1月19日 月曜日

■1チャンネル(1.2MB)
スマイル、微笑み、ソンリッサ、バルセロニスタにバルセロナっ子が夢を見させてくれる。

■2チャンネル(1.1MB)
パラモス戦に勝利したバルサB。ゴールはやはりセルヒオ・ガルシア。

■3チャンネル(1.0MB)
二部昇格に重要な鍵を握るラモン・ロス。

(映像を見るにはQuickTimeが必要です。ダウンロードはこちらから)


ルストゥに最終通告が言い渡されました

ビクトルが再びスタメンポルテロとして選ばれた2、3週間前から予想されたことではあるものの、ルストゥに再び厳しい現実が襲いかかった。ビクトルの突然の欠場を埋めるジョルケラの先発。誰にも予想することが可能であったことが、つまり来るべきものが来ただけであるにも関わらず、やはりそれが現実となると厳しいものがある。そう、ルストゥにとってそれは最終通告に等しいものだ。

ラポルタ政権にとっては最初の“メディア的クラック”であったルストゥ。いや、正確に言えば彼はラポルタ政権ができあがる前の会長選挙時における公約としての“メディア的クラック“だった。韓国・日本ワールドカップにおける最も輝いた選手の一人と評価される選手の獲得は、その彼が外国人選手扱いとならなければ何の問題も起こらないはずだった。だがこのポルテロはトルコ籍を持つ選手であり、外国人選手が4人いるバルサには非常に難しい立場となる選手と変身する。なぜなら外国人選手扱いとなるポルテロは“絶対のスタメン選手”でなければならないにも関わらず、彼は控えの選手となったからだ。多くのバルセロニスタにとって、そして監督のフラン・ライカーにとって、彼はビクトルの控えのベンチ要員の第二ポルテロと認識されたからだ。

ベンチに座る控えの外国人選手ポルテロ。これほど危険な要素はない。昨日の試合ですでに2人の選手が交代を済ませ、もしジョルケラが倒れたあのとき、あのまま立ち上がらなかったらバルサはどうなっていたか。グランドにいる3人のうちの1人の外国人選手を引っ込め、さらにジョルケラも引っ込めた形での10人の戦いとなることを要求される。幸いにもジョルケラの負傷は一時的なものであり試合を続行することができたからそのような最悪の事態が防げたものの、もしジョルケラがプレー続行不可能だったら・・・。

ラポルタ政権の“頭脳”であるサンドロ・ルセーやチキ・ベギリスタインはルストゥが絶対のスタメン選手になると信じていたのだろうか。それは彼らにしかわからない。だが一つだけ確かなこと、それはフラン・ライカーはもうルストゥを信頼していないということだ。かすかにあった信頼感を決定的に失わせる試合となったセルタ戦とサンタンデールの試合。この時点でフラン・ライカーにとって、ルストゥに対する最終通告はすでになされていたといっても過言ではないかも知れない。

ルストゥにとって昨日のベンチでの90分間は決して忘れることのできない事件となっただろう。バルサBのポルテロの控えとして甘んじなければならなかった90分間。それは3年前に起きたフェネルバッチェ時代の苦々しい思い出よりもさらに暗いものとなるはずだ。カップ戦で対戦した二部のチームとの試合で彼のミスにより敗戦し、試合後に彼の車に襲いかかるフェネルバッチェのファンたち。だがそのファンの怒りは一時的なものであり、時間の経過と共に忘れ去られていく種類のものだった。したがってルストゥにとっても嫌な思い出の一つとしてしか残らないものだった。だが昨日の90分間の苦々しさは決して一時的なものではないし、将来に消え去るものでもない。ルストゥに対してすでに最終通告はなされ、彼もまたそれを受け入れるしかない。そう、それがフットボール世界であり、厳しい現実でもある。