Caracoles(カラコーレス)

カタツムリ

カタツムリ渦巻き状のものCaracol(カラコール)といいCaracoles(カラコーレス)はその複数形。フットボール的には自分の体を軸にして利き足でボールをコントロールしながらクルクル回ることによってボールキープするテクニックを言う。例えば右足を軸とするなら左足でボールコントロールし時計回転方向にクルクルと回ることになり、軸足が逆なら回転方向も逆となる。

相手選手からのプレッシャーを受けたときにボールをとられないようにするための一つのテクニックだが、最近ではやはりチャビがピカイチだろう。バルサBでプレーしている時代にもやっていたプレーだが、師匠はラウドゥルップだというのを何かのコメントで聞いた覚えがある。

チャビほどではないにしろ多くの選手がこのテクニックを見せてくれる。だがポルテロであるにも関わらずこのカラコーレスをやった選手は今まで一人しか知らない。スビサレッタが抜けたあとに正ポルテロとなったブスケという選手、バックパスを受けたのはいいが相手デランテロがプレッシャーをかけてきて一対一という感じになったときにやったのを見たことがある。危険を察したらボールを外に出してしまうのが普通のポルテロだと思うが、彼は普通のポルテロではなかった。足のテクニックでは最も優れたポルテロだったかも知れないが、肝心のポルテロとしての才能はイマイチだったのが残念といえば残念。天は二物を与えてくれない。