ホセ・マリ・バケーロ監督の巻

我らが永遠カピタン、ホセ・マリ・バケーロがついにプロの監督として新たなスタートを切ることになった。その記念すべき最初のクラブ、それは二部Aカテゴリーに所属するマラガBだ。ひじ鉄イエロの兄貴にして元バルサ選手であるマノロ・イエロがスポーツ・ディレクターをしているマラガ。今回の監督就任もバケーロと親交の深い彼からの誘いがあったからだ。

決して快進撃をぶっ飛ばしているいるチームではない。それどころか下手すりゃカテゴリー落ちが危ぶまれるやばいチームであるマラガB。だがそんなことは我らが永遠カピタン・バケーロには関係ないこと。
「自分に監督としての機会を与えてくれたことに感謝している。長い間この日が来るのを待っていた。マラガBには多くの期待できる若い選手がいることを知っているし、残りのシーズンでじゅうぶん反撃するチャンスがあるだろうと信じている。」
マラガB監督の就任が決まってキッパリと抱負を語るバケーロ監督。

クライフバルサで選手として活躍していた頃の同僚の何人かはすでにプロ監督として新たな人生に挑んでいる。クーマン、ラウドゥルップ、ウリスト、そして今バケーロも彼らの仲間入りとなった。セラ・フェレール時代やバンガール時代にはスタッフテクニコの一員としてベンチに座ったこともあるが、一つのチームの最高責任者、つまり監督としてのスタートはこのマラガBというチームとなる。彼の将来の夢、それはかなり遠い将来となる可能性があるものの最終的にはバルサの監督になること。監督としてカンプノウに戻ってくることだ。早ければ5年、もっと時間が必要となると10年、いつかその日がやって来るといい。(2005/01/26


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