|
|||||||||
11月27日
|
|||||||||
|
|||||||||
|
|||||||||
|
|||||||||
|
|||||||||
|
|||||||||
今日は守っていこう! もちろん試合に勝利することを放棄したわけではないだろう。だが大事なのは「負けない」こと。勝てなくてもいいから「負けない」こと。バルサ現監督が今日の試合で意図することは明らかだ。「負けない」こと、これ以外ない。多くの関係者が予想するスターティングメンバーが何よりもそれを証明している。 バルサにとっては今日から本番のチャンピオンズリーグが始まる。ドイツでのレバクーセンとの試合だ。バラックが去りゼ・ロベルトが去り、昨年とは比べものにならないレバクーセン。そしてバルサ現監督がこの試合で用意している選手たち。それはボナノ、プジョー、レイジゲル、コクー、ナバーロの4人ディフェンスにロッケンバックとガブリによる二人ピボッテ。そして中盤にはメンディエタ、チャビ、モッタを並べ、その前に一人たつデランテロのクルイベル。 バルサ現監督が目指すもの、それは強固なチームブロック。11人の選手が一つになっての強固なチームブロック。そこにはアーティストはいらない。創造的なプレーを信条とする選手もいらない。必要なのは相手チーム選手の良いところを抹消する破壊的な駒だ。肉体的なぶつかりを信条とする「好戦的な戦士」たち。だが「好戦的な戦士」としての駒が完全に揃っているわけではない。デ・ボエルの負傷という思わぬ出来事があったし、彼の代わりに呼ばれるのが自然なトルトレーロも負傷中だ。クリスタンバールやアンデルソンについて触れる必要もないだろう。緊急措置として二部からオレゲールが呼ばれデ・ボエルの代わりを務めるコクーの控えとなる。 攻撃フットボールを信条とするバルサ現監督がどのようなコメントをしようと、このスターティングメンバーが保守的なものであり守備的なものであることは我々シロウトにもわかることだ。負けることの恐怖からこのような結果がでたのか、あるいはこのようなスタイルでじゅうぶん勝利する可能性があると見たのか、それはわからない。90分間の途切れない「集中力」と、限りない「幸運」さえバルサに訪れればもちろん勝利するチャンスはある。アーティストとしてのタレントを持った選手を放棄し、好戦的な戦いを信条とする選手たちによるメンバー構成でも勝利する可能性はじゅうぶんあるだろう。だが一つだけ確かなこと、それはかつてのアヤックス時代や第一次バンガールバルサ政権時におけるバンガールノートはすでに存在しないことだろう。バルサ現監督は元アヤックス監督でもなければ、第一次政権監督でもない。 バルサ現監督の新しいノートにはリケルメが入り込む隙間がないようだ。マドリ戦で唯一の選手と言って良いほどの「違い」を見せたリケルメ。だがそれでもバルサ現監督ノートには入りきれない。サビオラに至ってはもう何試合も前からノートから名前が消え去られている。ドイツに到着し記者から「このプランニングは臆病ではないか」と聞かれたバルサ現監督。 |
|||||||||
|
|||||||||
|
|||||||||
|