|
12月21日
|
|
|
|
|
4番・デブー
1試合の出場停止を受けたチャビ、練習で負傷したジェラールに代わって、モンジュイクでのオーケストラ指揮者はデブーが務めることになりそうだ。 モンジュイクの試合に勝利すること、これが一番の希望でありバルサに静けさをもたらすことになると考えるクライハート。 コクーは明日の試合で中盤を務める数少ないプレーヤーの1人となってしまった。デブーと共に4番のポジションをこなせるコクーは、レシャックにとって最も使い道の多い選手だ。 カンテラ育ちのガブリにとって、このダービー戦は多くの外国人選手とちがい、非常に特別な試合である。相手のチームにはカタルーニャの下のカテゴリーで一緒にやってきた選手が何人もいるからだ。 サビオラにとってはバルセロナダービーは始めての経験となるが、アルゼンチンで経験したダービー戦前夜に比べ、人々が冷静なのに驚いている。 ミランーインテルのダービーを経験しているココ。彼もまた少し違う雰囲気を感じている1人だ。 |
|
|
アルゼンチンの状況に悲しむ
ヨーロッパにはアルゼンチンで起きている悲しいニュースが続々と入ってきていいる。汚職政治家が政権をとることが常識となっているアルゼンチンでは、失業者の増加や強度のインフレ、そして先日の銀行閉鎖措置による民衆の怒りがついに爆発し、一昨日あたりからブエノス・アイレスを中心として町は騒然とした状態になっている。 サビオラ「今アルゼンチンは、非常に悪い状態のようだ。人々は空腹と死と背中合わせの毎日を送っている。もしこういう状態が続いたら、いったいどうなるんだろうか。僕はアルゼンチンで生まれアルゼンチンで育った。僕の国は素晴らしい国だと思っているけれど、最近伝わってくるニュースは悲しいものばかりだ」 ボナノ「むなしさと悲しみ、その一言。テレビのニュースを通して見る母国の人々の苦悩は、同時に自分の苦悩でもある。バルセロナでの平和な生活を送っている自分だけれど、母国に残した友人や親戚の人々のことを考えると辛くなってくる。アルゼンチン国民はもう長い間、政治腐敗からくる空腹と戦っている。今の状況は起こるべくして起きたことだと思う。人々の我慢にも限界があるのはあたりまえのことだろう。今私の住んでいるスペインという国で平和が可能ならば、いつの日か我が母国でもそれが現実となってやってくる日が必ずあると信じたい」 マウロ・ナーバス「今すぐにでもアルゼンチンに飛んでいって、街の人々と苦しみを分かち合いたいと思う。母国でおこっている悲惨な状況をテレビの画面を通してしか実感できないということに、自分の無力感を感じる。アルゼンチンの一般大衆は空腹と失業と現実的な死の恐怖と戦っているんだ」 |
|