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1月31日 土曜日
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■1チャンネル(1.0MB) 守って守りきれるときもあれば、どんなに守っても守りきれない場合もある。それが“結果”主義の怖いところだ。 ■2チャンネル(1.0MB) ■3チャンネル(1.0MB) (映像を見るにはQuickTimeが必要です。ダウンロードはこちらから) |
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ラポルタチーム、最初の危機 国王杯準々決勝での痛々しい敗退は同時にラポルタチームが最初の危機を迎えたことを意味する。今シーズンの最低目標として“リーグ戦4位以内、そして一つのタイトルの獲得”をあげたラポルタチーム。まだUEFAカップが残っているとは言え、国王杯のタイトルに比べたら果てしなく長い道のりと強運を必要とするタイトルだ。多くの批判を浴びることになったフラン・ライカー監督ではあるものの、その批判の本来の矛先はラポルタチームへと向けられるべきものだろう。新政権が誕生し、そして彼らが理想的な監督として指名したのがフラン・ライカーだからだ。しかもここ何日かの間にメディアの紙面に一挙に出現した“放出選手・獲得選手候補リスト”に関してチキ・ベギリスタインが次のように語るとき、それはさらに明らかになる。 多くのメディアがフラン・ライカーのおこなった選手交代を批判している。なぜロナルディーニョをベンチに下げたのか、なぜダビッツをベンチに下げたのか、多くの疑問符がフラン・ライカーに対して投げられた。この試合、少なくても前半のロナルディーニョの動きは今シーズン最悪のものだったと言える。だが、確かにそれでもロナルディーニョはロナルディーニョだ。多くのバルセロニスタが期待する“奇跡”をおこしてくれるかも知れなかった。それでも、その可能性だけをもってしてフラン・ライカーを攻めるのは的外れだろう。ロナルディーニョに代わって登場してきたルイス・エンリケがもし勝利につながるゴールを決めていたら、フラン・ライカーはヒーロー監督となっていたに違いない。 ダビッツにしても、これまで見てきた少ない試合での彼の動きではなかった。ボールを奪うことが役目の選手がボールを奪われるようでは何ともみっともない話しだ。5月までしかいない選手を“選挙公約にある第二のメディアクラック選手の獲得”と図々しくも堂々と言い切るラポルタ。だが残りわずか4か月だけのために、そしてユーロ2004への体調の調整のためにプレーしている選手がこの段階で“疲労”していること自体が問題だ。 もしメディアがフラン・ライカーを批判するのであれば、そしてその批判は大方のものが正しいとしても、同じようなエネルギーでラポルタチームを批判しなければならない。もう2月に入るというのに、そしてリーグ戦はもう4か月弱しか残っていないというのに、いまだにバルサはどのようなシステムで戦おうとしているのか誰にも理解できないチームだ。その責任はフラン・ライカーにあり、彼を指名した多くの関係者、ラポルタ会長、チキ・ベギリスタイン、そしてもちろんヨハン・クライフ、彼らも同時に批判されなければ公平とは言えない。 多くの批判とプレッシャーを受けながら、フラン・ライカー新米監督は信じる道を行くべきだ。彼のスタイルが“結果”のみを追及するものであるならば、その“結果”をだしていかなければならない。今度の日曜日は苦手なカンプノウでのアルバセテ戦。とりあえずこれに勝利して4位以内への接近を試みるしかない。それが彼の仕事だ。 |
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KOの選手とOKの選手 国王杯での試合は、一つのタイトル獲得の可能性を失ったことと、そしてパトリック・クルイベルをしばらく失うという結果になった。前半にミリートと衝突し左足ヒザを痛めたクルイベルは昨日の午前中に精密密検査を受けた結果、2週間から3週間のリハビリが必要と診断された。少なくても次のアルバセテ戦、オサスナ戦は間違いなく出場不可能であり、At.マドリ戦に間に合えば順調な回復ということになりそうだ。また負傷した彼の代わりに登場したサビオラもこの試合で打撲傷を受け、明日のアルバセテ戦は微妙な感じとなっている。ロナルディーニョとレイジゲルは負傷していないがカード制裁を喰らっているため彼らもまた明日の試合には出場できない。 明るいニュース、それはイニエスタがほぼ復帰できる状態になっていることだ。すでに2週間以上のリハビリを続けているイニエスタだが、合同練習ではほぼ普通の状態でプレーできており、ドクター許可も間違いないところ。そしてまだ少し予定より早いとは言え、カルラス・プジョーが復帰をフラン・ライカーに依頼している。今週のはじめに練習に参加してきた彼は、まだ本格的な合同練習参加はしていないものの、体調的には何の問題もないと訴えている。もちろん試合に出場するようなことがあれば、スーペル・マスクマン・プジョーの復帰となる。 |
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