10月13日

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バンガールノートの変更

バンガールノート内におけるシステムの変更は基本的にないようだ。これから変更されるもの、それは各ポジションにおける「控え選手」の変更。

シーズン開始当初からこれまでにいくつかのポジションにおける「控え選手」候補が変更されてきている。例えば、クルイベルが何かの理由で出場できないときの控え候補第一選手はダニと見られていたが、実際はジェオバンニが9番として出場してきている。同じようにチャビの控え選手と見られていたジェラールもここのところサビオラの交代要員として起用されるようになってきている。そしてオーベルマルスの復帰が現実化しつつある今、さらに控え選手の地図が塗り替えられようとしている。

オーベルマルスの復帰によってスタメンが危うくなるのはモッタという見方が多い。もしシステムの変更がないままオーベルマルスを起用するとするならモッタのポジションである右カリレロの位置以外ない。またアンデルソンも4人ディフェンスというシステムにならない限りスタメン出場は難しい。なぜならバンガールはデ・ボエルに100%の信頼をおいているからだ。

したがって次のようなスタメン・控え選手地図となる可能性がある。
ビクトル>エンケ、ボナノ
プジョー>クリスタンバール
デ・ボエル>アンデルソン
ナバーロ>レイジンゲル
メンディエタ>ロッケンバック
チャビ>リケルメ
コクー>ガブリ
オーベルマルス>モッタ
サビオラ>ジェラール
ルイス・エンリケ>リケルメ
クルイベル>ジェオバンニ

■オールマイティー・ガブリ
バンガールの復帰により、ガブリは12番目の選手としてバンガールノートに登録されている。スタメン選手としてはいまのところなれないものの、常に「異常事態発生」に備える一番手だ。 

バルサがこれまでおこなってきたプレステージや本番の試合において、ガブリが務めたポジションの数は実に7つにものぼる。まずニューキャッスル戦では右のセントラル、パルマ戦では左のカリレロ、シーズン開幕戦では4番としてマーカー、そしてブルッハス戦では右のインテリオール、オサスナ戦では左インテリオール、ノベルダ戦では右カリレロ、ビルバオ戦ではメディアプンタという具合だ。

バルサBでは左ラテラル、セラ・フェレール時代は右ラテラル、そして代表ではメディアプンタとデランテロまでこなしてきているガブリが唯一まだ経験したことのないポジション、それはキーパーのみとなっている。


サビオラ、代表外の可能性

サビオラは次のアルゼンチン代表がおこなう試合には呼ばれない可能性が大となっている。次の代表戦、それは11月20日の日本代表との親善試合だ。 

代表監督マルセロ・ビエルサが日本との親善試合に用意する代表選手、それは韓国・日本ワールドカップ代表選手と同じメンバーとなる可能性が大きい。それはいくつかの理由が根拠となっている。まずアルゼンチンフットボール協会が日本の主催者と交わした契約によれば、前回のワールドカップに参加したすべてのスター選手を用意するというもの。この中にはもちろんバティの参加も義務づけられている。しかもアルゼンチンフットボール協会はいまだにワールドカップに参加した選手に対するボーナスを支払っておらず、この大会に参加することによる報奨金で彼らに支払いを済まそうとしていることも理由に挙げられている。またマルセロ・ビエルサはこの試合からではなく、来年早々準備されているヨーロッパでのいくつかの親善試合からニューアルゼンチン代表を試そうとしているといわれる。

いずれにしても、バルサにとっては明るいニュースだ。11月17日のコルーニャ戦、そして24日のクラシコにサビオラが何の問題もなく出場することが可能となる。リケルメは今の状態が続く限り、代表に呼ばれることはまずないだろう。ロコ(キチガイ)と呼ばれるビエルサだけに、何がおきても不思議ではないが、今のところサビオラもリケルメの11月には代表に呼ばれる可能性が少なくなってきている。


ロナルドがかつてのロナルドに!

ロナルドがかつてのロナルドに戻った。といっても体重を7キロ下げたとか、体調が元に戻ったというわけではない。お調子者ブラジル人としての本領を発揮したということだけだ。

レアル・マドリの歩く広告塔ロナルドが、モスクワの街をウロウロしている。体重を元のベストな状態に戻すためには7キロの減量が必要とマドリ医師団に言われているロナルドだが、彼らが用意した練習メニューを週末はパスし、家族や友人たちを連れてモスクワの観光見学旅行に出かけてしまった。レアル・マドリ首脳陣のコメントによれば、歩く広告塔にモスクワでの宣伝を頼んだ覚えはないということで、この旅行は単なる練習のさぼりであり週末を利用しての勝手なバケーションというように受け止めているようだ。

だがロナルドは単なる観光旅行だけの目的でモスクワに行ったわけではない。彼の個人スポンサーとの「スポット」撮影もスケジュールの中に含まれている。これを知ったクラブ首脳陣はもちろん好意的には見ていない。ロナルドは負傷中といってもいい選手であり、ベスト体重に持っていかなければならない重要な練習をパスしてのこの気まぐれ旅行。

マドリ医師団はロナルドの体重オーバーを「食べ過ぎ」としてとらえている。甘いものを多く取りすぎていること、ハンバーガーを食べ過ぎていること、コーラを飲み過ぎている(1日1リットル)などがその原因としている。