10月29日 水曜日

■1チャンネル(1.5MB)
ようやく入りましたよ、よ・う・や・く。フリーキックでのゴールは2002年5月5日の試合でのチャビ・ゴール以来。あれから1年半たってようやく決まりました。はー、長かったな。

■2チャンネル(1.1MB)
いい試合をしての敗北より、悪い試合での勝利の方がチームにとっては妙薬となる。こんな明るい雰囲気の中での練習は何週間ぶりか。
「勝利したことで選手の間に信頼感が生まれてくる」
そう語るコネッホ。

■3チャンネル(1.1MB)
マジョルカ戦の試合前の風景。どこにもおかしな人はいるもんで・・・

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フラン・ライカー・バルサの変貌

フラン・ライカー個人の決断によるものか、あるいはチキ・ベギリスタインとのこれまでの緊迫した話し合いの結果によるものか、いずれにしても理由がどうであれ、フラン・ライカー・バルサの変貌が姿をあらわし始めたのは確かなことだ。バレンシア戦、コルーニャ戦、そしてマジョルカ戦という3試合を通して変貌と遂げるバルサ、それはオーベルマルスのスタメンから観客席への移動、チャビ、ルイス・エンリケ、クルイベルのベンチ控え現象で表されるだろう。

●バレンシア戦●

この試合のスタメンに出場したマルケス、レイジゲル、チャビ、オーベルマルス、クルイベルはコルーニャ戦では外された。


●コルーニャ戦●

バレンシア戦に続きこの試合にもスタメン出場したルイス・エンリケは次のマジョルカ戦ではベンチでの控えとなる。


●マジョルカ戦●

コルーニャ戦との唯一の違いはルイス・エンリケの代わりにクアレスマがスタメン出場したことだ。


フラン・ライカーのオーベルマルスに対する信頼感が失われたのは“負傷”を理由にメキシコ遠征に参加しなかった日から始まる。そしてメキシコ遠征後の試合となったバレンシア戦には出場したものの、それ以来ベンチにも入れずスタンド観戦となっている。“負傷”そのものが疑わしいとは決して公表されていないが、フラン・ライカーは我々が知らない何かを知っているに違いない。それでなければスタメンから“ベンチ控え”というルートを通らずいきなりスタンド観戦という事実が納得できない。

ドブレ・ピボッテをフィジカル的に強く、しかも高さに強い選手で構成したいと考えたフラン・ライカーにとって、チャビから出されるパスの有効性よりはモッタのあたりの強さや高いボールへの有効性が優先されることになる。またガブリの負傷からの復帰という事実がレイジゲルのベンチ控えという現象を生むことになった。フラン・ライカーのシーズン開始当初の構想にあったプジョーの右ラテラル案は、ガブリの復帰によってプジョーセントラル案へと変更されれることになる。

マジョルカ戦で唯一見られた変更はルイス・エンリケに代わってのクアレスマの登場だった。今シーズン、初めてスタメンから外されたルイス・エンリケだが、それは今日のムルシア戦でも続きそうだ。それはクルイベルではなくサビオラのスタメンも続くことの一つとなるだろう。バレンシア戦でスタンドから突如として沸きあがったサビオラコール以来、フラン・ライカーは常にサビオラをスタメン出場させてきている。クルイベルにとってやりにくい場となりつつあるカンプノウでの試合だけに、ムルシア戦も彼のスタメンが予想される。

今日のムルシア戦に招集された選手はカード制裁で出場できないガブリに代わってオスカー・ロペスが加わったのみで、その他の選手はマジョルカ戦とまったく同じ。つまりオーベルマルスは当然としても、イニエスタが再び招集されずじまいとなった。残念無念のイニエスタマニア。

●ムルシア戦招集選手
ビクトル、ルストゥ、ジオ、レイジゲル、マルケス、コクー、プジョー、オスカー・ロペス、チャビ、モッタ、ジェラール、ルイス・ガルシア、ルイス・エンリケ、クアレスマ、サンタマリア、ロナルディーニョ、サビオラ、クルイベル