Larguero(ラルゲーロ)

クロスバー

驚くことに1865年にゴール枠の大きさが公式に決まってから、未だにそれは変更されていない。高さが2m44、横が7m32というサイズはこれが決められてから140年近くたった今でも同じだ。だが時代と共に変わってきていることもある。その最大の変化は枠の材質だ。当初は木製のみが許されたが、最近ではほとんどがアルミ製となっている。そして各ポストの直径は12cmと決まっている。また、ペンキの色も白と決まっている。

他の国のことは知らないからいい加減なことは言えないが、少なくともスペイン語ではこのゴール枠に関する単語が細かく別れている。ラルゲーロは上にある横に広がるポールのこと。そしてそのラルゲーロを支える2本の縦のポール、それはPalo(パロ)と呼ばれるが、ボールが飛んでくる方向によってそれぞれPrimer Palo(プリメル・パロ)Segundo Palo(セグンド・パロ)と呼ばれる。コーナーキックなどでボールがゴール枠に向かって飛んでくるとする。その時、ボールが蹴られるコーナーに近い方のポールをプリメル・パロ、遠い方のポールをセグンド・パロと呼ぶ。監督などが選手に指令を出すときに「お前はプリメル・パロを守れ」とか「お前はセグンド・パロにつけ」などと選手に説明をする場合に便利だ。

またすべて合わせて、つまりラルゲーロと2本のパロを合わせてPostes(ポステス)と呼ぶ。