1月3日



今のバルサは根性がない

ストイチコフほどはっきりものを言う人間はいないだろう。昨日、元バルサ選手のゴイコエチェアの引退試合にはせ参じたストイチコフ。彼のバルサに対する意見はシンプルだ。レシャックを擁護し、選手たちを鋭く攻撃する。

多くの人たちが期待する「ドリームチーム2号」は、なかなか実現しませんが。

うまく説明することはできないけれど、それは無理な話だ。ドリームチームはもうすでに過去のものだし、同じ物を再び作るなんて事はできないよ。もう昔の事は忘れた方がいいな。

なぜ、最近のバルサは調子が悪いんでしょうか

それを一番うまく説明できるのは現場にいる人間だろう、少なくても俺じゃない。だけどね、一つだけ言えることは今のチームにはキャラクターが不足しているということだろうな。個性がないということに尽きる。もっと勇気をもって戦わなくっちゃ。もし1−0で勝っているなら、2点目を追求するようなプレーをして欲しいよね。もっとゴールを狙わなくっちゃ。

かつてのチームとの違いは、選手にあるということでしょうか。

それは違うぜ。オレ達の時代はね、監督が一つの道を示してそれにオレ達がくっついて行くという感じだった。もちろん何回も選手とコーチ陣との衝突はあったさ。俺にしたって、しょっちゅう監督ともめていたかんね。でも、そういうことがチームそのものを大きくしていくんだと思うよ。

練習開始日に2人の選手が欠けていましたが。

俺は練習に遅れたことは一度もない。一度もだよ、本当に。いずれにしてもこういう問題は会長なり監督たちが処分を決めればいいことだろう。

しかし、重要な問題ではありますよね。

個人的な事ととして言わせてもらえば、何かの理由で練習に間に合わないときには同僚たちに説明して了解をとったね、俺の場合は。なぜ、同僚たちにかって?ヤツらは自分と同じ職業についている人たちであって、彼らに理解してもらうことが一番重要なことだからさ。そして彼らが理解してくれた時に初めて俺は監督のところに行くのさ。これが逆であってはならないんだ、わかるか?

これまでの決して良い結果とは言えない状況をレシャックのせいにする人が多いですが。

それはじゅうぶん理解できることだが、そうじゃあないんだな。レシャックは自分がしていることははっきりわかっている監督さ。こういう場面ではこうしなければならないとか、色々な場面で彼はしなければならないことをしていると思う。今のチームに欠けているものは、選手たちが彼のアイデアを実行できないところにあると思う。所詮、試合に勝つも負けるも選手次第ってことがわからなくっちゃ。

でもバルセロニスタはレシャックが悪いと思っている。

そうじゃないんだ。例えばエスパニョール戦での敗北をレシャックのせいにできるかい?問題は選手たちに根性がないってことさ。



リバルド、復活

折り返し地点での最高の補強選手が登場。その名もリバルド。今週の日曜日の試合にほぼ完璧な状態での出場が可能になった。
ここまで7試合しか出場していないリバルドが決めたゴールは4点。完全な体調のもとにおこなった試合は一つもないリバルドだ。だがクリスマス休暇を終えてバルセロナに帰ってきたリバルドは、ほぼ完璧な体調に戻っているとドクター陣は判断している。

一方、練習初日に9か月ぶりに参加してきたアベラルドは、もう少し待たなければならない。それは初日の練習で、以前の負傷箇所とは関係ないものの右足の筋肉痛をおこしてしまったからだ。大した負傷ではないものの、大事をとって来週の月曜日に精密検査をおこなうことになった。

●セルジキャプテン、怒るの巻き

ジェオバンニとロッケンバックが初日の練習に参加しなかったことに関し、キャプテンとしてセルジが怒りの発言をおこなった。
「彼らは我々選手に一番大事なもの、つまり選手間同士での団結に水を差すようなマネをした。非常に悲しい現象である。23日からの休暇だったのだから、帰国準備をするにはじゅうぶんな時間があったはずだ。彼らみたいな若い選手にとって一番大切なことは、グランドでプレーすることであるはずなのに。返す返すも残念なことだと思う。」

●ロッケンバック「反省しています」

自分が犯したミスに気がついたロッケンバック。一日遅れの到着がこんなに大きな問題になろうとは予想もしていなかったようだ。
「反省しています。ごめんなさい、反省しています。二度とこんな事は起こさないと神に誓います。反省しています」