12月6日

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LIGA 第13節
12月7日 20:00
TERESA RIVERO
RAYO VALLECANO
vs
FC BARCELONA

 

●召集選手
ボナノ、エンケ、デ・ボエル、クリスタンバール、ナバーロ、レイジゲル、プジョー、コクー、ガブリ、、チャビ、メンディエタ、サビオラ、リケルメ、ロッケンバック、クルイベル、ジェラール、ダニ、ジェオバンニ、

●負傷中
アンデルソン、、ルイス・エンリケ

●カード制裁
モッタ、オーベルマルス


ファンクラブの反乱

バルサにはスペインを中心にして世界各地に1500以上のファンクラブ(Pen~a Barcelonista ペーニャ・バルセロニスタ)が存在する。ピレーネー山脈の麓にあるレイダ県には30以上のペーニャがあると言われ、その中の26のペーニャが合同で「ガスパー政権」に対しての反乱を表明した。ガスパー即時辞任、新たな会長選挙を訴えているのだ。この行動に関し、いくつかのその他のペーニャの意見を聞いてみた。
質問事項
1.バルサの現状をどう見るか
2.レイダのペーニャの行動をどう見るか

■PB L'ESPLUGA DE FRANCOLI
1.非常に難しい局面を迎えている。クラブを構成するすべての部門、つまりクラブ理事会、監督、選手すべてにとって難しい状況だ。チャンピオンズでは大活躍という人がいるかも知れないが、相対的に見ればひどい状況だ。

2.シーズンが終わってからの退陣要求が理想的だと思うが、このままでは再び何もタイトルがとれない可能性がある。だがそれでも今のこのような状況での彼らの行動は賛成しがたい。

■PB MOLLET DEL VALLES
1.カオス、カオス、カオス。そもそもバンガールを再び呼んだというのが間違いの元。我々が抱えている選手たちを疑うことは許されない。その選手たちを効率的に起用できない監督が悪いのは明らかだ。理事会に関しては語るのもバカバカしい。

2.我々ペーニャの意見より、ソシオの意見の方が大事だと思う。レイダのペーニャの意見にどれだけソシオが賛成するのかわからないけれど、いずれにしても根本的な解決が必要だろう。問題はいつ、どのようにそれをおこなうかだ。

■PB DE SALLENT
1.いま我々が抱えている悲惨な状況を早急に解決しなければならない。選手たちはよくやっていると思うが、監督がなにせバンガールだから。彼を監督として選んだガスパーもバカだがもうそんなことも言っていられない。とにかくバルセロニスタが団結しなくてはいけないと思う。

2.すべてのペーニャに共通している意見はいまのバルサに満足していないこと。だがペーニャはソシオやシンパが集まって構成されている組織。我々のペーニャ内には色々な意見がある。ペーニャとしてまとまってガスパー自任運動というのはできない。個人的にはこの時期には賛成しかねる行動だ。

■PB DE L'AMPOLLA
1.我々のペーニャの大部分の構成員はガスパーに投票した。だが最近の彼を見ているとどうも平衡感覚を失ってしまっているようだ。いずれにしてもチームの悪い成績がすべて原因。これからの成績次第で状況は変わるかも知れない。

2.すべてのバルセロニスタの意見は尊重されるべきだし、我々もレイダのペーニャの行動を尊重しようと思う。だが我々は彼らと同じような行動に出る意思はいまのことろない。もう少し様子を見ようと思う。

■PB DE L'HOSPITALET
1.我々の抱えている状況は非常に微妙なところに来てしまった。誰がこの原因を作ったのかはいまさら語る必要もない。だが問題は彼に代わる会長候補がいるかどうかということだ。

2.いつものことながら「決算」をおこなうのはシーズンが終了した段階が理想的。我々のペーニャがシーズン途中で行動を起こすことはあり得ない。だが彼らもよく考えた末にだした結論で行動しているのだろうから自由にやればいい。基本的に彼らも我々もバルセロニスタということに関してはかわりがないのだから。

■PB MARCELINO DE VALENCIA
1.カタルーニャに住んでいるペーニャはいいだろうが、バレンシアに住んでいる我々は世間の笑いものとなっている。会長が会長としての正しい行動をとらないし、監督は選手の起用方法さえわからないバンガール。どこに明るい将来がある?

