10月20日

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LIGA 第6節
10月20日 20:30
NUEVO ZORRILLA
VALLADORID
vs
FC BARCELONA
 

●召集選手(スタメン候補
ビクトル、プジョー、デ・ボエル、ナバーロ、チャビ、コクー、メンディエタ、ガブリ、サビオラ、ルイス・エンリケ、クルイベル、ボナノ、レイジンゲル、リケルメ、ジェラール、ロッケンバック、ジェオバンニ、アンデルソン

●非召集選手
エンケ、クリスタンバール、オーベルマルス、ダニ


チャンス、チャンス!

2週間の休みを終えて再開したスペインリーグ。そして昨日の2試合(マドリ、コルーニャ)の結果がバルサに新たな展望を開かせている。モリーナ、バレロンを欠くコルーニャはこれまでの多くの疑問を抱えたまま再びスタートし、フィーゴ、ラウールなきマドリは「今世紀最大のチーム」とはほど遠いことを示した。ロナルドはかつてのロナルドではないし、ラウールの不在を補うことはもちろん不可能だった。
チャンス、チャンス、バルサにとって二つの意味でのチャンスがやって来た。オサスナ戦での悪いイメージを拭えるチャンスであり、ライバルチームの取りこぼしを最大限に利用するチャンスでもある。

リケルメのスタメン出場はない。ティアゴ・モッタの負傷を持ってさえも彼のスタメン出場の可能性はない。今シーズン、バルセロニスタにとって最高に魅力を感じている加入選手、リケルメのスタメン出場はまだ待たなければならない。多くのバルセロニスタが落胆するであろうこのバンガールの決断。だがバンガールがモッタの代わりに用意する選手、それはガブリだ。

昨日の記者会見でバンガールが明らかにしたこと、それはビクトルのスタメン出場に変更はないという一点だけだ。だが多くの関係者や秘密練習をのぞき見したジャーナリストの意見はガブリのスタメン出場となっている。モッタの不在をどう埋めるかと聞かれたバンガールは次のように答えている。
「5つのオプションがある。ガブリ、リケルメ、メンディエタ、ジェラール、そしてロッケンバック。誰を起用するかは発表できない。だが選手はもう知っているだろう。」

昨日の練習を見る限りでは、バンガールはメンディエタをモッタの位置においている。そしてメンディエタの位置にはガブリを配置。システムそのものに変更はないものの、それぞれのポジションを務める選手の変更がありそうだ。しかもガブリにとってモッタの代わりに入るのはこれが初めてではない。リーガ開幕戦となったカンプノウでのAt.マドリ戦ですでにモッタの代わりにスタメン出場している。この試合では90分間にわたってプレーしたガブリは、ベティス戦でもモッタの代わりに途中出場している。今のところ、そう今のところ、バンガールにとって12番目の選手はリケルメではなくガブリであることは明らかだ。

■ビクトル
2週間にわたってリーグ戦がストップしていた期間に、多くのビクトル論争があった。彼はまだバルサのキーパーとしては若すぎる、最近ミスが増えてきた、ボナノにチャンスを与えるべきだ、いやエンケにもチャンスを与えるべきだ、etc.etc。だがバンガールは再びビクトルをスタメンキーパーとして起用する。バンガールのビクトルに対する信頼は他のどのキーパーに対するそれより大きいことを示している。その信頼感に応えようとするビクトル。
「自分にとって最も大事なこと、それは試合に召集されること。そしてチームがいい試合をして勝利すること、それだけだ。バルサのキーパーを務めることは各方面からのプレッシャーがあることをカンテラ時代から知っている。今日の試合もルーペを通して見られるようなものになることも承知している。でもそれはカンテラ時代から同じこと、一生懸命やるだけだ。」

■アンデルソン
5か月のリハビリを乗り越えて、ついに試合に出場するチャンスをつかんだアンデルソン。システムに変更がないこと、バンガールはデ・ボエルに対して100%の信頼をおいていること、したがって今日のバジャドリ戦でのスタメン出場はないと言っていいだろう。だがチャンスは必ずやって来る。アンデルソン久々の登場は時間の問題だ。

■ボナノ
これまでボナノが試合に召集されたのはエンケが負傷した時のみだ。だが今回は違う。なぜならエンケは負傷していないからだ。だがバンガールはボナノを召集。そのことに関してバンガールは次のように語っている。
「いろいろな状況がかんがみてボナノの召集となった。ボナノの場合はこの2週間の練習で大きな変化を感じたから召集した。彼はこれまで他の選手と比べてスタートが遅れている感じだったが、彼本来の体調に戻ってきたようだ。」

■オーベルマルス
アンデルソンと同じようにドクター許可がおりたにも関わらず、オーベルマルスは召集されていない。マタローとのテストマッチ終了後に彼自身が語っているように、せいぜい20分か30分ぐらいしかプレーする体力がないこと。そしてそれをバンガールも認めているようだ。
「アンデルソンの場合はじゅうぶんにプレーできる調子に戻ってきているから召集した。だがオーベルマルスの場合は20分ぐらいだけならプレーできるだろうが、それでも彼本来の調子とはほど遠い感じだ。だから一番良いのはバルセロナに残って練習に励むこと、それが彼のためでありバルサのためだろう。将来、体力とリズムさえ戻ってくれば召集されるチャンスがある。」