9月10日



バルサ、改善の余地あり

 地元カンプノウでデビューを飾ったバルサは、多くの新加入選手が入ったクラブがそうであるように、まだまだ時間を必要としていることを証明した。11人のうち7人が今シーズン補強されてきた選手によってプレーした後半に見られるように、新星バルサはチーム作りの最中であり、彼ら同士の意思の統一をはかるのに、まだまだ時間がかかるだろう。このラージョ相手のカンプノウ初試合、試合展開から考えれば、1ポイントの獲得で良しとしなければならない。
 レシャック「2試合で2つのペナルティー。昨シーズンもそうだったが、審判の判定に関しては我々に運がない」
 ルイス・エンリケ「ラージョの選手はオレが触る前に、ボールを手で処理していた」

●ユーロバスケ
 スペインはドイツに勝利し、ユーロバスケ選手権に3位となった。またユーゴスラビアは決勝戦で地元トルコを敗り、予想どおりの優勝を飾った。



2の2

 まだ2試合を消化したバルサに2つのペナルティー。リーガが開始されてから2試合しか経過していない今の時点で、バルサは2つのペナルティーを吹かれた唯一のクラブとなった。決して昨日の試合の言い訳にしてはならぬものの、レシャック監督の危惧する「昨シーズンから続く、バルサに対する判定不利」も納得できるものがある。
 レシャック「審判の判定に関しては、昨シーズンの悪運がついてまわっている」
 ガスパー「2試合で2つの疑わしいペナルティーが吹かれた」
 ルイス・エンリケ「ロイはハンドだった。その後に倒れたんだ」

●金色に輝く銅メダル
 ユーロバスケ選手権で、スペイン代表はガソール、ナバーロの活躍により銅メダルを獲得。ユーゴスラビアは予想通りチャンピオンに。



カペーロ、ペシミストを装う

 イタリア・ローマの監督カッペロは、明日のレアル・マドリ戦に関して悲観主義を装うような発言をしている。彼によればローマはまだレアル・マドリと比較されるほどのクラブとは呼べないことから、レアル・マドリとの試合はかなり難しいものとなるだろうと断言。
 カッペロ「両チームの獲得したカップの数を見れば、どちらが有利が一目瞭然だろう。しかもマドリにはイエロ、ラウールという、フットボール界における最高の選手がいる」

●バルサ1ポイント
 バルサは昨日の地元でのラージョ戦で、レアル・マドリに5ポイント差とする絶好のチャンスを逃した。



輝く銅メダル

 ユーロバスケ選手権に出場していたスペイン代表は、ドイツ代表に勝利し銅メダルを獲得した。もしグループ戦での地元トルコ相手の試合が公平なレフェリーの元でおこなわれていたら、決勝戦進出の可能性が大であったスペイン代表。
 いずれにしても若きガソール、ナバーロ率いる新星スペイン代表に、明るい将来を期待させる大会であった。

●セルタ、ニューリーダー
 セルタは地元バライードスでテネリフェ相手に3−0で勝利をおさめ、リーガの首位にたった。この試合モストボイの活躍で常にセルタ優位の状況で試合が展開され、モストボイ自身2点を決めた。