3月18日 木曜日

■1チャンネル(1.2MB)
先週末の試合風景はどこもかしこも悲しいものばかり。観客が涙し、審判も涙。

■2チャンネル(1.1MB)
ベルナベウではこの風景がこれまでよく見られた。フロレンティーノの横にくっつくように陣取るアスナール。でもこの風景はこれが見納め。4月25日、果たしてベルナベウでのパルコはどのような風景になるのだろう。フロレンティーノの横にバルセロニスタ・サパテロが座るか否か。

■3チャンネル(1.2MB)
イッチ、ニ〜、サ〜ン、シ〜、ゴ〜、ロック、ナナ、ハッチ、あれ?8連勝だ。そして9ポイント差。

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"You'll never walk alone" in Cump Nou

最終決定ではなく検討中のテーマ、それは来週木曜日カンプノウでおこなわれるUEFAカップ・セルティック戦で"You'll never walk alone"の曲を流そうというプラン。

試合前にこの曲を流そうというプランは、グラスゴーでおこなわれた試合でのバルサに対するセルティックファンの暖かい対応に対するお礼の意味を込めてのものだ。このグラスゴーでおこなわれた日の早朝、首都マドリッドでは悲惨なテロ事件があり200人前後の人々が犠牲となっていた。ラポルタを筆頭としてバルサ首脳陣はこの試合の延期をUEFAに申し込むことになる。そしてセルティック首脳陣もこの案に反対の意志を示さなかっただけではなく、あらゆる結果を受け入れるという声明をおこなう。結局試合はおこなわれることになったが、セルティック・パークでは異例となる"You'll never walk alone"の曲を試合前にセルティックファンが披露し、テロの犠牲者となった人々に対してお悔やみのかわりとした。

カンプノウでおこなわれる来週のセルティック戦には多くのスコットランド人が応援にやって来ることが予想されている。カンプノウもこの段階のUEFAカップにしては多くのバルセロニスタが駆けつけるだろうという予想がされている。8万、あるいは9万のバルセロニスタとセルティックファンによる"You'll never walk alone"がカンプノウで歌われることになるかも知れない。


サビオラ2試合、モッタ未定

グラスゴーでおこなわれたセルティック戦の前半が終了し、それぞれのチームが狭い通路を通って選手控え室に向かう途中、セルティックのロベルト・ダグラス選手とバルサのモッタ選手がつかみ合いの喧嘩となったため、その場を目撃した第四審判によってレッドカード退場となっていた。だが、バルサは実際に起きたことと第四審判の語ることとが違うことを理由に、UEFA規律審議会にレッドカード無効の申し立てをしている。

バルサ側が申告する内容は次のようなものだ。
「まず第一に、モッタ選手は一切の暴力行為をおこなっていないし、相手の選手のユニフォームに手をかけていないこと。そして通路で起きたことはすべてセルティックのディフェンスであるバルデ選手とポルテロのダグラス選手による挑発行為と暴力行為から自衛するためのものだった。バルサのコクー、チャビなどの何人かの選手にも手をかけようとしたセルティックの選手の行為から同僚を守ろうとしたモッタ選手が先頭にいたため第四審判の誤解を生むことになっただけの話しだ。」

水曜日に集まりを持ったUEFA規律委員会は、このバルサの申し立てを受けて即時に制裁内容の結論をだすことを避け、来週月曜日に再び会合を持った上で制裁内容を検討することになった。またレッドカードで退場になったサビオラに関しては2試合の出場停止処分としている。UEFA規律委員会は“ボールを争っていない場面でのファール”に関しては非常に厳しく、サビオラのファールは本来3試合出場停止処分となるものの、その前にセルティックの選手からファールを受けていながら審判が笛を吹かなかったことを考慮してのものとなったようだ。