■２チャンネル（1.3ＭＢ）
バモス、コネッホ・サビオラ！クルービーに簡単にスタメンを譲ってはいかんよ。

■３チャンネル（0.8ＭＢ）
フーマン・チュッタ「コネッホは可哀想だいね。長い道のりの旅をして一本のニンジンももらえなかったんだから。でもヤツは強いコネッホだからすぐに立ち直るさ。」
「実を言うと、パトリックは俺のアイドル。バルサに来て以来のアイドルなんだ。だから彼のことに関してしゃべるのは難しい。せめて言えることは、まわりでガタガタと騒がないで、彼に自由にプレーさせてあげて欲しいということだな。もちろん来シーズンも彼がバルサに残ることを期待しているし、彼を放出したら後悔すると思うよ。」

22時試合開始、賛否両論

カンプノウでおこなわれるビジャレアル戦、この試合の開始時間はなんと２２時となっている。スペインは先週から夏時間に入っている関係上、放映権を持つテレビ局がこの試合時間を指定し、バルサとしては従うほかないことからこの試合時間となった。週末の試合の開始時間あるいはテレビの放送時間は色々な方面に良い影響、悪い影響を与えることになる。例えばレストラン経営者と一般商店経営者の人々にとって、試合開始・放映開始時間はいってみれば死活をかけた問題でもある。

レストラン関係者にとって土曜日の２２時試合開始というのは最悪なものとなる。例えば、夕方の５時からの試合であれば、７時に試合が終了次第多くの人々は家路につき、ノンビリと時間を過ごしてから夕食をとりにレストランに行くことが可能となる。夕方の７時からの試合開始であれば、９時に試合が終了し、そのままレストランに直行する家族も多いだろう。人数は減るものの、９時からの試合開始でも１１時の試合終了後にレストランに向かう家族もいる。だがこの試合のように夜の１０時に試合が開始されるとなると、試合終了後にレストランに向かう人々はいないだろうし、レストラン自体も閉店の時間が近づいている頃だ。スペイン人の夕食はだいたい９時頃から始まるし、その時間に合わせて開店するレストランが多いことから、試合前に急ぎの食事をレストランで楽しもうという人も少ない。

だが一般商店の関係者となるとレストラン関係者と異なり、土曜日２２時試合開始というのは理想的な時間となる。土曜日に最も買い物客が混み合う時間帯は夜の８時ごろから９時にかけて。もしこれまで通り試合開始が９時となると、カンプノウへ向かう人々や家でテレビを見るために急ぐ人々がでてくるから売り上げに影響してくる。したがって夕方の５時試合開始とか２２時試合開始というのは商店経営者にとっては理想的な時間となる。最悪なのは夕方の７時とか７時半の試合であり、それについで９時の試合だ。

だが実際にカンプノウでの観戦を楽しむバルセロニスタにとって、２２時試合開始というのは当然ながら遅い時間ではあるものの、カンプノウに向かわない理由とはならない。ペーニャと呼ばれるバルサファン組織の人々にとっては、もちろん試合時間がどうでもいいということではないものの、レストラン関係者や商店経営者に比べれば深刻な問題とはならない。地方にあるペーニャの人々であれば何台ものバスをチャーターしてカンプノウにやって来る。先日おこなわれたレアル・ソシエダ戦を観戦に来たレイダのペーニャたちは自宅に到着したときにはすでに夜中の２時となっていた。したがってビジャレアル戦では３時が到着時間となる。
「とても理想的な試合開始時間とは言えないが、今の世の中テレビの力が強いことがわかっているからあきらめるしかない。すべてクラブのためさ。」
そう語るレイダのペーニャ会員。

まだ“ペイ・パー・ビュー”などという便利なものが世の中に存在していない時代、カンプノウでの試合時間は１７時というのが普通だった。多くの古いソシオはいまだに１７時試合開始を理想と見る。冬であればそれほど寒くない時間だし、したがって子供や孫たちも一緒に連れていける時間だ。遅い昼食をとってからカンプノウに向かい、そして試合が終了し自宅に帰るのが２０時頃。１時間ほど自宅でくつろいだ後、家族全員で夕食に出かけることが可能となる時間。だが、彼らにとって試合時間などよりもっと大事なことはバルサが勝利すること。いかに早い時間の試合開始であれ遅いものであれ、バルサが勝利しないことには話にならない。

■招集選手（スタメン予想選手）
ビクトル、ジオ、オラゲール、マルケス、レイジゲル、コクー、チャビ、ダビッツ、ロナルディーニョ、ルイス・ガルシア、サビオラ、ルストゥ、ガブリ、ジェラール、モッタ、イニエスタ、ルイス・エンリケ、オーベルマルス、クルイベル