12月11日 土曜日

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バルサBから7人

ウクライナでの試合で多くのバルサB所属の選手が出場し、結果的に敗北となったことからいくつかの教訓を無理矢理引き出そうとしているジャーナリストたちが多くいる。その一人がエル・ムンド・デポルティーボのミニ社説を書いているジャーナリスト。トゲだらけのそのミニ社説には、やれバルサBには将来性を感じる選手は一人もいないだの、やれ将来性のあったセスクやピケを手放したクラブの責任は大きいだの、やれサビオラやルイス・ガルシアをレンタルしたり放出したのは誤りだの、やれダビッツやコクーをどんなことしてもクラブに残すべきだったの、はあ〜、こういう輩というのは安っぽいメディアに呼ばれもしないのに雨後の竹の子みたいに登場してくる。

多くの偶然からバルサBの何人かの選手が一部チームに招集されるようになったからと言って“カンテラ黄金時代”を迎えているわけではないし、だからと言ってウクライナで敗北したことにより“まったく将来性を感じないバルサB選手”となるのもマトを射ていない。黄金時代ではないことは明らかだが、将来性のある選手も何人かいることも明らか。ウクライナ戦での敗北の批判をするとするなら、バルサB選手の持ち味を生かすことができなかった一部常連選手にあるのだし、あるいはそれを可能としなかったフラン・ライカー采配にある。これら以外に理由があるとしても決してバルサB選手の責任ではないことは間違いない。メッシーやベルドゥには良い選手に囲まれての環境による試合経験がもっと必要だ。しかもベルドゥやハビートなどはあの試合の48時間前にバルサBでの試合に出場している。バルサB選手が大量に出場したことで、彼らをギロチン台に乗せるようなメディアには反吐がでる。

そしてアルバセテ戦。ベレッティ、ジュリーはこの試合には間に合わず、しかもバルデスは風邪引きさんとなり出場が微妙なところからウルコまで招集されている。ルーベン、メッシー、ダミア、ハビート、ロドリ、そしてロロまで呼ばれ合計7人のバルサB選手がアルバセテに飛んでいる。やはりカンテラ育ちでレンタル中のダビ・サンチェスが待っているアルバセテだ。

■カンテラ育ち12人含めた招集選手
バルデス、ルーベン、ウルコ、ジオ、シルビーニョ、プジョー、オラゲール、ナバーロ、ロドリ、ダミア、マルケス、チャビ、デコ、ロロ、ハビート、ロナルディーニョ、エトー、メッシー

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