Giovani Dos Santos
ジョバニ

1989/05/11
Mexico
170cm 71kg
Delantero
Tottenham

星の観賞(映像)

星の軌跡
2002年夏、13歳で入団

2002 - 03 Infantil A
2003 - 04 Cadete B
2004 - 05 Cadete A
2005 - 06 Juvenil A
2006 - 07 FC Barceona B
2007 - 08 FC Barceona
2008 - Tottenham

星の輝き
まだ15歳だからして、フベニルカテゴリーでもバルサBの選手としてもデビューしていないジョバニ・ドス・サントス、その彼は今シーズンからカデッテAカテゴリーでプレーしている。これまでどおり順調に育ち続けたとしても、イニエスタやメッシーと同じように一部チームでの出場チャンスが訪れるまでにまだ時間が必要だ。したがって彼よりも上のカテゴリーでプレーしている何人かの選手がジョバニよりも先に一部デビューを果たすことになるだろう。だが、それでも、カンテラからのクラック誕生という面で考えれば、イニエスタ、メッシーに続くのは彼だという気がする。フットボールセンス、テクニック、才能、スピード、どれをとっても現在のカンテラ選手の中では超一流と言っていい。

父親がブラジル人、母親がメキシコ人、バルサにやってきたのは今から2年前の2002年のことで、フランスのインファンティルの大会に参加しているところをバルサスカウトの目にとまりバルサに入団してきている。彼が13歳の時だ。1歳違いの弟のジョナタン・ドス・サントスも一緒に入団してきて、兄よりも一つ下のカテゴリーでプレーしている。弱点は右足とヘッディングのテクニックと認める彼だが、左足だけでもこれまで素晴らしいプレーを見せている。

残念ながら、彼がバルサに来る前の経歴に関する情報は非常に少ない。ブラジルのどこで生まれて何というクラブでプレーしていたのか、身長や体重は現在どのくらいなのか(偶然にも彼の隣で立ちながら試合観戦するという機会があって、その時の印象では身長172cm、体重66kg程度という感じ、そして5分程度の会話では非常に明るくて感じの良い坊や)、そしてマシア寮に住んでいるのかあるいは両親がやって来ていて一緒に住んでいるのか、そこら辺がまだわからない。

それでも、彼のこれまでの経歴なんぞは別として、彼の持つ素材の素晴らしさを知ってしまった人が現れている。マンチェスターの監督であるアレックス・ファーガソン、2004年の夏にマンチェスターでおこなわれたナイキがスポンサーとなっての“マンチェスターユナイテッド・プレミアカップ”という大会での活躍を彼は見逃していない。夏休み中におこなわれたことにより、練習期間が1週間もない状態でこの大会に参加したバルサカデッテカテゴリーチームは、他の参加クラブより圧倒的に遅れをとってのものであり準決勝にも進めないで敗退している。だがアレックス・ファーガソンはバルサのユニを着た10番と11番の選手に注目していることを大会終了日の記者会見で語っている。10番、それはいつかこのコーナーに登場するであろうワルテル・フェルナンデス、そして11番、それはジョバニ・ドス・サントスの着ているユニフォームの番号だ。(04年11月)


チキート参照記事
「Aチーム」