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11月14日
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クレヨンしんちゃんの勝ちっ! 19時15分試合開始のガラタサライ戦はカナル・プルスがテレビ中継を担当。だが平日のこの時間には滅多にフットボールの試合などない。多くのお父さんが帰宅を急いでテレビ中継を見ようとしただろうが彼らには思わぬ強敵が待っていた。それは同じ時間に始まるテレビ漫画シリーズ「クレヨンしんちゃん」を見ようとテレビの前に座っている子供たちだった。この戦い、視聴率ではもちろん「しんちゃん」の勝利となった。 モスクワでの試合と時間を合わせるために当初UEFAが発表した試合開始時間は18時45分。だがこの時間では多くのソシオはカンプノウに来ることはできない。少しでも試合時間を遅らせようとしたバルサ首脳陣が交渉に交渉を重ねて獲得した結果は30分遅れの19時15分というものだった。わずか30分を勝ち取っただけだが、これにより仕事を終えた人々は後半の始まりからカンプノウに来れるという読みだった。そしてそのかいあってか、後半が始まる頃には4万人以上の人々がカンプノウに集まっていた。 「クレヨンしんちゃん」には負けたものの、ガラタサライには勝利したバルサ。チャンピオンズ予備選に2連勝、グループ戦で全勝を意味する6連勝を飾りトータル8連勝を勝ち取ったバルサだ。このチャンピオンズリーグ6連勝という記録を持つのはミラン、PSG、スパルタク・モスクの3クラブ。そしてバルサはそれに続いての4番目のクラブとなった。また他のスペイン勢を見てみるとバルサの18ポイント獲得を最高に、バレンシアが16ポイント、コルーニャが12ポイント、そしてレアル・マドリがわずか9ポイントを獲得したのみとなっている。 クラブの威信と資金獲得をかけただけの試合となったガラタサライ戦。バンガールはブルッハス戦と同じように普段は控えとなっている選手を中心にチーム構成をした。ブルッハス戦と違うところはバルサB選手のスタメン出場がなかったことだ。イニエスタが負傷し、トルトレーロとオレゲールだけが召集されたこの試合、彼らは途中出場ながら試合に参加している。だがこの日の主役はブルッハス戦と違い、3人の控え選手となった。バルサを勝利に導くゴールを決めた主役たち、それはジェラール、ジェオバンニ、そしてダニだ。 コーナーキックからのボールをヘディングでゴール内に沈めたジェラール。彼の最後のゴールは昨年の10月23日までさかのぼらないとならない。あのオリンピック・リヨンとの試合で94分に決めた3点目だ。ジェオバンニは今シーズンに入ってすでにゴールを決めているとはいえ、あの無惨な敗戦を喫した国王杯のノベルダ戦だ。そして昨日の試合ではゴールを決めるいがいにも活躍を見せた彼に対し、バンガールにしては味のあることをした。もう試合が決まっている状況でのクルイベルとの交代だ。ジェオバンニに観客からの拍手を受けさせるための交代。そうとしか考えられない交代劇だった。 もっとも劇的なゴールはダニが決めたものだ。度重なる負傷とそれを乗り越えてからのベンチ生活が続いていたダニ。彼の最後のゴールはやはり昨年の4月までさかのぼる必要がある。しかもそれはカタルーニャカップ準決勝戦でのゴールだ。そして昨日の夜ゴールを決めたダニは、そのゴールを負傷中のアンデルソンに贈った。彼のアンダーシャツには「元気を出せ!アンデルソン!」という文字が書かれていた。 試合ごとに少しずつではあるがプレー時間が増えてきているジェラール。昨日のガラタサライ戦では4番を務め無事に使命を果たしただけではなくゴールまで決めることができた。 冬のマーケットで商品になると予想されるダニ。昨日の彼のポジションはプンタではなくてメディアプンタだった。だがそんなことは問題なくかつてのゴレアドールとしてのダニが登場した。 ブラジル時代と同じように右のメディアプンタとしてプレーすることができたジェオバンニ。これまでのバルサのゴールに欠けていたロングシュートによるゴラッソを決めることができた。久しぶりのゴールに喜びを隠しきれないジェオバンニ。 ■バンガール、ソシオに感謝 ■プジョー、トルトレーロ負傷 |
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●抽選は明日の11時30分 次のステップに進んだチャンピオンズリーグ。新たなグループ分けの抽選は15日午前11時30分からスイスのジュネーブでおこなわれる。まず各シードクラブを見てみよう。 第1シード この結果、バルサが第2シードクラブからはすべてのチームが対戦可能となっている。イタリア勢(ユベントス、ミラン、インテル)かアーセナル。もしイタリア勢のチームと当たった場合、第3シードではドイツ勢(レバクーゼン、ボルッシア)のどちらかとなる。そして第4シードでのチームはアヤックスかバシレア、あるいはニューキャッスルとなる。 またレアル・マドリの可能性を見てみよう。マドリはすでに第3シードに入ったローマと同じグループで戦っているため、第2シードではアーセナルと同グループとなる可能性はなく、イタリア勢のチームと同じグループになることがすでに決まっている。第3シードではしたがってドイツ勢チームとの対戦、第4シードではすべてのチームとの同グループが可能だ。 |
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