7月14日

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リケルメ到着は明日に

バルセロニスタはアイドルが到着するのをもう一日待たなければならなくなった。予定されていたリケルメの出発が「個人的な用事」で急きょキャンセルされたからだ。到着は明日月曜日の午前中となるようだ。

当初バルサ側がリケルメに送ったチケットはエアーフランスのブエノスアイレス発パリ経由バルセロナ着というもの。到着予定時間は今日日曜日の午後となっていた。だがリケルメ側の急な事情により、この便はキャンセルされ新たなチケットをバルサ側に要請。あわただしい中、バルサ側が用意したチケットは昨日の夜中に出発するアルゼンチン航空の航空券。だがこれも最終的に時間的な問題で不可能となり、バルサ側は再び航空券探しに走り回る。

サビオラがバルセロナに来たときもそうであったように、マドリッド経由はどうしても避けたいバルサはアリタリア航空によるローマ経由のチケットの可能性を追及するものの空席が見つからず諦めるハメになった。最終的にバルサが用意したのはイベリア航空6840便ブエノスアイレス発マドリッド経由バルセロナ行きというものになった。

15日月曜日
■09時20分
マドリッドを経由してバルセロナに到着する予定。
■10時30分
サンクガット医院に直行し、血液検査や尿検査などの予定。
■12時00分
カンプノウ内にある施設でメディカルチェックをおこなう。
■13時00分
バルサ博物館内にある広い記者会見場でのプレゼンテーション。
■19時00分
ホテルで休息をとった後、午後の練習に合流。

早くも話題となっているリケルメの背番号だが、もちろん当人も知らなければクラブ関係者にとっても今のところ白紙状態だ。リケルメの「希望」はもちろんはっきりしている。それは10番。だがリバルドが放出されない限りこの番号の可能性はない。そして2番目に狙っているのが8番の背番号。代表ではこの番号をつけて出場したことがあるリケルメの第二の希望番号。だがこれもコクーと「話し合い」しなければならない。空いている数字で可能性が大きいのは5番。これまでつけたことのない数字ではあるが、昨年ジダーンがマドリに入団した時につけた数字でもある。そして数字以外にリケルメが望むのは、名前表記を「ロマン」にして欲しいこと。リケルメではなくロマンを望む彼だ。


●バンガール、サビオラの扱いは丁寧
かつての第一次バンガール政権時に、在籍していなかった数少ない選手の一人がサビオラだ。バンガールは練習が始まってから新しい選手の動向を注意深く、しかも慎重に観察している。その中でも特にサビオラに対しては特別の扱い方をしているようだ。練習中の一連の動きを止めてまで、細かく動き方やプレースタイルを注意するバンガール。だがその対応の仕方は以前とは比較にならないほど穏やかだ。

バンガールはサビオラに期待していることを監督就任前から発言している。バルサには少ないゴールの嗅覚をもったサビオラを9番の下で使いたいというバンガールのアイデアは変わっていない。それはリケルメの残留が決まったとしても、変わらないアイデアのようだ。

●バンガールの期待、ジェラール
ジェラールに対して一番期待している人物は誰かといえば、バンガール以上の人物はいないだろう。かつてのバレンシア時代にも高い評価を下しジェラールを欲しがったバンガール。この2年間の負傷続きという不運もさることながら、バレンシア時代の活躍を見せていないジェラールにバンガールはそれでも大きな期待感を持っている。

サビオラに接する態度とはまったく違い、大きな声で「Gerrrrrarrrd」と呼び続け注意を与えるバンガール。ジェラールの再出発には「自分に対する自信の回復」が一番だと信じるバンガールは、彼を叱咤激励することによりそれが可能となると思っているようだ。今シーズンのバンガールにとってジェラールの回復は大きなキーポイントとなりそうだ。