8月2日

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ジャルデルはお気に入り選手

バンガールはジャルデルを気に入っているようだ。突然のようにポルトガルメディアから流れてきたジャルデルのバルサ移籍話しだが、バンガール個人としては毎年少なくとも20ゴールを保証してくれるジャルデルを高く評価している。だがジャルデルがバルサに来るには多くの問題を解決してからでないと実現は難しい。

1995年のトヨタカップ、バンガール率いるアヤックスはグレミオ・デ・ポルト・アレグレと対戦する。バンガールはこの試合で初めてジャルデルという選手を知り、その後何回か彼を獲得しようとしていた。アヤックス時代に1回、そしてバルサの監督に就任してからも彼の獲得を狙っている。だが移籍料を含むクラブ間の経済的問題がこれまでそれを不可能にしてきた。そして今、突然ポルトガルから再びジャルデル獲得の可能性が伝えられてきたのだ。

この話を持ってきたのはフィーゴの代理人でもあるホセ・ベイガ。スポルティング・リスボアでの多くの問題を抱えているジャルデルをレンタルあるいは完全移籍という形でバルサに話しを持ってきた。アムステルダムでジャルデル獲得の可能性を聞かれたバンガールは次のように語っている。

「ジャルデルは確かに昔から興味があった選手の一人だ。したがって彼にはいつも注目していた。私は才能ある良い選手が好きだからね。だがそれと今すぐ彼を獲得するかどうかという話しは別だ。会長とかクラブ首脳陣などと話さなければいけない問題であって、決してプレスのあなた方としゃべることではない。唯一言えることは、我々はまだ選手を獲得していく可能性はあるということぐらいだ。誰をとるかは別としての話だが。」

離婚問題でもめていたジャルデルは、もうポルトガルに住む気はないと語っている。スポルティングの練習にも参加していない現状だ。クラブ首脳陣からだけではなく多くの同僚からも批判を受けているといわれるジャルデル。彼の一番の問題は、その難しい性格だとポルトガルでは伝えている。ガラタサライにいたときも同じようなことを言われていた。つい最近ジャルデルはリスボンで記者会見を開き、2年残っている彼の契約を破棄して欲しいとクラブに要請している。

スポルティングが彼の契約を破棄することは考えられない。クラブに残るように説得することも考えられない。なぜなら監督や同僚選手から批判を浴びている彼が再びスポルティングでプレーすることはあり得ないと思われるからだ。どこかのクラブへの完全移籍ということもわずかな可能性しかない。不況の波が襲っているフットボールクラブ間で彼の移籍料を払えるクラブもないだろう。そこで唯一考えられるのはレンタル移籍となる。バルサにとって大きな問題は彼が外国人扱い選手ということだ。もしバンガールがかなりの犠牲を払ってでもジャルデルを獲得するという結論を出した場合、その一番の放出候補選手はジェオバンニとなるだろう。だがスポルティングはジャルデルのレンタルを認めるかわりに、得点能力のあるかわりの選手のレンタルを望んでいるという。ジェオバンニは彼らの望むタイプではない。そこでダニのレンタルも一つの可能性として考えられる。


●プジョー、契約見直し交渉を中止
これまで何回となくクラブ首脳陣とプジョーの代理人が集まっておこなってきたプジョーの契約見直し交渉は昨日をもって一時中止となった。相変わらずプジョー側が満足するような回答が得られないところから、プジョー個人としてはプレーに専念するために交渉を一時中止するように代理人に要請したもの。これだけ多くの時間をさいてきながら明らかになったことは一つ。彼の年俸も契約期間(2004年まで)も違約金料(2400万ユーロ)も変わりがないということだ。プジョー側としてクリスマスまでこの交渉を中止し、それ以降にプジョー側が納得できるオファーをクラブが提出してきたときに再開したいという。

●おめでとう、バンガール、クリスタンバール
バンガールはおじいちゃんに、そしてクリスタンバールはお父さんに。
バルサの選手は昨日アムステルダムに到着したが、バンガールは1日早くバルセロナを離れていた。彼にとって初孫に会うためだ。名前はJesse Julian、彼はJJと呼ぶという。またアムステルダム入りしていないクリスタンバールはモナコに帰っている。それは彼にとって初めての子供の出産に立ち会うため。無事出産した子供は男の子で名前は「アンヘル」。クリスタンバールは今日アムステルダム入りする。

●ダレサンドロ
アルゼンチンの若きスター選手ダレサンドロが、バルサとの交渉で合意に達したということはニュースでない。もうすでに7月の中旬の段階で決まっていたことだ。だがいまだに前進していないのはクラブ同士の話し合い。ダレサンドロ、彼の代理人との合意はすでに100%なされているものの、クラブ同士の合意には達していない。選手個人との合意を先に獲得するという方法は最近のバルサの常套手段でもある。サビオラ、リケルメ、この二人の獲得の経過をたどればそれは明らかになるだろう。この2年間で彼らは多くの問題がありながらも最終的にはバルサにやって来た。ダレサンドロが例外となる可能性も少ないと見て良いだろう。早ければ今年のクリスマスにも、遅ければ来年の夏にはバルサの選手になる可能性は大だ。