11月30日

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LIGA 第12節
12月1日 19:00
ANOETA
REAL SOCIEDAD
vs
FC BARCELONA

 

●召集選手
ボナノ、エンケ、レイジゲル、プジョー、コクー、ガブリ、ナバーロ、チャビ、モッタ、メンディエタ、サビオラ、リケルメ、ロッケンバック、クルイベル、ジェラール、ダニ、ジェオバンニ、オーベルマルス

●負傷中
アンデルソン、クリスタンバール、ルイス・エンリケ、デ・ボエル


クルービー、君のゴールが必要だ!

パトリック・クルイベルがバルサの選手としてデビューしてから4年と3か月、明日のソシエダ戦で公式試合200試合出場を果たすことになる。現在のバルサ選手の中ではこの数字を越えているのはルイス・エンリケとコクーのみだ。そしてあと2つのゴールを決めれば通算100ゴールとなる。ソシエダ戦に勝利するためにもクルービー、君のゴールが必要だ。

レバクーセン戦で10月20日以来のゴールを決めたサビオラだが、クルービーは10月26日以来ゴールから遠ざかったままでいる。10月26日、それはアラベス戦でハットトリックを決めた日。あの日以来ゴール運に恵まれない彼にとって、明日の試合は100ゴール獲得に近づく絶好のチャンスと言って良いだろう。なぜならここ何試合かのようにたった独りぼっちのデランテロとはならないからだ。明日の試合にはサビオラという、彼と同じように攻撃に向かう選手がスタメンで出場し、彼と協力してゴールを狙っていく。クルービーのゴールチャンスの可能性が大きいソシエダ戦だ。

そう、サビオラのスタメン復帰はほぼ間違いない。クラシコに続きレバクーセン戦でもスタメン落ちしたコネッホが「11人の選ばれた選手」の中に入ってくる。レバクーセン戦の試合後半に登場したサビオラの働きにバンガールは満足しているようだ。彼の持ち味であるスピードとリズムの変化で相手ディフェンスを翻弄したサビオラ。体調的に何の問題もない彼は右サイドにつき、攻撃の要としてソシエダ戦では戦うことになる。
「レバクーセン戦の試合で足を痛めたのだけれど、それはもう完全に治っている。もちろん日本へ行った時の疲れなんてぜんぜん残っていない。それどころかレバクーセンとの試合で決めたゴールが、そう、あの久しぶりのゴールが、とてつもなくモチベーションを高めてくれている。明日の試合でも一発決めたいね。」

サビオラの存在がクルービーに有利に働くこととは別として、ソシエダ相手の試合自体も彼にとってはラッキーなものとなっている。これまで6回のソシエダ戦を戦い5勝1分けと負け知らずの戦いとなっている。しかも彼は3ゴールを決めている。明日の試合で200試合を記録すると共に、一挙に2ゴールを決めトータル100ゴールを記録してしまおう。クルービー、明日は記録ずくめの試合だ。


●カンプノウ事件の裁定は12月10日に
昨日の12時にバルサが競技委員会に提出した「申し立て」書類は、当初予定されていたものより時間をかけて検討されることになった。競技委員会が当初持っていたアイデアによれば12月3日に裁定を下すというものだったが、バルサ側が提出した書類が膨大な量によるため慎重に時間をかけて検討されることになる。
この「申し立て」書類の中には、過去に各地のスタディアムで起きた「カンプノウでの出来事と同じような感じのもの、あるいはもっと重大なアクシデントを引き起こしたもの」が11の凡例として掲載されている。

ラージョ・バダホス戦(1999年6月20日)
マラガ・セビージャ戦(上と同じ日)
エルチェ・アルバセテ(1999年8月29日)
アラベス・マジョルカ(1999年12月5日)
アラベス・ラーシング(1999年12月8日)
ラージョ・バルサ(1999年12月22日)
ラージョ・At.マドリ(2000年2月16日)
オサスナ・ログローニェス(2000年3月11日)
オサスナ・レクレ(2000年6月4日)
ベティス・エスパニョール(2000年12月5日)
マドリ・バルサ(2001年3月4日)

これらの試合でおこったアクシデントは先日のクラシコでおこったものより重大なものであったにも関わらず、スタディアム閉鎖という処置はいっさいとられていない。例えばバルサが絡んでいる試合では、ラージョ戦ではバルサの選手(皮肉にもフィーゴだや!)に観客席から投げられた物があたり負傷までしたのに罰金だけですんでいたり、マドリ戦ではレイナに対する暴力行為があったにも関わらずやはり罰金処分だけとなっている。

●カタラン語の勉強です
毎週月曜日と木曜日の13時から14時までおこなわれることになったカタラン語の勉強教室。バルサというクラブに所属する多くのセクションの選手たちにカタラン語を覚えてもらおうという趣旨で始められたものだ。一昨日の教室にはバスケ選手、ハンドボール選手、ホッケー選手、そしてサビオラとルイス・エンリケというフットボール選手が参加している。
このクラスの先生を務めることになったのは語学教師のエレーナ・ブラーヤさん。
「1時間というのは短か過ぎる時間だけれど、みんな真剣にやっているようです。サビオラ選手はつい先日はじめて出席して一生懸命ノートをとっていました。わからないことがあると良く質問するいい生徒です。ルイス・エンリケは奥さんがカタラン人ということもあるし子供もいるので家庭の中で必要なようです。実は彼はもうカタラン語はかなりしゃべれるんですけれど、公式の場ではまだしゃべっていないですね。でも性格的に非常に開かれている人ですから、しゃべり始めたら進歩は非常に早いでしょう。」
サビオラはまだまだだがヒアリングは大丈夫のようだ。ルイス・エンリケに比べればまだバルサにきてから日が浅いこともあり、だいぶ遅れをとっている。
「彼(ルイス・エンリケ)はいったい何しにこのクラスに来ているんだろうね、もうしゃべれるのに・・・」