7月13日

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最初にして最後のチャンス

これを皮肉な運命と言わずにして何と言おう。バルサの開幕戦はカンプノウでのAt.マドリ戦となった。バンガール構想から外れAt.マドリに移籍したセルジにとって”ロッヒブランコ”のユニを着ての最初の試合がカンプノウとなったのだ。

セルジ・バルジュアンにとって、この夏ほどあわただしかった時期はないだろう。彼の人生の大半を過ごしたバルサを、バルセロナの街を「涙の記者会見」を最後にして離れ、いくつかのオファーのなかで、運命は彼をAt.マドリの選手として導いた。新たなクラブでの選手生活に期待を抱くものの、一つだけ胸にひっかかっていたもの、それはバルセロニスタに直接お別れの挨拶ができなかったことだ。だがそれが開幕戦で唯一のチャンスとしていきなりやって来た。

「こんなに早くカンプノウに戻ってくることを予想していなかったかって?俺が予想していなかったのはカンプノウを離れることさ。まあ冗談だけどね。バルサ・At.マドリ戦というのはいつも魅力的なカードだ。それ以上に、個人的にはこの試合でバルセロニスタに最後の挨拶ができることが可能になったことが嬉しい。バルサを離れるにあたって、時期的にできなかったことだからね。これでグランドでソシオに挨拶ができる。これまで本当にありがとうってグランドから観客席に向かって言うんだ。」


●ジェラール「今年こそ」
バルサに移籍してから2年間で2回の手術をしたジェラール。2年間とも負傷に泣かされ出番の少ないシーズンを送った。今週の始めに開始されたプレステージでは体調万全だという彼は、今シーズンが本当の勝負の年になる。
「期待感一杯とやる気満々で練習に励んでいる。これまでの2年間で自分に不足していた幸運が今シーズンには訪れることを夢見ている。練習は始まったばかりだけれど、毎日の練習ですべて出し尽くすつもりでやっている。今シーズン加入してきたつもりでやっているんだ。」

●クルイベル、さっそく負傷
練習初日にデ・ボエルが負傷し、今またクルイベルが彼に続いて負傷した。オーベルマルスはすでにオランダに帰ってリハビリに励んでいるため、初日から練習には参加していない。

デ・ボエルは初日の練習で右足筋肉を痛め、途中で練習を引き上げていた。だが昨日の午後の練習には顔を出し、軽いランニングを一人でおこなっている。問題がなければ今日の練習には参加できる見込みだ。一方、クルイベルは昨日やはり筋肉痛で倒れている。だがいずれにしても軽い負傷と診断されており、近いうちに練習に参加できる見込み。

●リケルメ、明日バルセロナ到着
いよいよリケルメがバルセロナにやって来る。明日、日曜日の午後2時45分、パリ経由でエル・プラット空港に到着する予定だ。そして翌日の月曜日午前中にメディカルチェックが予定されている。

リケルメのプレゼンテーションはメディカルチェックが済み次第おこなわれる。昨年使われたサビオラのプレゼンテーションと同じ会場が予定されている。