3月23日 水曜日

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知らないのは、あんただけ!

合同練習と呼ぶには寂しすぎるほどの少数選手しか集まってこなかった火曜日の練習。代表戦があるから来週の木曜日まではこんな感じの練習風景となってしまう。でもこの日はエドゥミルソンが練習場に顔を出し、そしてモッタがボールを一発蹴りにやって来ていた。

さて、細かいことにこだわらずノンビリとした性格でチームメイトに親しまれているらしいラファエル・マルケス君。真剣勝負となる試合中にもそのノンビリさが垣間見られる。前半の途中で出されたタルヘッタ・アマリージャに気が付かなかったマルケス。そりゃそうだ、審判はマルケスの背中に向かって黄色い紙を示しているから彼は気が付かなかったようだ。審判協議会のルールによればカードを示すときは選手の前に立ってはっきりと示さなければならないとあるらしいからこの審判はルール違反を犯している。とは言うものの、ハーフタイムに誰もカードのことをマルケスに触れていないのもノンビリとした話。周りの選手たちはもちろんマルケスも気が付いていると思ったから何も言わなかったのだろう。要するに彼だけが知らなかったタルヘッタ・アマリージャ。

「えっ?赤?」
後半の途中でスッテンコロリン・ファールを犯したマルケスはタルヘッタ・ロハにビックリ。
「そうじゃないよ、二枚目のカードだよ」
親切なロナルディーニョがなぜかこっそりと説明する。
「えっ?二枚目?」
ビックリマルケス。
「前半にもらったじゃない」
同じく親切なマウロ・シルバも説明。
「じゃあ、退場?おれ退場?」

何となく微笑ましいシーンだけれど、ちっとも微笑ましくないのは審判協議会の所有するコンピューターがはじき出すバルサ戦割り当て審判。前々回の試合ビルバオ戦にマドリ出身の審判、そして前回のコルーニャ戦にも同じくマドリ出身審判、そしてクラシコを前にしたベティス戦には何とあのピノ・サモラーノが予定されている。エスパニョール戦でそれぞれ3人ずつの退場者を出して満足げに試合を終了させたあのピノ・サモラーノ。もうカードを4枚持っているかどうかなんてのは問題じゃなく、タルヘッタ・ロハ一発退場を気をつけなくちゃ!

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