Olegier Presas Renon
オラゲール

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05 - 06
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ひそかに100試合出場
(06/01/26)

先週末おこなわれたアラベス戦でオラゲール・プレッサスがひそかに100試合出場を果たしている、が、そのことはあまりニュースとはなっていない。バンガール当時監督のもと2003年1月12日マラガ戦で一部デビューを果たして以来、彼はフットボール選手としてそれほどニュースネタとならないキャラクターだ。したがって100試合出場もあまりメディアに騒がれることなく達成したオラゲールとなった。
「100試合出場達成ということ自体はそれほど感激的なものでもなんでもない。それでも一つの区切りということで、これまでの経験を振り返るためのきっかけとなったのは確かなこと。そしてこれまで自分がやって来たことに対して改めて誇りを感じさせてくれるものとなっている。」
彼がデビューした2002−03シーズンには3人の監督のもとにプレーする経験を持つ。バンガールの手により2試合出場、デ・ラ・クルス監督のもとで1試合、そしてアンティック監督時代には2試合出場し、このシーズン合計5試合出場している。

「少年時代も含めてすべての監督にそれぞれ感謝の気持ちがあるけれど、バンガールとライカーへのそれは特別なものだ。前者は一部リーグ選手としてのデビューの扉を開いてくれた監督だし、後者は一部リーグ継続性を与えてくれた監督だからさ。」
経験と自信、言い換えれば経験から生まれた自信、それが100試合出場という記録より大事だと思うオラゲール。彼は現在のバルサ監督フラン・ライカーには絶大の信頼を置かれている選手でもある。チーム内3本指に入るほどの試合出場数を記録していることもさることながら、ポジションもセントラルだけでばなくラテラルスタメン選手として起用され始めデフェンサのオールマイティ選手の一人となりつつある。

「まだこの世界ではデビューしたばかり。これからが本当の勝負だと思っている。」
そう語るオラゲールの現在の活躍を、彼がデビューしたときに予想した人はほとんどいないだろう。かつてプジョーがそうであったように、今またオラゲールという選手が“学習力”と“経験から生まれる自信”によって大きく成長しようとしている。だからこの世界、ミニエスタディでのプレーぶりを見ただけではわからない。ミニエスタディで現在プレーしている若者の将来は予想することができても的中させることはとことん難しい。少なくてもシロウトには難しいしわからないことだ。そこがまた面白い。

「Aチーム」