2.レイダのペーニャの連中も恥ずかしい思いをしているのだろう。彼らも我々の仲間だし、彼らがおこなっている行動にイチャモンをつける気はサラサラない。まあ頑張ってやってくれ。我々も彼らの後を追おうかと思っているぐらいだ。

■PB SANTA COLOMA DE FARNERS
1.この状況に満足しているバルセロニスタなんてのは一人もいないだろう。だがそれと会長辞任を迫るというのは意味が違う。こういう状況だからこそバルセロニスタの団結を図らなければならない。

2.我々のペーニャは挑発行為はおこなわない。各人それぞれの意見があるだろうが、会長辞任要求で生まれる混乱は避けなければならない。一人一人のバルセロニスタがいまこそ一つにならなければいけないというのに。

■PB CHIKICHIKI MUSEKININ
1.“いい加減ソシオ”のガスパーを放逐し、バルサを最も古くから愛している親子二代マッサージ師のアンヘル・ムールを会長にするべし。監督は冬のマーケットで移籍させよう。アヤックスのラファエルあたりとの交換トレードがいいかも知れない。ディフェンスは点を入れられないからいらない。監督はプジョーが選手兼任すればいい。

2.どうも胡散臭い連中だ。いつものごとく裏で反ガスパー連中が動いているのは間違いない。放っておくべし。


●プジョー、大丈夫
カルラス・プジョーはまるでダルマさんだ。明日の試合に備えて再び起きあがってきた。それもスクッと力強く立ち上がってきた。ソシエダ戦では何事もなかったかのように、そして病室で一晩過ごさなければならなかったことがウソのように、昨日の練習では人一倍の走り込みと合同練習に打ち込んでいたプジョーだ。だが彼にはまだドクター許可がおりていない。ドクター・プルーナはまだ彼に完全なOKをだしていない。昨日の練習風景を注意深く観察していたドクター・プルーナは練習終了後もドクター許可をださなかった。むち打ち症状気味の首の痛みが練習を終えて1日たってから再発する恐れがあるからだ。したがって今日の状況次第で、彼に何事もなければドクター許可を出す予定となっているプジョー。そして今日は何事もなく練習に励むだろうプジョーは、明日のラージョ戦でのスタメン出場は99%の確率で間違いない。

●バロン・デ・オロ
“歩く広告塔”ロナルドが今シーズン最も活躍した選手として“バロン・デ・オロ”を獲得する可能性が一段と高くなってきている。ワールドカップとトヨタカップだけを活躍の場としたロナルドが、今シーズン最も活躍した選手となろうとしている。多くのフットボールファンが納得いかないばかりか、同僚のマドリ選手たちも冷ややかな反応を見せている。
グランドでのささやかな活躍とは別に、ロナルドが大活躍する場は夜の街の世界。トヨタカップ終了後におこなわれた祝勝会でも一人抜けだし、朝まで赤坂にくり出してドンチャン騒ぎをしていたロナルドを同僚たちは冷めた目で見ている。練習にも本気で取り組まないことや、メディアの目が彼にだけに向けられている状況にウンザリしている選手たち。昨日おこなわれたカピタン・ヒジテツ・イエロがバロン・デ・オロに関しての質問に次のように答えている。
「もちろん圧倒的な差でラウルが獲得すべきだろう。今シーズンだけでなく、これまでの何シーズンにもわたっての彼への評価として、この賞に値するのは彼が一番だ。その他の選手と言えば、そう例えば、ロベカルだとかジダーンだとかペセテロもいるだろうが、やはりなんと言ってもラウルだな。」
そう、ロナルドの名前は出てこなかった。