11月18日 火曜日

■1チャンネル(1.5MB)
得点こそ決められなかったものの、“いなければならない”ところにいたレオ・メッシー。メディアプンタのポジションでありながら、ゴール前に食い込んでくるプレースタイルをアピール。でも、まだ小さいね。いっぱい食べて大きくなろう!

■2チャンネル(1.5MB)
躍動感あふれるレオ・メッシーを別の角度からもう一度。

■3チャンネル(1.4MB)
この試合でもっとも目立ったのがラモン・ロスとジョルケラだということからもわかるように、バルサにとっては決していい試合ではなかった。それでもセントロカンピスタであるはずのラモン・ロスがセントラルをうまくこなしていたのにはビックリ。この選手は近いうちに必ず一部にでてくる。

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ビエンベニード、チャバーレス!

ビエンベニード、チャバーレス!(若者たちよ、ようこそ!)、バルサのカピタンであるルイス・エンリケが4人の若者たちの背中を叩いたのは選手控え室だ。そこにはすでに選手生活の経験からいえばベテラン組と言っていいマルケス、チャビ、ガブリ、ルイス・ガルシアなどにに混じって、青年組と呼べるだろうジョルケラ、ナバーロ、オラゲール、オスカー・ロペス、ラモン・ロス、サンタマリアなどがいる。そして彼らから少し離れるような形で少年組と呼べるフベニールカテゴリーの4人の若者が座っている。レオ・メッシー、ジョルディ・ゴメス、オリオル・リエラ、そしてチャビ・ジナール。彼ら4人の背中を一人一人叩きながら挨拶するカピタン・ルイス・エンリケ。バルサ一部チームにようこそ!

クラブにとっては資金稼ぎの親善試合にしか過ぎない。フラン・ライカーにとっては各国代表選手が不在のため、若者をやりくりしての、言ってみればどうでもいいテスト試合に過ぎない。普段の試合に出場しているベテラン選手組にとっては負傷しなければ良しとする試合に過ぎない。だがバルサBの選手にとって、特にフベニールカテゴリーの選手にとって、この試合はミニエスタディでのデビューを飛び越えてのいきなりの一部チームでのデビュー戦だ。彼らの脳裏に一生焼き付くことになる“真剣勝負”の試合だ。

この試合に向けての練習には1回も参加していいない4人の若者たち。なぜなら試合の前日にはフベニールカテゴリーのリーグ戦の試合が待っていたからだ。レオ・メッシーはグラノジェール相手の試合でハットトリックをかましていた。ジョルディ・ゴメス、オリオル・リエラ、そしてチャビ・ジナールもこの試合に出場している。24時間後の試合となる彼らだが疲労など問題になるはずはなかった。残念ながらポルテロのジナールだけは出場チャンスは訪れなかったが、彼以外の3人には後半からの出場チャンスが与えられた。

レオ・メッシーには再三ゴールチャンスが訪れたがゴールをものにすることはできなかった。それでも彼の存在は目立つものとなった。ジョルディ・ゴメスやオリオル・リエラも周りの選手に溶け込んでとてもフベニールカテゴリーの選手とは思えない活躍を見せた。そう、少なくてもこの試合がポルトガル国内で中継されたことにより、ポルトガル人には知られる存在となった4人の若者たち。そのうち、決して遠くない将来、彼らの存在がヨーロッパ中に、あるいは世界中に知られる存在となる日がやって来るかも知れない。バモス、チャバーレス、バルサの将来の一角と担うのは君たちだ!