Colchonero(コルチョネロ)

マットレス屋

At.マドリというクラブやそのクラブに在籍する選手、そしてファンの人々を総称して使われるのがこのコルチョネロという言葉。At.マドリファンは「俺はAtletico(アトレティコ)だ」と自称するのが一般的だが、At.マドリファン以外の人やメディアはこのコルチョネロという単語を使ってAt.マドリファンを指すことが多い。

ベッドに敷かれるマットレスをColchon(コルチョン)というが、そのマットレスを製造したり修繕したりする人のことをコルチョネロと言う。20世紀の初頭、このコルチョネロを職業とする人は要請がありしだい各家庭を回ってマットレスの修繕をしていたという。固くなってしまったマットレスの中身を入れ替えて柔らかくしたり、あるいは生地が破れたりしたのを繕ったりするのが当時のコルチョネロの主な仕事。そして当時のほとんどのマットレスが赤と白のストライブ模様生地で作られていた。そう、At.マドリが着用する第一ユニフォームとまったく同じ色柄だ。

ちなみにこのコルチョネロという愛称以外にAt.マドリファンにとっては嬉しくない呼び方もある。Pupas(プッパス)吹き出物がそれだ。すでに亡くなったAt.マドリ元会長のヘスウ・ヒル時代には多くのスキャンダルが提供されたが、もともと歴史的にみてクラブ内の権力争いやクラブ理事会とファンクラブなどの間でもスキャンダラスな話題が尽きないクラブ。そこらへんを称してこのあだ名がついている。