10月6日

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LIGA 第5節
10月6日 19:00
CAMP NOU
FC BARCELONA
vs
OSASUNA


●召集選手(スタメン候補
ビクトル、プジョー、デ・ボエル、ナバーロ、チャビ、コクー、メンディエタ、モッタ、サビオラ、ルイス・エンリケ、クルイベル、エンケ、レイジンゲル、ガブリ、ジェラール、ロッケンバック、ジェオバンニ、リケルメ

●負傷中
オーベルマルス、クリスタンバール

●非召集
ボナノ、アンデルソン、ダニ


"Aチーム”で行こう!

キーパーにビクトル、そしてプジョー、デ・ボエル、ナバーロの3人セントラル、ダブルピボッテとしてチャビ、コクー、左右にメンディエタとモッタ、もちろん前線にはサビオラ、ルイス・エンリケ、クルイベル、これがバンガールが絶対の信頼を置く”Aチーム”だ。

今日の対戦相手となるオサスナがまだ1勝もあげていないチームであろうと、バンガールは何の躊躇もなく”Aチーム”を出場させての勝負に挑むことになる。カンプノウでは相手がどこのチームであろうと、3ポイントを獲得することが義務づけられているバルサ。しかも今日の試合が終了すると2週間の空白が訪れるリーガ、勝利すれば「平和な2週間」となるだろうし、もし負けでもすれば「激動の2週間」ともなる可能性がある。その意味において、オサスナを餌食にして2週間の静けさを得るためには、この試合の勝利が絶対の条件となる。

■今日も”Aチーム”で
これまでの10試合におけるバルサの公式試合で、バンガールはこのスタメンを7回にわたって繰り返してきている。そして勝利したのは6試合、ベティス戦だけが唯一の敗北となっている。したがってバンガールがこのスタメン選手を今日も起用していくということには誰しもが納得できることだろう。国王杯のノベルダ戦でスタメン出場したエンケ、ロッケンバック、レイジンゲル、ジェラール、ガブリ、リケルメ、ジェオバンニの選手たち。これまでのところ彼らは控え選手としてベンチを温める状況となっているが、いつか訪れるであろうチャンスを待たなければならないだろう。結果が出ている以上、チームをいじらないのは監督にとって鉄則といって良いのだから。

■リケルメの復帰
バンガールによって発表された昨日の召集選手の中にはリケルメの名前も上がっている。ガラタサライ戦は負傷のため欠場し、ベティス、ロコモティフ戦は個人的な事情でアルゼンチンに帰国していたため、これまた欠場を余儀なくされた。そしてブエノス・アイレスでの家族の再会を終えて今週はじめに帰ってきた彼は、負傷も癒えて同僚との合同練習に参加していた。バンガールは練習期間が短かったリケルメを召集したことを聞かれ次のように答えている。
「彼を呼んだということは、彼がプレーできる状態であると判断したからだ。それは当然のことだろう。もし彼の練習態度に満足していなければ召集してはいない。彼と私の個人的なことに関してマドリメディアあたりが何やら騒いでいるらしいが、そんなものは気にしていない。その選手が必要だと思えば召集するし、先日のクリスタンバールみたいに調子が悪そうだったら負傷してなくても呼ぶことはない。それだけのことだ。わかったかね、私はバンガールなんだ。」

■常にチームと一緒バルセロニスタ
フットボール界でよく言われる「12番目の選手」としてのファン。観客席から12番目の選手としてチームに力を貸すのが彼らの役目。それはチームが調子の良いときにはもちろん、チームが難しい局面を迎えているときにこそ必要な力だ。だが現実的にはチームの調子次第で多くの「12番目の選手」が集まったり減ったりしている。そんな中でバルセロニスタが他のクラブファンとの違いを見せるのは、状況がどうであれ常にチームと一緒になって戦う姿勢を示していることだろう。リーグ戦が開幕してからのチャンピオンズを含めた3試合の入場者数を見てみよう。
バルサーAt.マドリ    92.820人
バルサーブルッハス    83.540人
バルサーエスパニョール  85.538人
真夏の最中におこなわれたチャンピオンズ予備選でのバルソビア戦にも6万7千人が詰めかけている。この試合を除けば常に8万以上のバルセロニスタによって埋め尽くされているカンプノウだ。今日のオサスナ戦も9万人近い人々が駆けつけると見られている。


●オーベルマルス、明日にもドクターOK
今年の5月に手術してから、もう4か月がたっている。そしてオーベルマルスにとって念願のドクターOKが、明日にも伝えられることになりそうだ。手術は何の問題もなく成功裏に終わったものの、リハビリには相当時間が必要と見られていた。9月の中旬には再登場という当初の予測は、リハビリの最中に手術した箇所の裏側の筋肉に痛みを覚えたことにより、少し遅れをみせていた。だがその回復もようやく終わりをみて、ついに来週からの合同練習に参加できる見通しとなった。またバンガールはこれまで試合に出場する機会の少なかった選手や、オーベルマルスやアンデルソンなどの負傷上がりの選手のために練習試合をおこなうことを決めている。最初の試合は来週の木曜日、地元のガバ相手の試合となる。ミニエスタディでおこなわれるこの試合は、報道陣をシャットアウトしてのものとなりそう。

●誰しもがロナルドにウンザリ
ロナルドのマーケティング効果のみを考えているマドリ首脳陣は別として、選手や監督に関して言えば誰しもがロナルド問題に嫌気がさしているようだ。昨日の記者会見で今日のアラベス戦にロナルドが出場するかどうか聞かれたデル・ボスケ。
「いい加減その質問にはウンザリだ。彼がかなりの回復をしているというので私は彼を召集した。だがそれは試合に出ることは意味しない。彼が出場しようがしまいがベルナベウにはマドリディスタで埋められることになるだろう。しかも我々の心配事はロナルドではなく、アラベス戦のみだ。もういい加減その質問はやめにしたらどうかね。」
ロナルドが最後の10分か15分に出場を果たすことになるかどうかはすべてそこまでの試合結果にかかっている。もしマドリが勝利を決めている状況を迎えているのなら出場するだろうし、その状況がない場合はベンチに座ったままになるだろう。召集が決まったロナルドは次のように答えている。
「調子?まだまだ本調子じゃない。でも10分ぐらいだったらプレーできるよ。」