴らしい契約”としなければならないのは当然のことでもある。バルサに残りたいとは思うものの、だがプロ選手として最高額のオファーを勝ち取りたいと考えるダビッツ。彼の将来を決定するのはバルサのオファー次第となる。