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9月14日
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バンガールに動揺はない 彼のフィロソフィーに疑いの余地はないし、もちろんシステムにも誤りはない。彼のシステム、それは危険に満ちたものであると認めるものの、バルセロニスタが好むスペクタクルなフットボールを展開するものだという。 早くも国王杯から敗退。その翌日ヨハン・クライフが大胆な変革をクラブに求め、クラブ会長のガスパーは一睡もできなかったことを理由に無力感におおわれた発言に終始。だが監督であるバンガールには、思わぬ敗北後にもいっさいの動揺はないようだ。己のフィロソフィーの有効性を信じ、それから生まれるシステムに絶対の信頼感を持つバンガール。バンガールノートに誤りなどあるはずがない。過去にもなかったし、将来にもそんなことは起こり得ない。敗北の原因となるのは彼のシステムとは離れたところで起こる「個人のミス」によるもの、そう断言するバンガールだ。 昨日の彼の態度や発言を見る限り、確かにバンガールにはいっさいの動揺の色はない。会長というよりはバルセロニスタの固まりと呼んだ方が似合うガスパーがノベルダ戦敗北の夜は一睡もできなかったのに比べ、バンガールはいつものように熟睡したという。それは己のフィロソフィーにもシステムにも誤りがなかったという安心感からきているのだろう。敗北したのはひたすら選手の誤りだったのだから。だからシステムの誤りではなかったかという質問を受けた彼は驚きの表情を隠そうともせず次のように答えている。 フィロソフィーやシステムに誤りはなかったと判断する理由として、遙か昔の統計は別としてリーグ初戦とノベルダ戦を例に出し、多くのゴールチャンスを生み出していた事実をあげる。 多くのバルセロニスタが疑問に思うこと、それは2年続けて二部Bのクラブに初戦で負けるということだ。なぜこんなことが可能なのか、それはバルセロニスタでなくともすべての人々が疑問に思うことだろう。だがバンガールにとってはそれほど不思議なことでもない。 システム、システム、システム、システム、そしてシステム。再びバンガールノートから生み出されるシステムに話しが及ぶ。 デ・ボエルの暴言、エンケのミス、そしてベンチ入りしながら出番のなかったダニ、今回の召集に外れたクリスタンバールに関する質問が飛ぶ。 |
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