3月6日 土曜日

■1チャンネル(1.7MB)
ラウドゥルップとロナルディーニョ、ロナルディーニョとラウドゥルップ、どちらが凄いか。それはあと何年か待たないと何とも言えない。

■2チャンネル(1.4MB)
サビオラ不在の試合となるマジョルカ戦に備えての練習開始。フラン・ライカーも風邪がなおって復帰。この日の練習ではサビオラのかわりはセルヒオ・ガルシアではなくガッツだった。

■3チャンネル(0.8MB)
茶番劇FIFAファッションショー。なぜかクーマンが呼ばれていない。バカにしちゃあいけないよ。

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久々“うわさは五面”の登場

すでに3月、まだ暖かい春はやって来ないものの来シーズンの構想を練る季節。真面目なクラブであるならすでに多くのスカウト陣がヨーロッパ中を所狭しと走り回り興味ある選手に目を光らせ、獲得の可能性を模索している時期でもある。我がバルサは真面目なクラブ。したがってユニフォーム売り上げの番付表だけを頼りに新たな選手の獲得に動くどこかのクラブと違い、クラブのフィロソフィーのもとに役立つ選手の獲得を狙う。ラポルタ政権誕生以来のクラブフィロソフィーであり、そしてチキ・ベギリスタインを中心とするスタッフテクニコのテーマ、それは“メード・イン・スペイン・バルサ”だ。

今シーズンと来シーズンの違い、それは会長、スタッフテクニコ、そして監督がすでにシーズン開始前から決定しているため、来シーズンの構想を練る準備期間に余裕が生まれていることだ。今シーズンに起用されている選手の顔ぶれを見れば“メード・イン・スペイン・バルサ”化の予兆はすでに生まれていることがわかる。例えばビジャレアル戦では7人のカンテラ選手がグランドに登場している。そして来シーズンにはカンテラだけではなく、さらにスペイン人選手の登場を画策するニューバルサ。

デフェンソーレス、セントロカンピスタス、アタカンテス、それぞれのラインに一人ずつの期待できる選手の獲得を目論むスタッフテクニコたち。チキ・ベギリスタイン、アレサンコ、マルティネス・ビジャセカ、ぺぺ・コスタたちは日夜眠りもしないで走り回っている。

■デフェンソーレス
ラテラル選手として彼らが注目しているのはロペス・レカルテ(レアル・ソシエダ)、アントニオ・ロペス(オサスナ)、ジョアン・カッデビージャ(デポルティーボ)。そしてセントラルにはアンドラーデ(デポルティーボ)をメインとしてフアニートリーバスのベティス組。アンドラーデの代理人はクアレスマとマルケスの代理人であるホルヘ・メンデス。クラブと選手代理人の関係についてはこれ以上ないぐらいに良好とはいえ、なかなか難しい交渉だ。また来シーズンもバルサのベンチに座ることが決定しているフラン・ライカーはジオの残留をクラブに依頼している。

■セントロカンピスタ
デポルティーボのビクトルがすでにバイエルンと交渉に入っていると言われている。クラブ会長のレンドイロや監督のイルエッタとうまくいっていないということは昨シーズンから伝えられてきたこと。したがって来シーズンは他のクラブへ移籍する可能性があると見られているが、ハイエナ・チキは彼の獲得も狙っている。そしてバレンシアのアルベルダ二世と勝手にチキが名付けたマルティ(ビジャレアル)を獲得することがあれば将来を考えてのものとなる。かつてバルサに在籍していた“ペリーコ”アロンソの息子であるチャビ・アロンソの獲得は限りなく難しいだろう。また同じバスク人のグルペギ(ビルバオ)“モヒカン”イエステ(ビルバオ)にも触手を動かしているスタッフテクニコだ。また将来の選手としてオスカー(バジャドリ)フェルナンド・サレス(バジャドリ)にも興味を示していることをエウセビオは認めている。またフラン・ライカーはダビッツの残留を望んでいるものの、もしそれが不可能となった場合、いまだにエメルソン獲得の線は消えていない。

■アタカンテス
ご存知、フェルナンド・トーレス(At.マドリ)アルベルト・ルーケ(デポルティーボ)の二人がラポルタ・チキ・ライカートリオの夢。彼らを越える唯一の選手がアンリだとすれば、この二人はトレセゲやビエリと同じ希望ラインに位置することになる。ルーケは誰もが知っているようにバルサカンテラ育ち。選手個人の希望だけを考えれば、彼がバルサに来る可能性は決してすくないわけではない。しかもデポルティーボはロッケンバックの獲得をバルサに依頼する可能性もあり、その場合は移籍交渉はスムーズになることも考えられる。いずれにしてもこれらの選手リストを獲得リストに書き換えることになるのはすべてサンドロ・ルセーの仕事だ。

さあ、このうわさの五面に最後までつき合ってくれた噂好きのあなた、さっそくこのページをプリントアウトして、ソ〜と夏まで引き出しにしまっておきましょう。