11月3日

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 日曜日

LIGA 第8節
11月3日 20:30
SARDINERO
RACING
vs
FC BARCELONA

●召集選手(スタメン候補
ボナノ、プジョー、デ・ボエル、ナバーロ、チャビ、ガブリ、コクー、メンディエタ、リケルメ、サビオラ、クルイベル、ビクトル、レイジンゲル、ジェラール、ロッケンバック、ジェオバンニ、ダニ、オーベルマルス

●負傷中
アンデルソン、モッタ、ルイス・エンリケ、クリスタンバール、エンケ


バルサに再びチャンスが!

ライバルチームのつまずきにより生まれた絶好のチャンスをものにすることなく、悲惨な形で敗戦してしまったバジャドリ戦。だが今週、また似たようなチャンスがバルサに訪れている。昨日のコルーニャ・マドリ戦が引き分けに終わったことにより、ラーシング戦に勝利すれば一気に両チームを抜いて上位に躍り出る可能性が出てきた。ロコモティフ、アラベス、そしてブルッハスを敗り3連勝のバルサは今日の試合で4連勝を狙う。

チャンピオンズリーグでの“テスト起用”が終わり、今日リーグ戦が帰ってくる。サンタンデールでおこなわれるラーシング戦にバンガールが用意しているチームはもちろん“テスト起用”チームとは無関係なチームだ。あの試合でスタメン出場したプジョー、ナバーロ、ガブリ、リケルメの4人をのぞき、まったく違うメンバーを揃えている。つまり“Aチーム”の復帰だ。モッタ、ルイス・エンリケを欠く“Aチーム”ではあるが、それぞれのポジションにはガブリ、リケルメが埋めることになるだろう。そしてこの試合での狙いは3ポイントの獲得、勝利、勝利、勝利以外ない。

今日戻ってくる7人の侍、それはボナノ、デ・ボエル、チャビ、コクー、メンディエタ、サビオラ、そしてクルイベル。しかも助っ人としてオーベルマルスとレイジンゲルが加わることになる。そして同時に巣に戻ることを命じられた6羽の小鳥たち、セルヒオ・ガルシア、ダニ・トルトレーロ、オレゲール、ダビ・サンチェス、イニエスタ、ナノ、彼らは次のチャンピオンズリーグで当たるガラタサライ戦までバルサBでのプレーとなる。また当初、今日の試合ではボナノに控えに入るはずだったエンケは軽い負傷をしたためバルセロナに居残り次のチャンスを待つことになる。

■オーベルの召集
夏休みを含んだこれまでの6か月、そう半年ぶりにオーベルがリーグ戦の試合に召集された。最後に召集されたのは5月のサラゴサ戦。実にそれ以来の現場復帰となる。バンガールにとって最も期待されている選手の一人であるオーベルマルス。モッタの代わりとしての左カリレーロ、あるいはルイス・エンリケの代わりとして左メディアプンタのポジションを務めることになる。
「半年ぶりのリーグ戦だからね、そりゃあもう嬉しいよ。もしこの試合に出場することになれば記念の試合ともなるし、試合に出場するチャンスがなかったとしても忘れられない日となるだろうね。」
もちろん100%の体調とはなっていない。だから少しずつ少しずつ試合のリズムを取り戻したいと語る。
「今のところ20分か25分ぐらいのプレーしかできないだろう。チョットずつプレー可能時間を増やしていければいい。昨シーズンは常に痛みを抱えての試合出場だったけど、今シーズンは完璧な体調でプレーしたいからね。僕は他の選手との違いを見せられる選手だし、一人で試合を決めることもできる。体調が100%になればバルセロニスタに多くの喜びを与えられると思う。」

■リケルメスタメン
リーグ戦では初めてのスタメンを勝ち取ることになりそうなリケルメ。彼のスタメン出場を臭わすバンガールだが、どのポジションを占めるのか明らかにしていない。ブルッハス戦でのようにプンタのしたに位置するメディアプンタか、あるいはこれまでの多くの試合のようにルイス・エンリケの代わりとして左メディアプンタでプレーするのか。
リケルメの望みはもちろんプンタのすぐ下に位置するメディアプンタ。自由が与えられるポジションだ。だがこれまでチャビの代わりに入ったり、モッタの代わりに入ったりしている彼にとって、まず大事なのは試合に出場すること。ポジションは二の次の問題だ。これまで9試合に出場し、3ゴール、3アシストを与えているリケルメ。スペインリーグでの戦い方やバルサのシステムに慣れる期間であること、そしてプレーの継続性がまったく与えられていない状況を考えれば、非常に効率の高い数字を出していることになる。


●ビエルサ、すでにバルセロナ?
トルコでオルテガを、フランスでカルデッティとポチェティーノを、そしてイタリアでクレスポとサネッティをそれぞれ“下見”したアルゼンチン代表監督のビエルサ。彼がもうすでにバルセロナに入っているという情報まであらわれている。その目的はもちろんサビオラの情報分析にある。11月20日におこなわれる日本代表との親善試合の召集選手は5日に発表される。
この親善試合でのアルゼンチンフットボール協会が受け取るギャラは90万ドル。バティが遠征に加わればボーナスとしてさらに10万ドルが支給されることになる。経営難に苦しみむアルゼンチンフットボール協会としては非常に美味しい試合となっている。
リケルメの召集は100%ないようだ。ただサビオラの召集に関しては50%・50%。バルサ首脳陣、監督のバンガールとの折衝がおこなわれる可能性もあるとされているが、ビエルサはそのことを否定もしなければ肯定もしていない。依然として秘密のベールに包まれたサビオラ召集問題だ。