エドガー・ダビッツ選手の巻

バルサとバルセロニスタをコケにしてくれたエドガー・ダビッツ。やれマンション代をよこせだの、年俸をもっと上げろだの、契約期間を延ばせだの、はたまた他のクラブに行く可能性はほとんどないだのという嘘八百を並べたあげく最終的にはすでにインテルと交わしていた仮契約をまっとうするためにバルサを離れていった。そして現在、インテルで活躍しているかというとどうやらそうでもないらしい。すでにユーロ2004はもう過ぎたことだし、出られるか出られないかわからないワールドカップまではまだまだ時間がある。したがって今の時期は適当にやっているんだろうか。

彼がメディアに登場するのは相変わらずスキャンダルな話題としてだ。ミランの街で買い物をしていたところを写真に撮られたことに怒り狂ったブルドッグ・ダビッツはそのジャーナリストのカメラを奪い取って投げ飛ばしただけではなく、彼にも全治1週間の負傷を負わせている。もちろん被害者は警察に訴えており、そのうち裁判沙汰にでもなるのだろう。

彼がバルサに残留しなかったことで最も大喜びしたのはカタルーニャのジャーナリストだった。後半の巻き返しに重要な役割を果たした選手でありながら、まったくの“残念コメント”や“クラブ批判コメント”がメディアに流れなかった。ジャーナリストなどにおこなわれた彼の暴力行為や暴言行為は今に始まったことではない。バルサにいるころもクルービーの誕生日パーティーでの女性テレビカメラマンに対する乱暴行為。妊娠中の女性カメラマンへの暴言事件などのスキャンダラスな行為が話題になっていた。取材をしなければならないジャーナリストの多くが彼のインテル行きを喜んだのも納得、納得。(2004/10/19


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